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つとめて
今日のは短いです。なんかスンマセン。
ある男がある建物のある一室で寝ていた。
「・・・・・・・・・」
焦げ茶色のツンツンした短髪の男の口からは、微かな、本当に微かな呼吸音が漏れていた。その192cmはあると思われる筋肉質な大柄な体は、まるで死んでいるかのように微動だにしない。
「・・・・・・・・・」
男の寝方は、背中を壁に凭れて座り、そのまま腕を組んで眠るという、通常とは大きく異なるものであった。
「・・・・・・・・・」
その男の寄りかかっている壁の平面上には、古ぼけた時計があった。その短針が5を指している状態で長針が真上を向いた時、
「・・・・・・朝か」
男はパチリと目を開いた。
男の服装はパジャマ等ではなく、上半身には白いシャツに薄い緑のコート、下半身には泥色の少し太めのズボンという、このまま一日を活動しても差し支えないような、そんなものだった。
「・・・飯喰って、仕事すっかな」
男はボーッとすること無く、直ぐに立ち上がって朝食の用意を始めた。
そんな男の首には、小刀の付いたブレスレットが吊り下げられていた。
そう言えば、天秤というものを今までの人生の中で、直に見たことが無いような気がします。まあ、だからどうと言う訳でも無いんですが。




