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青い霧  作者: 田中元一


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第1話―② 4つの捜査班とそれぞれの役割

捜査本部発足から、1年。迷走とも言える時間を経て、ついに捜査は「仕切り直し」の局面を迎えた。

斎藤本部長は、警視庁と羽田空港警察の捜査員を4つの専門班 に再編成する決断を下す。

【第1班:動機捜査班】

特別便に搭乗していた政財界の人物に対し、深い憎悪、強烈な復讐心を抱く者の洗い出し。

裏社会、マスコミ、業界紙に太いパイプを持つ鶴警部 が班長を務める。

【第2班:毒物・装置捜査班】

青酸ガスの入手経路。そして、特殊な発生装置を製作できる技術者の特定。

元科捜研のエース、河野警部 が指揮を執る。

【第3班:機体侵入捜査班】

特別機の天井裏。空気循環ダクト内部に、装置を設置できた人物と条件。

地道な聞き込みを信条とする原槙警部 が率いる。

【第4班:情報精査・公安連携班】

公安委員会と連携し、寄せられる膨大な情報の取捨選択と裏取りを担当。

班長は、元外事課の 田川警部。

そして――この4班を束ねる統括役 として立ったのが、五十嵐主任警部 だった。

定年まで、残り1年。だが、その実績と人望は圧倒的で、斎藤本部長から全幅の信頼を          寄せられている男だ。

──捜査は、ここから再び動き出す。

―――――――――――― 次回予告―――――――――

4つの班が同時に動き出したとき、ある班だけが気づいた「違和感」。

それは、これまで誰も正面から見ようとしなかった                                 “ある人物” に向けられていた──。

――――――――――――――――――――――――――――――


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