ガーベラ
短く、そしてよくわからないです。
中間のお話がなかったので書きましたり。
早く双子のジャンヌ・ダルクが出てこないかなー。
しばらく城内を走っていると、アテナに声をかけられた。こういう重大な時にも話しかけたりするんだな。
「ランスロット、アポロンと何処へ行くのだ。」
「妹、ヘスティアから呼び出しがあってな。知らないのか?」
二人の会話はまるで兄妹とは思わせないぶりの堅苦しい会話だった。ランスロットは騎士道を貫いてるだろうし。アテナは遠慮を感じる。ゼウスのこともみんなと違って“ゼウス”って呼び捨てしてたし。
「知らない。…が、私も行った方がいいか。天照大御神が来ているんだろう。あとアポロン、アポロンらしく衣類をこなしているじゃないか。」
そりゃどうも…とだけ言って新しい服に動揺を覚えながらだけど。
「お前はだめだ。敵が性に合わんだろうからな。俺も実際合わんからな。後あれだろう、ヘスティアが女と合流して、現場にいるらし…」
「ルナ?!ルナが?!今すぐ行こうよ、ランスロット!!」
ルナという話題が出たり、ずっと会っていないと不思議な感じがしてならない。昔から俺らは二人一緒だったからだ。…ずっとそばに居たからだ。
『お兄様』、そう呼んでくれたルナ。礼儀正しくて、俺なんかには勿体ないくらいの妹。
「あぁ分かっている。すぐ行く。妹、緊急時の対策を用意していろ。頼んだぞ。…特異点だからな、逃がすか」
「御意。」
そう言うとランスロットは玄関まで案内してくれた、そして自分は森の中を先に探しに行くという。…とゆうより、特異点って?
「女がいたら合図を送る。そこに来てくれ。」
そういわれ了承すると、す、とすぐその場から消えてしまった。光の速さのような、1秒足らずで駆けて行った。
俺は心配が溜まってきて、あとそれに不安も込み上げてきた。あいつは力を手にしていない。いつ敵に狙われても可笑しくない。
先ほどランスロットが口にぼそっと出していた、“特異点”って…なんだろうか。そんな事をもんもんと頭の中で考えながら俺は走る。…でも、俺はこちらの世界に来てから走ることが億劫になった。
なんか重いし、重力…みたいな。あと、絶対歩いた方が楽だって思った。いや、それは人間で言うと当たり前だけど、あっちの世界なら普通に何も考えずに走れたんだ。こっちの世界は、
「なんか、体が凄く変な感じだな…」
でも、決して自分は走るのを諦めない。…妹が危ないかもしれないからな。なにより、妹が敵に捕らわるくらいなら俺が捕らわる。そんなことを考えていると、後ろから物音がした。
「ぅお、やっときたね、アポロン君!」
狼のような子。女の子で…服がものすごいいかにもジャングルに住んでます!って感じのすごい服…。てか、アポロンってやっぱりこの服装的にわかんのかな。
「えーと、ヘ、ヘ、…うーん、へ、…」
俺が迷っていると、ひょこっと迷ってる俺の顔の前に顔を出した。一応女の子だし、少しどきっと、抵抗があった。
「ヘスティアだよっ」
そうだそれだ。さっき話で出てきたから覚えてるかなぁと思ったんだけど…。俺ももうじじいかな。…いや、そんな事言ったらヘルとゼウスに殺される。
「ねぇ、君飛べるのになんで飛ばないのー?勿体なぁー。早く手のひら切っちゃえばいいのにー。」
俺が…飛べる…?は?!今何世紀?!、てかなんでそんなことヘスティアが知ってるんだ?…てゆうか、手を切るって…じ、じっちゃんがやってたやつ…?
「アポロン君のお爺さんは飛んでたのにー!早く行かなくて大丈夫なの?」
そ、そうだ。早く行かなくちゃ。ルナが待ってる。捕まってたら…。そんなことを考えていると、周り一面に花弁のようなものと煙が充満した。
「アポロン君、早く行かないと。…ランスロット君、合図だしたよ。」
“合図”…そう聞くと、俺の体は宙に浮いていた。自然と。急がなきゃって思ったら浮かび上がった。
…待っててくれ、ルナ。頼りない兄だけど。
俺自身、進んでるからな。
本物の力を手に入れるために。
躊躇いなく、手のひらを傷つけた俺の周りには、白のガーベラが舞っていた。
…花びらはクルクルと踊る。“希望”という文字を乗せて。
はい!
日本軍がきまーす!
次回お楽しみに!長いですよ(⊙⊙)




