教えて。私に。
この話は短いです!(^ω^;);););)
次回からルイ君復活します!
才能…。そんなの、無いと思ってた。ないって言われましたし。でも、ヘルさんが教えてくれた。勇気。それが私には、なにより無かったんだ。
「ありがとうございます、ヘラさん。大切なことに気づきました。」
「そう、なら良かった。裏庭の森に行ってみて。きっと真実がわかるわ。」
そこは、ヘラさんが花びらとして散って言った森だ。綺麗な森で、エーデルワイスの花が沢山咲いている。森に行きなさいと言われたけれど、それでも私は弱い、不老不死じゃない。きっと。神様じゃないから。でもきっとこれは、挑戦。
『あなた、 わたし、と、一緒』
?、どこからか聞こえてきた声は、私の小さい時の声そのものだった。必ず近くにいるのに。見えない。
ふと、空を見上げると太陽。この世界の時間はおかしい。狂ってるんだ。私の時計は午後11時。おかしい。やっぱり元の私たちの世界とやっぱり関係してるんだ!
『 隣に いるのに、気付いてくれない、あなた、』
奇妙な現象に感じるけれど。その声は耳から離れることは無かった。
暫く歩いていると、人影のようなものを感じた。先ほどの声の主だろうかさ迷っていると、声をかけられた。
「うぉー!そこで何してるの君~」
そ、それはこっちのセリフですっ!…と、言いたいところだけど、この子は初めて会う子供だし…。優しく…優しく…。
「あなたは誰?何故ここにいるのですか?」
「私はヘスティア!かまどの神だよ~。今はデメテルちゃんを保護してる~」
この子も不老不死なのかな、無駄にスタイル良くて…っ。デメテルちゃん…?って誰…。
「君、ルーナの加護が付いてる?付いてるね~!だから同じ匂いがしたんだね~!」
お、同じ匂いって?!そして、このこの服装は本当にラフでここに住んでいると改めて感じさせてくれる。
「あ、あの、この森って少し暗くないですか?」
「だいぶ暗いよ~。だけど夜は全然来ないしね~。来たら本当に奇跡っていうか…」
そういった途端、紅い月が顔を出して、私たちを見ているかのようにこちらを向いた。真っ暗な世界に混乱している私は、この神様と森で待機することになった。
「こんなこと、なかったのに~。でもちょっとワクワクかも~。んー、…ゼウスっちに教えなきゃだよね。この現象…」
ぜ、ゼウスっち?!ど、どんな間柄何ですか?!この人、強いかもしれない…!!
「ちょっとあっちの様子みてくるからデメテルちゃんの家の上に登ってて~」
そう言われると、指を指された、家の方に向かう。そこは着くと、薄い黄緑のような屋根が貼られた、展望台のある家だった。
展望台、と聞くと、元の世界を思い出してしまう。あの日見た光景。忘れられない残骸。お兄様…。…会いたいです。
そんな願いも叶わないことを知っていながら、私は家の外の階段から展望台に登る。よく月が見える。紅くて、神秘的で。…手が届きそうなくらい大きなお月様。
『ルナを漢字にすると月って書くなー!、あとルナ、ルーナって言う神様も入るんだぞ!』
カジータ先生の声が蘇る。お兄様には怒ってたけれど、私は勉強熱心だったから良くしてもらってた。
カブが好きで、よくカブのTシャツを着ていた。あと、よく『頑張ったーにぷ!』ってスタンプ押してくれたなぁ。
月。それは私。太陽。それはお兄様。
その紋章になんの意味があったかわからない。けれど。とても重要なことだって。そう思う。
「月の女神、ルーナよ、」
月を見ていたら、目の前に髪の長い赤い毛の人が浮いていた。…って、浮いてる?!
「だ、誰ですか!あと私はルナです!」
「そうだった、お前は能力が劣っていたなぁ。ここに来たにも関わらず、ルーナの加護は全く薄れているし、アルテミスは復活しない…お前は要らない。この世界に。…能力無しで何が出来る?兄が憎たらしくないか。」
いきなり来て、何言って…私がそんな手にかかると…。
「お前はこっちのが向いてると思わないか…。ルーナの加護を封印して、この刀とともに、不老不死にならないか?」
不老不死…。それなら、兄様を越えられるの?能力が手に入るの…?私は、どうしたらいいの…?
『後悔、することに、なる、から』
途切れ途切れに聞こえる、声。私にはただの雑音に思った。
『おかえり、貴方は才能があるでしょう?』
お願い、…私に優しくしないで。あなたの才能が、能力が、力が欲しいの!取り戻したいの!あの頃を…!
「儂等と協力すれば、元の世界に戻れるし、アポロンも連れてこれるぞ。安心した世界で過ごせる。そして、元の姿に戻そうじゃないか。」
兄様がいて…あの頃に戻れて…また、カジータ先生…楽しい生活を過ごせるの?神父さんは…生き返るの?…そんなの、決まってるじゃない…。
『私には勇気が足りない、教えて…』
兄様…
勇気…アテナさん分けてあげて…




