エーデルワイス
自分で書いてて悲しくなりました…。
ヘルさんは…っ!
続編!更新遅れてすみませんでした!
気づくと、私はさっきとは違う空間に来ていた。…というより…アテナさんが小さい…?タイムスリップ…って言うことなのですか…?でも、今のところ私の姿は見つかってないみたい。
「アテナ!成ってないじゃないの!」
突然聞こえたのは、金髪で、髪が長い女の人だった。若干、ヘルさんに似てるような…なんて。まさか。
「アテナ!聞いてるの?返事して」
「…っ、お母様…」
アテナさんと、茶髪の小さい美形の男の子…と、体格は良いけどとても凛々しい顔つきの男の銀髪の子、そして、少し髪の長い、銀髪男の子。後ろには…ゼ、ゼウス…様?
「だからダメだと言ったでしょう?アテナ!アレスとヘパイストスとディオニソスは男の子だけど、あなたは女の子なのよ?」
今にも泣きそうなアテナさんは、『ママなんて知らないっ!』と言って、何処かへ行ってしまった。きっと、何か問題があったのだろうか。とぎれとぎれに聞こえる会話、そして、あの茶髪の子、どこかで見覚えが…
「母様、アレスではなくランスロットとお呼びください。その、アテナには言葉遣いをしっかりと覚えさせますので」
ランスロット…って、私が苦手な人…。あと、無駄にこの時代だと礼儀正しいんですね…。
「…私はあの子に正義を貫いて欲しいだけなのに…。」
少し顔色が悪そうなヘルさん、家の中にゼウスさんと入っていった。大丈夫…ですかね。
「それより、そこにいるのは誰なの?」
感づくのが早い、銀髪でガタイのいいこ。この子は見たことがない。あの世界にはいなかったのか。ましてや、ほかの所…?
「ヘパイストス、どうしたのですか?」
きっと、残ってるこの子はディオニソス。前髪で目が見えてなさそうだから、耳で聞いただけだと思うんだけれど…。でもものすごく、威圧感を感じる。
「何者か、この屋敷の近くにいると思う。アテナを…狙ってか?それとも…」
え!アテナさん狙ってないですし知りませんよ!…と、言いたいところだけれど、今はギリギリ隠れられてるってところですか…。なかなか…ハードです。
「…。ルーナ?」
?!あっ、びっくりした。ルーナか。ルナって聞こえてびっくりしました…。私はしばらく隠れていたけれど、やはり神々の女神であるヘルさんには勝てなくて。
「…誰?、この子。アテナの友達?」
物陰に隠れているはものの、上からヘパイストスさんに覗かれた。やっぱり神には勝てない…か。ヘパイストスさんは察知能力が高い…。
「そうです!アテナさん追いかけてくるので待っ、待っててください!」
すたこらと撤退する私。綺麗な金髪のヘルさんを再度…思い出してみたり、アテナさんの家系を考えてみたり。何故、ヘルさんは…あんなにアテナさんに厳しいんだろう。
…なんか、森に入ってしまったけれど…。…あと、体調が凄く悪そうだった…。ここは何処?誰もいないみたいだけど…。有耶無耶に走ってはダメだったかな…。
「…ねぇ、うさぎさん。」
遠いところから、アテナさんと思われる女の子の声が聞こえた。こっそりと隠れても仕方ないので、暫く遠くに離れている、後ろの方で様子を見ていた。
「ママ…お母様は、私のこと嫌いなのかな。」
嫌い…?そうとは思わないけど。でも、何故あんなに怒っているのか、分からなかった。…っ?!
私はいきなり頭痛が走り、脳内に映像のようなものが浮かび上がった。そこにいるのは、先ほどのヘパイストスさん、ディオニソスさん、ゼウスさん、あと、…体調の悪そうなヘルさん…。
呼吸も、立っているのも、やっと…みたい。脳内の映像だから、どうすることも出来ない…今戻っても、私は何も出来ない。今は、もう…。
「アテナちゃん!」
私は走っていって、咄嗟に声をかけた。『貴方、誰?』と言われたけれど。でも。それでも。
「アテナちゃん!家に戻ろう!」
うさぎ、動物達は逃げてしまったけれど。今は。こっちが優先…!
「誰?ねぇ。どこにいくの。家ってどういう吹き回し…」
「私はルナ!…あなたの家に戻るのよ!早く付いてきて!」
手を引いて、走る。けれどアテナさんは、その場に立ち止まってしまった。
『お母様の顔なんて見たくないもの!絶対、怒られるから行きたくない!』そう言うアテナさんの目からは涙が出ていた。…それでも、私はヘルさんの顔を思い出し、手を引く。
「あなたのお母様、体調悪いの!付いてきて」
泣きそうなアテナさんを引きながら、私は家に戻った。…きっと。怒ってた理由があの子にも分かるはず。扉を開け、中に入る。…アテナさんの友達っていう設定で。それはそれで辛い。
「あ、アテっ…ハァ…ッ」
「母様!…っ、ごめんなさい…」
苦しそうにベッドに横たわるヘルさんを見て、アテナさんは涙を堪えられなかったのか、ママ、ママ、と呼んでいた。
「アテナ…。今まで厳しくしてたのは…この病気があるから。…もうすぐ、完全に、消えてしまうの。私は…。」
「やだよ!いやだよ!どんなお母様でも、受け入れるから!頑張るから!ねぇ、だから…」
手を差し伸べたヘルさんは、もう体力はほぼ残っていなく、息も荒かった。
私は何もしてあげられない。何も出来ない。…いきなりこの世界に飛んで、訳が分からなくって。…でも、唯一出来たこともある…。アテナさんを導くこと…。
「アテナ、ごめんね。…ちゃんとした、“アテナ”になって欲しかっただけなの…。守護神として、娘として…。」
そう言えば、ヘルさんの綺麗な金髪を受け継いだのはアテナさんだけ…。
悔しそうで、涙も流れているけれど、大丈夫、私ならできる。そう言いかけているような眼差しになった。
…不老不死。それは残酷なもので、最悪なもの。生き延びれる、その代わり、辛いことも沢山ある。そして、不老不死は不老不死が殺さなければ後世、生きることは出来ない。切られ、不老不死は血が出れば思っていることが花言葉で花びらとしてでてくる。
そして、不老不死は、不老不死にしか殺せない。苦しくても、病気でも、自分の手か、誰かの手でトドメを刺さなければいけない。
「アテナ、もう泣かないと決めて。大事な時にだけしか…。そして、おめでとう…ちゃんと、“アテナ”になれたね。これで…。あなたは才能があるんだから。」
手を差し伸べ、そして、輝く武器をアテナさんに差し出す。その武器を持つと、アテナさんの顔つきが変わった。
『ありがとう』
そう告げるような瞳は、誰よりも強かった。
そして、零れた花びら。その花言葉。まるで、アテナさんに勇気づけるような言葉だった。
“エーデルワイスの花言葉”
『大切な思い出、勇気』
ヘルさんは花びらとなり、そこから私の記憶はない。
気がつくと、元いた世界に戻っていた。隣で微笑むヘルさんは、儚げな表情で私を見つめていた。
『おかえり、貴方は才能があるでしょう?』
その言葉が、とても懐かしく感じた。
どうでしたか、?
次は運命の分かれ道です




