忌々しい巫女と、頼る弱さ
非常に遅れてしまったので2話まとめての投稿となります!閲覧してもらってありがとうございます(´;ω;`)本当にありがとうございます!
シリアスに入りました、優しく見守ってください。
兄に言われ、ここまで来たがなんとも変哲のない街になっていた。ついでに言うと、アフロディーテも、謎の巫女もいない。
「逃げられたか…」
私はそんなことを考えていると、アフロディーテはどうなったか…。あいつ戦えないし…。悩みに悩んでいると、後ろからふと人の気配を感じた。
「逃げるわけないでしょう。」
「…、なんだ!」
何だこいつ。重そうな服で…軽々しく私の攻撃を避けた…?っ、まさか…こいつ。
「貴様、イジーニアの、…巫女…」
「久しぶりですわね、アテナ。」
この巫女は卑弥呼という名前だ。私たちがお守りを買いに行った時、たまたま見かけたのだ。私が現れる場所に必ずいるような…そんなやつだった。
「アテナのことも好きでしたのに、あなたがあんなバカと釣り合うから…。あと、ランスロット様は何故来なかったのです?」
あんなバカ…。ツクヨミのことか。
「今は私はアイツに関わりはない。アフロディーテは何処にやった。…兄は、いない。」
我が槍を卑弥呼の喉に突き立て、相手の心理を探り出せば、なにか吐くのではないのか…?
「あら、怖いわよ。…あの子がいるとこちらの軍が落ち着かないのよね。回復役がいるとなると、そちらが有利でしょう?」
…回復役なんて言わないでくれをアフロディーテは、仲間なんだ。友なんだ、私の初めての、女の子の友達なんだ!!
「だからといって、アフロディーテはお前らには手を貸さない!」
怒りの満ち満ちた顔で、相手を見るも、私は卑弥呼に翻弄される。
「あの人みたいに裏切ったら、どうなりますか。わからないでしょう。」
淡々と喋る巫女は、何処が面白げな表情を浮かべ、私の顔色が変わっていくのを楽しんでみているかのようにも感じてしまった。
「…っ!、五月蝿い!黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ…黙れ!!」
もう二度と、あいつの話は聞きたくないんだ。…敵でも、味方からでも、言われたら嫌だ。もう聞きたくないんだ…!
「あら、怖い怖い、可愛い顔がもったいなくてよ。」
余裕そうな巫女に、私はさらに突き立てる。
「ふざけるな!!」
「ふざけてなど…!」
そう言うと、卑弥呼は私の首元を切る。何処から刃物を出したかも知らず。
「…っ!」
私の体から、たくさんのクロユリが溢れ出す。…まるで、過去のことを心に残しているような黒さの。
「あなたはいつまで経っても…その花しか体から出すことは出来ないのね…。さみしい子。」
心など、私には必要なんてなかった。
勇気でさえも掻き消えるような思いは、今でも、ずっと…そう、永遠に残ったままだろう。
「私なりの、合図なんだ。」
槍を受け止めた卑弥呼に、私は抵抗などできなかった。…私では力が足りない、何故、何故いつも…
「あなたはまだ私には勝てないのよ、強がってばっかりじゃ、大切な〝人〟は、…一人たりとも救えないのよ?…また、あなたの答えが出たら、闘いましょ。楽しい戦いにしてね?…東の湖にて。」
アフロディーテを連れ去った巫女は、消えてしまった。そう、その言葉を残して。…私に、何を言いたいんだ?アイツは。…
「どうしてなんだ、…何も思わないのに、何も、考えていないのに、…涙が溢れてくる…」
可笑しいな、私は。
アフロディーテは、こんな私を友達…いや、親友と言ってくれたんだ。
『アテナ、呼び捨てに出来るのなんて、アテナくらいだよ~』
『私達…親友!この指輪大切に持っててね、私もここにつける!』
…何故だろうな、あんなに小さくて、か弱いものでも守れない私は…
アテナと、呼ばれてはいけないのかもしれない。
なぁ、助けてくれないか…。
「アポロン…、」
このとき今、私がほかの花を流していたのを気づいたのは…もうちょっとあとの話。
ラインスタンプが出るかも?
って告知したかっただけです。




