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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第五章 戦いの場所は夜空ノムコウ!
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ジュナ待望の惚れ薬! (9) 【何かに開眼? 男子達の花!】

 「ところでさっきから見ていたが、なかなか面白そうなことをしているじゃないか」

 ルラァ―は言うと、切れ長の瞳をタカハルへと向けました。

 「いや、別に遊んでるわけじゃ」

 「いうなタカハル。わかっている」

 (何をわかっているんだろう……)

 (さぁ……)

 唐突な展開に、ジュナと未来可は顔を見合わせるばかり。

 「タカハル。僕にもさっきのアレをやってみせてくれ」

 「は?」

 「今しがた、ジュナにもやっただろう。顎に手を添えて上向かせるヤツ」

 「あれはただ、ジュナの目にゴミが……」

 「いいからやるんだ。僕はあれを体験してみたい」

 ルラァ―の突拍子もない提案に、タカハルはさすがに困り顔。

 ジュナはポカンと見つめていましたが、未来可はなにやら察した様子。

 「やらねぇよ。俺は……うわっ!?」

 「あっ。ごめーんタカハルくん!」

 ルラァ―の提案に渋るタカハルの背後へコソコソと回った未来可が、唐突に体当たりしました。

 「う、わ、わ!」

 「むぎゅっ」

 バランスを崩したタカハルは、ルラァ―の方へ絡みつくように倒れ込みます。

 しかしルラァ―は何とかタカハルを支えることが出来ました。一回り小さい身体つきにもかかわらず、両の足がしっかりと大地を踏んで留まります。

 そのせいでタカハルの胸に顔を埋める形となったルラァ―は、タカハルの挙動が落ち着く頃、密着しながらも見上げるように、そろそろとタカハルの顔を覗き込みました。

 「……おい。僕はこんなことを頼んでないぞ」

 「わ、悪い。おい未来可……」

 「ストップ!! そのままで!!」

 パッとルラァ―から離れようとしたタカハルでしたが、突然大声を上げた未来可の号令に思わず静止。

 そんなタカハルとルラァ―の傍へすかさず近づいた未来可は、パッとタカハルの手を取ると、ルラァ―の顎に手を添わせ、クイっと微かに持ち上げさせました。

 「これ……! これよこれ!!」

 「おい……」

 「未来可。お前なぁ……」

 すっかりおもちゃにされた男子二人が密かな抗議の意を送るなか。

 未来可は興奮気味に目を開きながら、コクコクと何度も首を縦に振りました。

 (男子同士によるあごクイっ! キターーーーーーーーーーー!!!!!!)

 (未来可ーーーーーー!!!!! なんかよくわかんないけどナイスだよーー!!!!!)

 (ジュナ様……)

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


ジュナ:「今日は待ちに待ったクリスマス・イヴ!」

アンブレラ:「早いものですねぇ。もう一年が終わりますか」

ジュナ:「寝る準備よーし! プレゼント入れる靴下準備よーし! いい子でいたからサンタさんが来る準備よーし! ではおやすみっ! アンブレラっ!」

アンブレラ:「おやすみなさいませ。ジュナ様」

☆…★…☆…★…☆

ジュナ:「グー。グー。グー」

ジュリア:「ふふっ。もう寝たかしら?」

優作:「そのようだね。メリー・クリスマス。ジュナ」

ジュナ:「えへへぇ~。サンタさんがタカハルでプレゼントが目玉焼きむにゃむにゃ……」

ジュリア:「この子はいったいどんな夢を見ているのかしら?」

優作:「さぁ、ね。しかし楽しそうでいいじゃないか」

ジュリア:「……ねぇユウサク。私もプレゼントが欲しくなっちゃったわ」

優作:「ん? そうだなぁ。ワインでも開けるかい?」

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― 新着の感想 ―
[一言] 女子組、そっちの趣味もあったんですか。
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