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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第四章 消えたあの子を取り戻せ!
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ジュナこわこわ~! 鏡から指!

 指が、出てきました。

 イタクの雷光が世界を白く染め、小さな鏡の中へ写り込んだジュナ。

 未来可の姿を模した姿を面が捉えた時、二トリスの鏡はカッと輝きました。

 そして、異変は起きます。

 真っ白な空間へ浮かび続けるジュナを写している筈の鏡から、人の指が飛び出してきました。

 (!!)

 アンブレラは驚き、はずみで鏡を放してしまいました。

 ふわふわと浮かぶそれは緩く回転しながら、しかし一周する毎に鏡の中の肉体を外へと吐き出していきます。

 (あれ……! 鏡も大きくなってない!?)

 手の甲、手首、前腕、肘。

 泉の底から水面を破って出現するかのように、右手とおぼしき部位が次々と現れていく最中。

 鏡も、吐き出す身体に合わせてじわじわと大きくなっているようです。

 セーラー服を着た少女が、肩、髪の毛、そして頭部と現れてくる様子を、ジュナは目を白黒させながら見つめていました。

 (い、イタクさん。ちょっと、怖いかも……)

 (今だけです。出てくるまでの我慢ですよ)

 (あええ……!)

 そんなことを話しながら待っていると、しばらくして二トリスの鏡は完全に、写した姿を鏡の外へと出しました。

 髪が垂れ、首は項垂れ、四肢に力なく宙へ浮かぶ様子は、まるでスイッチを切られた人形のよう。

 (こ、こわ~~~~~~~~~~!)

 (じゅ、ジュナ様ぁぁぁ!)

 ジュナとアンブレラはお互い離れた場所にいながら、恐怖。

 (落ち着きなさい、ジュナ。アンブレラも。これで未来可の精神が宿る『容れ物』が出来たのですから、あと少しです」

 「んがぁ~~~! あ、あと少し。頑張る……」

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


衣桜:(うっわ。エグっ。なんだあれ)

クトア:(あれでエグいとか。やっぱり人間は精神が脆弱よね)

衣桜:(ハァ? じゃあすごいもんってどんなだよ)

クトア:(ん~。たとえば……)

衣桜:(あー、いいや。やっぱパス。ぜってーロクなことない)

クトア:(じゃあ聞かないでよ! ばかっ!)

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[一言] 怖いけど頑張れ。
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