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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第四章 消えたあの子を取り戻せ!
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ジュナふわふわ。暗闇の中!

 (暗い……)

 闇の中で、ジュナは呟きました。

 白い世界から、一瞬にして投げ出された暗闇の世界。

 自分の手も見えず、目の前にいるはずの衣桜さえわからず。

 V-ライガーのライトさえも、ジュナには全く見えません。

 ジュナが吸血鬼の力を使って瞳を赤くし、目を凝らしても、何一つ確認できませんでした。

 (アンブレラ……!)

 (います。いますよジュナ様)

 幸い、触れる感覚は活きているらしく、マントに変化したアンブレラや、腰を落ち着けるライガーの座部、そして衣桜がいることはわかっていました。

 (音が聞こえないっ! 自分の声もっ!)

 (それは、この世界が静止している為です)

 念話を頼りにおしゃべりするジュナへ、憑依しているイタクが口を差し込みました。

 (世界を書き換える一瞬ですから、空気も、光も、そして重力でさえ、今は意味を成さないのです)

 (だからふわふわしてるんだ、さっきから)

 突入してからしばらく経った今、ジュナには既に天と地がどちらにあるかがわからなくなっていました。

 (見えないからふわふわしてるんだと思ってた)

 方向感覚も無くなり、音も聞こえず、そして視覚も役に立たない。

 しかしジュナの心は特に慌てることもなく、イタクの憑依のおかげで、いつも通りに落ち着いていました。

 (ねぇイタクさん。ここでいいのかな?)

 (そうですね。目的地には到着しましたし、そろそろ行いましょう)

 ジュナは頷くと、ぽんぽんと衣桜のお腹を叩いて彼女へ合図を送りました。

 すると衣桜も右手でジュナの手のひらを叩き、了解の意を返してきます。

 (未来可奪還作戦、第二ステージ、開始っ!)

 (頑張りましょう。ジュナ様)

 ジュナはふんすと鼻息を荒げると、ごそごそとポケットを探りました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


ジュナ:(衣桜、しゃべらないね)

イタク:(ああ、彼女は念話が使えないようですね)

ジュナ:(あっ、そうだった! この世界で話せないのキツいよ~~~~)

イタク:(大丈夫です。今もクトアと仲良く話してますから)

ジュナ:(そっか。じゃあ大丈夫だね)

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― 新着の感想 ―
[一言] ジュナ、この状態で冷静なのは凄いです。
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