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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第四章 消えたあの子を取り戻せ!
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ジュナは未来可へ会いに行きます! (1)

 「さっさと始めちまおうぜ。未来可奪還をよ」

 草原に相棒のバイクを停め、仁王立ちして腕を組む衣桜が、二ヤリと口角を持ち上げながら言いました。

 黒いセーラー服。大きな襟元に白い三本線。

 その中央に流れる赤いスカーフが、草原を駆け抜けた風によって軽やかになびきます。

 今までに見たことのない、好戦的な煌めきを灯した両の瞳に、ジュナは内心ゾクっとしました。

 「奪還……?」

 「ジュナ」

 「は、はいっ」

 そんな衣桜の落とした言葉に戸惑うジュナは、不意にサクから声をかけられました。

 「フィリカのブレスレットによって、未来可に関する記憶は取り戻しましたね?」

 「う、うん。思い出したよ。未来可が変身してわたしと詩惟花ちゃんを襲ってきたことも、ドッジボールの最中に来てくれたことも……」

 「そうですか。なによりです。未来可の一番近くにいたあなたがいれば、おそらくは問題ないでしょう」

 「問題ない? どういうこと?」

 「未来可に、会いにいきましょう。ジュナ」

 サクはそういうと、一息の間をいれてから、改めてジュナを見やりました。

 「この世界、そしてジュナ、あなたのいる世界は、邪神と仲を深めることにより崩壊の道から脱却しました」

 サクがルラァ―達をちらりと眺めました。

 イタクは表情を変えずに視線を受け止めましたが、クトアは少々身じろぎ、ルラァ―はバツが悪そうに、ムッと唇を歪めました。

 「その結果を呼び込んだのは、ジュナ。あなたと、未来可のおかげです」

 「わたし?」

 「そうです。衣桜とわたしはルラァ―達と戦うことによって解決を目指しましたが、結局のところ、それは叶いませんでした。しかしジュナ。あなたと未来可の努力が積み重なった結果、外なるものと和解する道へ進むことができたのです」

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


クトア:「なかなかいないわよ。邪神と仲良くできる存在なんて」

ジュナ:「そうなの?」

イタク:「そうです。私たち混沌に身を置く者は、常に恐怖や争いといった事象と隣り合わせに生きていますから」

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[一言] ジュナの存在が世界を救いますか。
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