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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第四章 消えたあの子を取り戻せ!
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ジュナに蘇る記憶……!

 「じゃあフィリカは、サクさんの妹なの?」

 「はい! ほかにもお兄ちゃんがいますー!」

 早速仲良くなったジュナとフィリカは、わいわいとおしゃべりに花を咲かせていました。

 「なかなか会えないんですが、今日は久しぶりに。ね! お姉ちゃん!」

 「はい。これもジュナのおかげといったところでしょうか」

 「え、えへへ……。何もしてないのに。ねぇアンブレラ」

 「はい。……と言いたいところですが、実は何かしてしまっているのかもしれません」

 アンブレラが言うと、サクはこくりとおもむろに頷きました。

 「そろそろ、あなた方に記憶を戻しましょう」

 「えっ? それって……」

 「まぁ、すぐにわかります。フィリカ」

 「はい!」

 サクの声に、フィリカが元気よく返事をしながら頷きました。

 「ジュナ。突然ですがあなたにプレゼントがあります!」

 「えっ! ホントに?」

 「ホントですー。さ、腕をこう……。手の甲を顔の前で掲げるようにしてください」

 「こ、こう?」

 「そうですそうです! じゃ、いきますよー!」

 言うとフィリカは、ジュナへ指示した動きと同じポーズを取りました。

 「管理者フィリカより木由良戸 ジュナへ! ブレスレット、授与!」

 「うわぁっ!?」

 雷光、一閃。

 フィリカの宣言に伴い、手首のブレスレットが光り輝いたかと思うと、ジュナの左手首には既に金の輪っかが煌めいていました。

 「な、な、……あっ!?」

 瞬間、再びブレスレット発光。

 ジュナの身体を包み込むかと思うほどの光が収まると、ジュナはぼんやりと立ち尽くしていました。

 「ジュナ?」

 「サク……さん?」

 ジュナは目をぱちくりさせたまま、サク、衣桜、そしてアンブレラを一瞥。

 サクは頷き、衣桜は指を二本立てての気障な挨拶。そして、アンブレラはというと、ジュナと同じく瞳を瞬かせてジュナと見つめ合いました。

 「思い出しましたか? こないだのこと」

 「うん。全部、思い出した……。あれ。変だな。なんで忘れてたんだろう。未来可のこと……」

 「ジュナ様……」

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