ジュナに蘇る記憶……!
「じゃあフィリカは、サクさんの妹なの?」
「はい! ほかにもお兄ちゃんがいますー!」
早速仲良くなったジュナとフィリカは、わいわいとおしゃべりに花を咲かせていました。
「なかなか会えないんですが、今日は久しぶりに。ね! お姉ちゃん!」
「はい。これもジュナのおかげといったところでしょうか」
「え、えへへ……。何もしてないのに。ねぇアンブレラ」
「はい。……と言いたいところですが、実は何かしてしまっているのかもしれません」
アンブレラが言うと、サクはこくりとおもむろに頷きました。
「そろそろ、あなた方に記憶を戻しましょう」
「えっ? それって……」
「まぁ、すぐにわかります。フィリカ」
「はい!」
サクの声に、フィリカが元気よく返事をしながら頷きました。
「ジュナ。突然ですがあなたにプレゼントがあります!」
「えっ! ホントに?」
「ホントですー。さ、腕をこう……。手の甲を顔の前で掲げるようにしてください」
「こ、こう?」
「そうですそうです! じゃ、いきますよー!」
言うとフィリカは、ジュナへ指示した動きと同じポーズを取りました。
「管理者フィリカより木由良戸 ジュナへ! ブレスレット、授与!」
「うわぁっ!?」
雷光、一閃。
フィリカの宣言に伴い、手首のブレスレットが光り輝いたかと思うと、ジュナの左手首には既に金の輪っかが煌めいていました。
「な、な、……あっ!?」
瞬間、再びブレスレット発光。
ジュナの身体を包み込むかと思うほどの光が収まると、ジュナはぼんやりと立ち尽くしていました。
「ジュナ?」
「サク……さん?」
ジュナは目をぱちくりさせたまま、サク、衣桜、そしてアンブレラを一瞥。
サクは頷き、衣桜は指を二本立てての気障な挨拶。そして、アンブレラはというと、ジュナと同じく瞳を瞬かせてジュナと見つめ合いました。
「思い出しましたか? こないだのこと」
「うん。全部、思い出した……。あれ。変だな。なんで忘れてたんだろう。未来可のこと……」
「ジュナ様……」




