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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第三章 くるくるクトゥルー大邂逅!
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ジュナにはちょっと難しいお話!

 「それは、どういうことですか?」

 「言葉通りの意味だよアンブレラ。わたし、本当はこの世界にいない存在なの」

 聞き逃せない言葉を耳にしたアンブレラが、未来可の顔を覗き込みながら尋ねます。

 未来可はアンブレラをチラと見、そして離れたところにいるジュナ達を眺めました。

 「さっきクトアが言ってたでしょ? ループのおかげで生まれた存在だって。実はそうなんだ」

 時が止まった空間の中に、未来可の声が落ちていきます。

 アンブレラは黙って耳をすませていました。

 「本当なら、ジュナちゃんは詩惟花だけと仲良くなるはずだったんだ。でも、何回も何回も時がループする過程で、わたしが生まれてしまった……」

 「しかし、詩惟花様は未来可様をお姉ちゃんと慕っているではありませんか」

 「ううん。それは、わたしが『詩惟花の姉である』よう、世界が認識しているだけなんだよ」

 「なるほど……。それはまた壮大なお話ですね……」

 アンブレラは静かに驚きつつ、未来可と一緒にジュナの方を見ました。

 「時空間の流れ的に言えば、詩惟花の方がお姉ちゃんで、わたしは妹」

 「確かに、そう言えるでしょう」

 「サクさん」

 アンブレラと未来可が振り向く先、いつの間にかサクが近くに立っていました。

 「時を繰り返し辿ったせいで、行き場をなくした可能性が事変を起こしたのです」

 「その結果が、未来可様と?」

 「そうです。その詩惟花という少女と近しい立場であること、見たところ魔法が使える身であることを考えると、あなたは詩惟花の分身ともいえる存在でしょう」

 「そっか。だからわたし、黒魔術が使えるんだ……」

 サクの言葉に、未来可はひとり頷きました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


アンブレラ:「ん? しかし未来可様。詩惟花様の登校初日、空から見ていたのは未来可様ではありませんか?」

未来可:「んー。わたしもよくわかってないんだけど、どうもここ数回は世界に定着しかかってたみたい」

アンブレラ:「どういうことですか?」

サク:「つまり、今回より数回、もしくは数十回前ほどから、ループの輪環に囚われ始めたのでしょう。一番初めは彼女ではなかったかもしれませんが、時を重ねるうちに詩惟花の役割になった、と」

アンブレラ:「なるほど。まぁ、私にはループの蓄積してきた経過がわかりませんので、何とも言えませんが」

未来可:「わたしも居たりいなかったりの不安定な存在だからねー。言ってみればレアキャラ?」

アンブレラ:「そう言われると一気に身近な感じがいたしますねぇ」

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― 新着の感想 ―
[一言] バランスが微妙で難しい感じがします。
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