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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第三章 くるくるクトゥルー大邂逅!
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ジュナお見送り! 交わす言葉!

 「さて。では行きましょう」

 話のまとまった頃、サクが率先して出発を宣言しました。

 他の世界を壊してしまったルラァ―、そしてクトアとイタク。

 衣桜とサクが同行し、その行方を見守るとのことです。

 「あんまり話が出来なくて残念だな、ジュナ」

 「ううん。衣桜さん元気でね。また落ち着いたら遊びに来てね」

 ド、ド、ド、とエンジンが震えるVライガーに乗る衣桜へ、ジュナが声をかけました。

 「ジュナ様。さすがに空間を越えての訪問は無理ではありませんか?」

 「あ。そっか」

 「大丈夫だよ。オレにはサクもいるし、なんたってコイツもいるからな!」

 「バイクさん?」

 衣桜が得意げに笑い、トン、とVライガーのボディを叩きました。

 「サクに力を貰ったのは俺だけじゃないんだ。な? ライガー?」

 『Yes, my buddy』

 「えぇっ!? しゃべったぁ!?」

 「しゃべるよコイツ。無口だけど」

 「ぬぬぬ。またもや私のお株を奪うライバル登場ですか……!」

 パタパタと舞うアンブレラが悔しそうにつぶやいた頃、サクと話していたルラァ―がジュナの元へ歩いてきました。

 「ジュナ」

 「ルラァ―?」

 「悪かった。キミにも、キミたちの世界にも、とても迷惑をかけてしまった」

 「う、ううん。そんな」

 「いや、わかっていたんだ。わかっていたんだけど……。すまない」

 向き合ってみると、ジュナとルラァ―はそれほど背丈も変わらず、同い年のようにも見えました。

 「壊した世界を戻して、また来る。その時は、よろしくお願いしたい」

 「うん! 待ってるね! クトアさんも、イタクさんも!」

 「ありがと~~~~! ジュナ、やっぱりかわいい~~~!」

 「ありがとうございます。ジュナ」

 クトアに抱き着かれて困惑した笑顔を見せるジュナ。

 そんな和気あいあいとした様子を遠くで見つめている未来可は、なぜか寂しそうなかおをしていました。

 「未来可様?」

 「アンブレラ」

 気づいたアンブレラが、未来可の肩にとまります。

 未来可はアンブレラを一瞥した後、再びジュナ達を見つめました。

 「いかがなさいましたか。なにか心残りでもあるのですか」

 「ううん……」

 未来可はそう一言だけいいましたが、やはり気持ちが溢れるのか、静かに口を開きました。

 「消えちゃうのが、寂しいなって思っちゃって」

 「消える? 誰がですか?」

 「わたし。だってわたし、もともとこの時空にいた人間じゃないもん」

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


ジュナ:「ねぇ、ルラァ―って何才なの?」

ルラァ―:「ボクかい? そうだな、君たちの尺度で言うと……三千二万六千歳か」

ジュナ:「えっ!? えっ!? えっ!?」

イタク:「落ち着いてくださいジュナ。人間の寿命に換算すれば、まだ七歳から十歳といったところです」

ジュナ:「はへぇ~!」

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