ジュナお見送り! 交わす言葉!
「さて。では行きましょう」
話のまとまった頃、サクが率先して出発を宣言しました。
他の世界を壊してしまったルラァ―、そしてクトアとイタク。
衣桜とサクが同行し、その行方を見守るとのことです。
「あんまり話が出来なくて残念だな、ジュナ」
「ううん。衣桜さん元気でね。また落ち着いたら遊びに来てね」
ド、ド、ド、とエンジンが震えるVライガーに乗る衣桜へ、ジュナが声をかけました。
「ジュナ様。さすがに空間を越えての訪問は無理ではありませんか?」
「あ。そっか」
「大丈夫だよ。オレにはサクもいるし、なんたってコイツもいるからな!」
「バイクさん?」
衣桜が得意げに笑い、トン、とVライガーのボディを叩きました。
「サクに力を貰ったのは俺だけじゃないんだ。な? ライガー?」
『Yes, my buddy』
「えぇっ!? しゃべったぁ!?」
「しゃべるよコイツ。無口だけど」
「ぬぬぬ。またもや私のお株を奪うライバル登場ですか……!」
パタパタと舞うアンブレラが悔しそうにつぶやいた頃、サクと話していたルラァ―がジュナの元へ歩いてきました。
「ジュナ」
「ルラァ―?」
「悪かった。キミにも、キミたちの世界にも、とても迷惑をかけてしまった」
「う、ううん。そんな」
「いや、わかっていたんだ。わかっていたんだけど……。すまない」
向き合ってみると、ジュナとルラァ―はそれほど背丈も変わらず、同い年のようにも見えました。
「壊した世界を戻して、また来る。その時は、よろしくお願いしたい」
「うん! 待ってるね! クトアさんも、イタクさんも!」
「ありがと~~~~! ジュナ、やっぱりかわいい~~~!」
「ありがとうございます。ジュナ」
クトアに抱き着かれて困惑した笑顔を見せるジュナ。
そんな和気あいあいとした様子を遠くで見つめている未来可は、なぜか寂しそうなかおをしていました。
「未来可様?」
「アンブレラ」
気づいたアンブレラが、未来可の肩にとまります。
未来可はアンブレラを一瞥した後、再びジュナ達を見つめました。
「いかがなさいましたか。なにか心残りでもあるのですか」
「ううん……」
未来可はそう一言だけいいましたが、やはり気持ちが溢れるのか、静かに口を開きました。
「消えちゃうのが、寂しいなって思っちゃって」
「消える? 誰がですか?」
「わたし。だってわたし、もともとこの時空にいた人間じゃないもん」
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
ジュナ:「ねぇ、ルラァ―って何才なの?」
ルラァ―:「ボクかい? そうだな、君たちの尺度で言うと……三千二万六千歳か」
ジュナ:「えっ!? えっ!? えっ!?」
イタク:「落ち着いてくださいジュナ。人間の寿命に換算すれば、まだ七歳から十歳といったところです」
ジュナ:「はへぇ~!」




