ジュナヒアリング! 神について!
「やりたいこと……」
ポツンとルラァ―が落とした一言は、どこか寂しいものでした。
「そう。神様になって、何がしたいのかなって」
ジュナが半球の結界ギリギリに立ち、内側からルラァ―に話しかけます。
クトアとイタクは静かにルラァ―を見守り、衣桜も腕を組みながらバイクに腰を預けつつ眺めていました。
「……神っていうのは、とてつもない力を持った存在なんだ」
そして、長考。
しばらくの時間が過ぎ去った頃、ルラァ―はポツポツと話し始めました。
「時間、空間、平行世界……。時空間を越えて、自在に干渉できる超越した存在……。それが神なんだ」
ルラァ―は空を見上げて、自身の父親を見上げます。
父親は何も言わず、かといって動きもせず。まるでルラァ―の言葉を待っているようです。
「神の力は、崇拝する心。信仰心。父様は、それこそ数えきれない信者の熱狂的な想いを受け止めている。それは父様に力があって、人々を畏怖たらしめるだけの神威があるからだ」
どんよりとした、暗い雨雲を見つめる少年のようなルラァ―は、そこまで言うとジュナの方へ向きました。
「ボクは……。ボクも、そうなりたいと思ってる。多くの人から想いを受け止められる、それだけの存在に」
「そのために、世界を壊すの?」
ジュナの金髪が揺れ、唇からは新たな問い。
「そう。世界を繋げる為に……。破壊と再生は表裏の仲だから」
「おいおい。そんな理屈で壊されちゃ、たまったもんじゃねーぜ!」
衣桜はそういうと、バイクから腰を上げて立ちました。
「お前の理屈で勝手に壊すんじゃねーよ! 迷惑だぜこっちは!」
「衣桜」
憤る衣桜を、サクがなだめました。
視線を衣桜からジュナに移し、話の続きを促します。
「ルラァ―。衣桜さんの言う通りだよ。見習い修行だとしても、世界を壊さなくてもいい方法はないの?」
「それは……」
ジュナの問いかけに、今度はルラァ―が視線をさまよわせました。
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
ジュナ:「明日は11月11日! ポッ〇ーの日!」
衣桜:「おっ。良く知ってんな。ちなみに22日は『いい夫婦の日』だぜ」
ジュナ:「『いい夫婦の日』か~。おかあさんなにかプレゼントするのかな~」
衣桜:「へぇ。もしかしてジュナの両親、ラブラブ?」
ジュナ:「まぁね! あ! ルラァ―のおかあさんって……?」
ルラァ―:「悪いけど人だよ。扉じゃないから」
ジュナ:「そ、そっかー。そうだよねー! アハハ!」
ルラァ―:「まったく。ボクの母様をなんだと思ってるんだ」




