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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第三章 くるくるクトゥルー大邂逅!
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ジュナ質問! ルラァ―の夢!

 「トラペゾ……」

 「へドロン……!」

 サクがかざした小箱を見つめながら、クトアとイタクがより一層険しい雰囲気をまといました。

 「そうです。この箱の中にある宝石が、あなた方を虚無の彼方へと引きずり込みます」

 堂々と言い放つ言葉に、ルラァ―だけでなく、扉も沈黙しました。

 「しかし私はこれを使いたくありません。どうですか。話し合いをしませんか」

 『話し合えば……。変わるとでも……』

 「それはわかりません。ですが、試す価値は十分あります」

 サクの言葉は確かに届いたようでしたが、言葉が返ってきません。

 クトア達はサクを睨み、衣桜はクトアを静かに見つめ、未来可は眉を潜めて立つばかり。

 そんな中――――。

 「ね、ルラァ―!」

 平行線を辿る雰囲気の中で、ジュナがルラァ―に話しかけました。

 「なんだ、吸血鬼」

 「もー! 名前覚えたでしょ! わたしはジュ・ナ!」

 「な、なんだジュナ」

 「ねぇ。質問があるんだけど、いい?」

 ジュナは少し離れたルラァ―に声をかけると、そのまま続けて言いました。

 「ルラァ―って、どんな神様になりたいの?」

 その質問を聞いたクトアとイタクが、目を丸くしてジュナを見ました。

 「どんなって……。決まってるだろ。父様みたいになりたいんだよ!」

 「でも、ルラァ―のおとうさん、ルラァ―と全然違うよ?」

 「姿のことを言ってるんじゃない!」

 ルラァ―は大声で叫びながら、ジュナに向かって顔を突き出しました。

 「父様みたいに、ヒトから崇められるくらい大きな神様になりたいんだ!」

 「それって、どういう神様? ルラァ―は神様になって、どんなことがしたいの?」

 「え?」

 「あ、いや、神様になって、なにかやりたいこととかあるのかなーって」

 ジュナの言葉に、ルラァ―は思いがけず口を閉じてしまいました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


未来可:「ジュナちゃんは立派な吸血鬼になって、なにがしたいの?」

ジュナ:「わたしはね~。おかあさんみたいに大好きな人のハートを射止めて、一緒になりたいの!」

未来可:「へぇ~。吸血鬼ってそういう存在?」

アンブレラ:「それが正しい吸血鬼かは置いておきますが、しかしジュナ様の理想像は好ましいものだと思います」

ジュナ:「だから吸血鬼になりたいんだ~。立派で偉大で、お洒落でオトナな吸血鬼!」

未来可:「なるほどね~。たしかにジュリアさん、キレイだもんな~」

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[一言] 鋭い質問です。
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