ジュナ質問! ルラァ―の夢!
「トラペゾ……」
「へドロン……!」
サクがかざした小箱を見つめながら、クトアとイタクがより一層険しい雰囲気をまといました。
「そうです。この箱の中にある宝石が、あなた方を虚無の彼方へと引きずり込みます」
堂々と言い放つ言葉に、ルラァ―だけでなく、扉も沈黙しました。
「しかし私はこれを使いたくありません。どうですか。話し合いをしませんか」
『話し合えば……。変わるとでも……』
「それはわかりません。ですが、試す価値は十分あります」
サクの言葉は確かに届いたようでしたが、言葉が返ってきません。
クトア達はサクを睨み、衣桜はクトアを静かに見つめ、未来可は眉を潜めて立つばかり。
そんな中――――。
「ね、ルラァ―!」
平行線を辿る雰囲気の中で、ジュナがルラァ―に話しかけました。
「なんだ、吸血鬼」
「もー! 名前覚えたでしょ! わたしはジュ・ナ!」
「な、なんだジュナ」
「ねぇ。質問があるんだけど、いい?」
ジュナは少し離れたルラァ―に声をかけると、そのまま続けて言いました。
「ルラァ―って、どんな神様になりたいの?」
その質問を聞いたクトアとイタクが、目を丸くしてジュナを見ました。
「どんなって……。決まってるだろ。父様みたいになりたいんだよ!」
「でも、ルラァ―のおとうさん、ルラァ―と全然違うよ?」
「姿のことを言ってるんじゃない!」
ルラァ―は大声で叫びながら、ジュナに向かって顔を突き出しました。
「父様みたいに、ヒトから崇められるくらい大きな神様になりたいんだ!」
「それって、どういう神様? ルラァ―は神様になって、どんなことがしたいの?」
「え?」
「あ、いや、神様になって、なにかやりたいこととかあるのかなーって」
ジュナの言葉に、ルラァ―は思いがけず口を閉じてしまいました。
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
未来可:「ジュナちゃんは立派な吸血鬼になって、なにがしたいの?」
ジュナ:「わたしはね~。おかあさんみたいに大好きな人のハートを射止めて、一緒になりたいの!」
未来可:「へぇ~。吸血鬼ってそういう存在?」
アンブレラ:「それが正しい吸血鬼かは置いておきますが、しかしジュナ様の理想像は好ましいものだと思います」
ジュナ:「だから吸血鬼になりたいんだ~。立派で偉大で、お洒落でオトナな吸血鬼!」
未来可:「なるほどね~。たしかにジュリアさん、キレイだもんな~」




