ジュナもパチクリ衣桜登場!
「退きなさい、外の神よ。この世界をこれ以上荒らすことは許しません」
長身の女性はそう告げると、一足、カツンと地面を鳴らしました。
「管理者……!」
ルラァ―が目を見張り、クトア、イタクも緊張の色を浮かべます。
その視線の先に満ちる光の円の中から、サク・ジェナイズが姿を現しました。
「あれぇ? 本当にサクさんなの?」
「初めまして吸血鬼。異空間の中から、あなた達の活躍は見ていましたよ」
穏やかな瞳を浮かべる、短髪の管理者。
その右腕には、ルラァ―が変装した時と同じような杖が握られていました。
「ちょっと! 拘束をどうやって解いたのよ!」
クトアがたまらず叫びました。
「かなりガッチリ硬く結んだのよ!」
「その原因が知りたいなら、あなた達がループの環を外れたからというほかありません」
揺らめく妖炎が身体を包み始めたクトアを一瞥して、サクが応えました。
「円環の中に閉じ続ければ、外からの接触は不可能でした。しかし今は状況が違います」
「それ、どういう――――」
冷静なサクにクトアが口を開こうとした瞬間。
ヴォン! という猛々しい唸り声が響き、そしてサクの顔の脇から大きな車輪が飛び出してきました。
「えっ!」
「なんですか!?」
「バイク!?」
クトアとイタクは当然、ジュナとアンブレラ、そして未来可も驚きました。
いななく馬が後ろ脚で立つように、豪快なウィリーを見せながら、青いバイクが颯爽と光の中から飛び出しました。
ドン! と地面に着地し、勢い余って数回跳ねながら、イタクの張った結界の中ギリギリで止まります。
ド、ド、ド、ド、と震えるエンジン音。カウンターを当てて止めた車体に跨るのは、未来可とはまた違うセーラー服に身を包んだ少女でした。
「おいおい、なんかスゲーことになってんなぁ」
バイクに跨ったまま、少女が呟きます。
「あ、あなたは……?」
「ん!」
ジュナの思わずと言った問いかけに、目元を大きく覆い隠すゴーグルを上げた少女は、にっと笑いながら言いました。
「オレは衣桜! 大鷲 衣桜! よろしくな!」
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
ジュナ:「おっきなバイク~!」
衣桜:「コイツか? こいつはV-ライガーってんだ。オレの相棒!」
ジュナ:「へええ~! 青くておっきくて、カッコいい~!」




