表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼は小学生!  作者: zig
第三章 くるくるクトゥルー大邂逅!
50/147

ジュナも困惑、炎と雷!

 「ちょっ……」

 「クトア」

 「だぁってー! もううんざりなんだもん!」

 ツリ目がちな瞳に赤色を宿している少女が大きな声で叫びました。

 その様子にギョッとしたのは、ジュナだけではありません。

 未来可、アンブレラ。そしてなんとルラァ―も唖然として目を丸くしていました。

 「ながい、なが~~~~いループが終わったらまた戦い!? やってられないわ!」

 そう言い放ったクトアは、縦長のおへそを見せる腰に両手をあてて、隣に浮いているルラァ―に向かって顔を突き出しました。

 「戦いが好きなら、勝手にやってればいいじゃない! わたしを巻き込まないでよね!」

 「ク、クトアおねえちゃん。ちゃんと打ち合わせ通りに……!」

 「だから、いーやーだーってば!」

 ベー! と、ルラァ―に向かって舌を出したクトアは、ふいっとジュナ達の方へ振り返りました。

 「あなた、吸血鬼!」

 「わ、わたし!?」

 そして、つぅ、と空中を滑るように地面に降り立ったクトアは、上からジュナの顔をまじまじと眺めると、ふいにパッと笑いました。

 「うん! わたし、あなた好きだな!」

 「えぇっ!?」

 「クトアおねえちゃん!」

 「うっさいルラァ―! さんざんループに付き合ってあげたんだから! もう勝手にしなさい!」

 ルラァ―の先ほどとは全く違う態度に、ジュナ達はきょとん。

 「ど、どういうことでしょうか。ジュナ様……」

 「さ、さぁ……。とりあえず、家族、なのかなぁ……?」

 「あはは~……。わたしもちょっと、理解が追い付かないかも~……」

 さすがの未来可も、お手上げの様子。

 「い、イタクおねえちゃん! クトアおねえちゃんがあんなこと言う!」

 「クトア。戻りなさい。ルラァ―が困ってます」

 「うるさいなぁー」

 雷光を身に纏い、すんと澄ましたままの少女が緋色の少女を注意しますが、聞く耳持たず。

 クトアはこれっきりとばかりに切り上げると、改めてジュナに向き合いました。

 そして。

 「吸血鬼、ジュナね? わたし、クトア! よろしく!」

 「あ、えっと、じゅ、ジュナです。よろしく……」

 パッ! と出された右手に、ジュナもそろそろと手を伸ばしました。

 「まちなさい」

 「わっ!!」

 「クトア。炎を静めなさい。彼女が火傷します」

 流されるように握手――――をしようとしたところで、二人の間に電光。

 ほとばしる閃きは一瞬で。

 ジュナが握ろうとしたクトアの腕は、イタクによって手首を持たれ、掲げられていました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


ジュナ:「は、はや~い!」

イタク:「疾風迅雷の速さ。わたしの特技です」

クトア:「ちょっと! なに目立ってるのよ! わたしの炎を見なさいジュナ!」

イタク:「だから、炎を静めなさいと言っているでしょう」

クトア:「なによ! やる気!?」

アンブレラ:「いやはや。これはもう、なんと言ってよいのやら……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] クトアちゃん、やんちゃですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ