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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第三章 くるくるクトゥルー大邂逅!
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ジュナと黒幕! (2) 【謎の少年! もしくは少女?】

 「ルラァ―?」

 「そう。ルラァ―。お見知りおきを。吸血鬼」

 年端もいかないような少年が、闇の中から現れました。

 銀髪。目の色は琥珀。細い身体は白く、所々を黒い何かが覆っています。

 ルラァ―と名乗った少年は、大仰に右手を身体の前に添え、深々とお辞儀をすると、ニタリと口角を上げながらジュナ達の方を見やりました。

 「吸血鬼は当然として、そこのコウモリも、未来可も初めてかな?」

 動きを止めてしまったタカハルを守るように、ジュナと未来可が前を塞ぎます。

 アンブレラはジュナの真上で羽根を羽ばたかせ、ルラァ―に対して警戒しました。

 「やっと姿を見せたね」

 「まぁね。本当はこのまま出てこないつもりだったけど、それも抑え切れなくて……」

 未来可の落ち着いた声に、少年――――もしくは少女――――はクックと笑いました。

 「惜しいなぁ。三百六十五万回まで繰り返せば、安全に世界を崩壊させられたのに」

 「えっ!?」

 突拍子もない話に、ジュナが目を丸くしました。

 「崩壊ってなに!?」

 「そのままの意味だよ、吸血鬼。僕はね、この世界の領域を壊して、今度こそ安全に繋げようと思ってたんだ」

 (意味わかる? アンブレラ)

 (全くです。ジュナ様)

 「まぁ、当然だよね。いきなりそんなこと言われても、困るだろう」

 「!」

 「念話を……!」

 声には出さず会話していたジュナとアンブレラでしたが、ルラァ―はなんということもなく二人の念話を聞き取りました。

 「前に二つほど世界を壊してしまってね。今回は地道に少しずつ、手順を踏んで壊そうとしたわけさ」

 「なんで! 壊さなくてもいいじゃない!」

 「それは、んん。どういえばいいのかな。まぁ、些細なことだよ。うん」

 言うとルラァ―は、その身体をふわりと、宙へ浮かべました。

 「さて。このルートを進んでいるのは君が初めてだよ、ジュナ。いっぱい遊ぼう……!」

 そして、左右に。

 赤い炎と、青白い稲妻。それぞれが虚空より顕現すると、次第に大きくなりました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


アンブレラ:「わたしをコウモリと! アンブレラと呼んでほしいです!」

ルラァ―:「ああ、ごめんね。ボクは名前を覚えるのが苦手なんだ」

ジュナ:「でも、未来可は覚えてるじゃない」

ルラァー:「そりゃ、面白いからさ。なんたって彼女は……。おっと。これはまだ秘密」

ジュナ:「ぬぬぬ~!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 凄いキャラが出ました。
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