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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第二章 ドッジと時間と管理者さん!
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ジュナの頭は処理にクルクル!

 「る、ループって!?」

 「言葉通り。時間が巻き戻されて、また同じ時を過ごすんだよ」

 まんまるな目を更に大きく広げて驚くジュナに、未来可は言葉を付け足しました。

 「じゃ、じゃあ、また未来可に襲われるってこと!?」

 「そうだね。それもあるかもしれない」

 サクさんの方へ目を向けながら、いつもより緊張感を漲らせて返す未来可。

 ジュナ達のいる白線の向こう側、静かに立つサクさんは、未来可の視線に身じろぐことなく立ち続けます。

 その様子は、自分たちと違う存在であることを、ジュナの心に囁くようでした。

 「あるかもしれないって……」

 「ループした先が、確実に今、あなた達の歩んできた過程と同じとは限らないということですよ」

 サクさんはそう言うと、ふぅ、と息をはきました。

 「同じように思えても、少しずつ、どこか変わっていく…。ちょうど重なり合った二つの円が、少しずつずれていくように」

 「う、う~ん? わかる? 詩惟花ちゃん」

 「な、なんとか……。イメージが合っていれば、だけど……」

 肩にとまるアンブレラと共にジュナが詩惟花さんを見ますが、詩惟花さんも困っている様子。

 「でも、時を戻すって……。あ、もしかしてわたしが寝てたのもそのせい!?」

 「まあ、多少なりとも影響は出るものです」

 「うあ~! どのくらいループしてたの!? 気になる~!」

 「そうですね……。ざっと三百五十八万回といったところでしょうか」

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


ジュナ:「にゃにゃにゃにゃにゃ!? なんかすごい数字でた!」

詩惟花:「三百五十八万回……。気が遠くなりそう……」

アンブレラ:「それをざっとで出せる彼女も大概な人物です」

ジュナ:「うう。よぉ~し! 頑張って苦手な算数克服しよ! それでバシッと答えてみせる!」

詩惟花:「なにを?」

ジュナ:「う? う~ん。何かなぁ、アンブレラ」

アンブレラ:「計算問題の答え、ですかねぇ……」

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― 新着の感想 ―
[一言] 三百五十八万回って。
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