表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼は小学生!  作者: zig
第二章 ドッジと時間と管理者さん!
36/147

ジュナもびっくり! 裂ける空間!

 「いやはや、どうなるかと思いました」

 パタパタと羽ばたいてきたアンブレラが、ジュナの肩に止まるなり、そう言いました。

 「木陰に隠れてジュナ様を見守っておりましたら、まるで中世の魔女裁判にでもかけられるようではありませんか!」

 そう言いながらアンブレラが視線をさまよわせます。

 後じさりをした状態で固まっている少女。指をさして、ものすごい剣幕になっている男子。

 固まっているとはいえ、止まった時の中でも異様な雰囲気は留まるところを知りません。

 「時が止まってくれてよかった……」

 「ちょいちょい。時が止まっても、動き出したら変わらないよ~」

 「あっ! そっか!」

 片手に箒を握る未来可がなんということもなく告げると、ジュナは両手をパンと合わせて頷きました。

 「ど、ど、ど、どうしよぉ~!?」

 「まぁまぁ。時が止まったなら、すぐに来るはずだから」

 「来るって、誰が……?」

 「あれ。シィも初めてだっけ?」

 話が全く見えず、詩惟花さんとジュナは顔を見合わせて、瞳をパチパチと瞬かせました。

 「っていうか、時を止めてくれたのは未来可じゃないの?」

 「わたし? まっさか~! わたしも魔法を使う少女だけど、さすがに時は止められないかな~」

 「で、でも、吸血鬼にだって時間の停止は無理だし……。詩惟花ちゃんが止めたっていうのも、ないんでしょ?」

 「う、うん……。おかあさんならもしかしたら出来るかもしれないけど、まず普通の魔法使いには無理だよ」

 「むむむ」

 「落ち着くための時間は、これくらいでよろしいでしょうか?」

 「えっ!」

 知らない声がしました。

 未来可さん、詩惟花さんに続き、ジュナとアンブレラが声のする方へパッと振り向くと。

 「世界の秩序を乱す恐れを検知したため、やむなく時間を停止させて頂きました」

 「あ、なぁぁ!?」

 阿久 麻子さんが気絶し、倒れ込んでいるそのすぐ後方。

 空間に、真円を描く亀裂が生じ、その隙間から眩いばかりの光が滲み出す中で。

 中央から裂けた円の向こう側から、白い装束に身を包んだ、長身の女性が現れました。

 「魔女。そして吸血鬼。こちらに交戦の意志はありません。構えることのないようお願いします」

 「あ、あなたは……?」

 「わたしは、この世界の管理を務めております。サク・ジェナイズと申します」

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


サク:「まさか私が出てくることになるなんて……。はぁ、嘆かわしい……」

ジュナ:「ねねね! さっきの登場の仕方ってどうやるの!? 教えて~!」

サク:「登場の仕方ですか? それはお教えできません」

ジュナ:「ぶー! ケチすけ~!」

サク:「ケチすけ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] また、凄い人が出てきましたね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ