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吸血鬼は小学生!  作者: zig
第一章 出会う少女は魔法使い!
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ジュナを守る男の背中!

 (ど、どうなってるんだコレ!? わけわかんねーぞ!)


 頭の中に響く声へ導かれるまま走り抜いたタカハルは、男の前に立ちはだかりながら頬に汗を流しました。


 「タカハル!? どうして!?」

 「わかんねーけど! ジュナがピンチだって!」

 「誰が!?」

 「わかんねーよ!」


 ジュナを庇うように腕を広げたまま、タカハルは前を向いた状態で叫びました。


 「タ カ ハ ル ……」


 一方で男は、その場に足を縫い留めたように一歩も動かず、立ち尽くしていました。


 「ナゼ ニンゲン ガ 、 ココ 二 イル ……」 


 辺りには屍人たちの呻く声。

 前には正体不明の凶器を持った長身の男。


 「くそ! あれだけうるさかった声が、聞こえなくなりやがった!」

 「声?」

 「あー! なんでもない! つーか誰だよアイツ!」

 「わ、わかんないよぉ!」

 「サ レ」

 「!」

 「ココ カラ 、 タチサレ ニンゲン」

 「できるわけねぇだろ! ジュナを見捨てろってのか!」

 「タチサラナイ カ 。キル ゾ」

 「!」


 男はいつの間にか、数ほど持っていた凶器を一本に絞り、そして輝く切っ先をタカハルの方へと向けました。


 「ワタシ ノ ヤイバ ハ スルドイゾ ? スベテ マップタツ ダ」

 「それがどうした!」

 「!」

 「舐めんな! 怖かねぇやそんなの!」

 「タカハル……」


 黒い学生服を大の字に広げながら、タカハルは男に向かって吼えました。


 「た、タカハル! 逃げて! あいつの武器、本当に危ないよ!」

 「うるせぇ! それでも退かねぇ!」

 「え……」

 「たとえ切られようと、一歩も動かねぇぞ!」


 叫ぶタカハルの後ろで、ジュナだけが、その少年の脚が微かに震えていることを、知っていました。

~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~


???:「間に合ったわ。さて……。手助けできるのもここまでだし、見守らなくちゃね」

???:「ごめんねぇ、こんなことになっちゃって……」

???:「あら。いいのよ。私もタカハルくんの地を見る機会が持てたんだし」

???:「やっぱり、変わらないなぁ」

???:「うふふ。……あ。次回、吸血鬼は小学生。えっと……。タイトル、なんだったかしら」

???:「そーいうとこ! ぜんぜんかわんない!」

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[一言] 男だっ! 少年っ! 頑張れっ!
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