ジュナには嬉しい? タカハルのネコミミ!
「すみません。クトアがご迷惑を」
「大丈夫っす。はい、ポテチ」
ジュナとルラァ―が見つめる中、ツンツンとした黒髪にネコミミを生やすタカハルは、イタクとも話しながらお菓子をテーブルに置いていきます。
「……。わたしの目が、おかしいんじゃないよね?」
「ああ。もしジュナの目がおかしいなら、ボクもおかしいことになる。だがボクの目はおかしくない。よってジュナの目はおかしくない」
「えっと、つまり正常なんだね」
「そういうことだ。ジュナ」
ジュナはパチクリと大きく瞬きしながら見つめ、ルラァ―はなぜか遠い目。
そんな視線に気づかないタカハルは、少女たち四人の取り巻くなかで平然としていました。
「悪いわねタカハル。ウチの弟が非力なせいで」
「いえ。それより質問があるんですが、クトアさんはボクシングか何かされてるんですか?」
しかもそのまま自然に、クトアと話をする始末。
「な、なんで~? なんでタカハルにネコミミが~?」
「姉さんが着けたとかじゃないのか? キッチンにいた時には生えてなかったぞ」
「じゃ、じゃあ……。引っ張ってみる」
話へ夢中になっているタカハルの傍へ、ジュナが身を屈めてツツツと移動。
「そろ~り近寄って……。てやぁっ!」
「うっ!?」
近づいたジュナが大ジャンプ。
あたまひとつ分は違うタカハルの頭上へ手を伸ばすと、わしっと掴み耳を引っ張りました。
「いって! ててててて!!」
「あっ。ごめんタカハル!」
「なにすんだジュナ! もげるかと思っただろ!」
「もげるかもって……。やっぱり生えてるの~!?」
パッと耳を離したジュナは、驚きのあまり叫んでしまいました。
「生えてるって……。当たり前だろ。ハゲじゃねえ!」
「ハゲって……。違うでしょ! 髪の毛以外に生えてるでしょ!」
「なにが!」
「耳が!」
「みみィ~?」
指をさして指摘するジュナの真剣味に負けて、いぶかしむタカハルはつい手を頭に乗せました。
「猫じゃあるまいし、耳なんて……。っ!? えっ!?」
「まさか、気づいて……?」
「なかったようだな」
どうせジュナのイタズラだろうとタカをくくっていたタカハルでしたが、手を添えた途端表情をサッと変えました。
「えっ……。えっ!? なんだこれっ!?」
「なにって……。ネコミミだわ」
「ネコミミですね」
「ネコミミ……よね?」
「ネコミミ、です……」
今更に驚くタカハルを見つめて、クトア、イタク、麻子、詩惟花が口々にソレを言い当てました。
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
ジュナ:「ててーん! タカハルに三つの質問!」
タカハル:「どうも、タカハルです。……え?」
ジュナ:「第一問! タカハルの好きな格闘技は?」
タカハル:「ボクシング」
ジュナ:「第二問! タカハルの好きな食べ物は!?」
タカハル:「焼き肉。あとビターチョコ」
ジュナ:「ではでは第三問! タカハルは吸血鬼をどう思いますか!」
タカハル:「吸血鬼……。いるわけないだろ。ばかばかしい」
ジュナ:「ふぬぅー!! そんなわけないじゃん! タカハルのバカ!」
タカハル:「なんでお前が怒るんだよ……」




