94話 合流、そして作戦会議
「誰だ!?」
アランが扉を見ると、そこには知らない人物が立っていた。
赤髪、そして見ただけでも分かる・・・危険人物だ。
二人はその人物に向けて戦闘体制に入るも、ある一人の男の声によって止められる。
「待て!」
リレイズだった。
「お前か・・・それにルカもいるな。そいつは誰だ?」
「今のところ敵か味方かは分からないが・・・目的は大体同じみたいだから、多分味方だろう。」
「初めまして。」
ニッコリと挨拶をするも、二人の警戒は緩めなかった。
本能が"危険"だと警告しているからだ。
「・・・そんな警戒をされると少し悲しいですね・・・とりあえず同じ目的なので、あなた達を殺そうとは思ってないので大丈夫ですよ。」
「だ、そうだ。こちらとしても戦力が欲しい。」
「お前がそう言うのなら・・・しかし、何者だ?」
「こいつは"赤花"・・・殺人鬼だ。」
その言葉に大きく反応したのはリンベルだった。
「赤花ってあの・・・!?ちょ、ちょっと、なんてもん連れてきてるのよ!?」
「・・・非常事態だ。それに俺達と会った時もいきなり殺そうとはしてなかった所をみると、話に聞いていたよりかは大人しい。」
「だとしても・・・無茶するわね・・・。」
はぁ、と大きく溜息を吐くも心の中では少しばかりの期待もあった。
あの"赤花"だ。
神使にも勝利し、戦闘能力だけを見れば心強い相手だった。
先程の兵士やルニアルをみててこの4人だけで大丈夫なのか?という心配もあった様子だ。
「それで、様子はどうだ?俺達も一応城を見てきたんだが、兵士達が慌ただしく動いていた。」
「どうもこうも・・・やっぱり異常ね。兵士達は強くなっていて、そしてルニアルもいた。一時は戦闘していたのだけど次から次へと敵が現れてきたから撤退したわ。」
「・・・だからあんなに慌ただしかったのか。そして、そうか・・・あいつもいたか。」
「ええ。」
3人でここからの作戦を見直し、状況の確認を話していると一人の少年が口を挟んだ。
「あのー、お話中すみませんけどまだですか?早くアイツ等殺しに行きたいんですけど。」
赤花だ。
さすがに殺人鬼と言われてるだけあって、殺戮行為をしたい様子だった。
その返答をしたのが、あまり会話には参加していなかった流歌だ。
「おい、赤花。俺は出来れば戦闘を避けて、安全に城の中へ入りたい。それは分かるよな?」
「んー・・・だったら正面から全員殺した方が早くないですか?敵が多いんだったらみんな殺しちゃえばスッキリしますよ?」
・・・平然とした顔で言い放った。
アラン・リンベル・リレイズと何言ってんだ?という表情になるが、当の本人はニヤリ、と薄く笑うと赤花に向かって言い放った。
その返答に、三人は驚き、呆れた。




