13話 禁忌魔法
こうして、流歌とリンの同じ屋根の下の生活が始まった。
場所は流歌が寝泊りしている旅館である。
「・・・まじかよ。」
「・・・こっちの台詞取らないでくれるかな・・・。」
あのニーユウスの爆弾発言に意義を申した二人は、長い時間説得にあたっていた。
最初は同じ部屋という事だったのだが、それはさすがにやばい。と二人は猛反発したのだった。
「あの女神はニコニコしながら物凄い発言をするのな・・・。」
「昔からよ、あれは・・・。」
「大変だな・・・。」
「ほんとよ・・・。」
「さて、そろそろお互い部屋に行くぞ。寝足りない。」
「そうね、おやすみルカ。」
「ああ。」
こうして、別々の部屋に移動を始める二人だが・・・・
「・・・隣の部屋かよ。」
「どこまでもあの姉は・・・。」
(まぁ、同じ部屋で寝ないだけ良いか・・・。)
やっと自分の部屋にはいり、深い溜息を吐く。
(今日も色々な事があったな・・・。明日から訓練か・・・少し気になるところもあるが、とりあえず寝よう。)
流歌が気になっているのは、自身の体のことだった。
あの黒の種族と戦ってから妙に体が軽く感じているのだ。
(異世界にきたから、というよりも"力の覚醒"・・・したからと考えるのが一番しっくりくるな。・・・まぁ、今日はもう寝よう。)
こうして、流歌の一日が終わった。
次の日、流歌はまずニーユウスの場所へ赴いた。
もちろん監視役のリンも一緒だ。
「あらルカ様、おはようございます。」
「ああ。」
「何か御用で?」
「俺が探している、求めている事はわかるんじゃないのか?その真実をみる目で。」
「確かにこの目は便利ですが、あまり頻繁に使うのは体力的にも良くはないのですよ。」
「・・・まぁ、そんな便利なものがリスクも無しに使えるとは思ってなかったがやはり何かしらはあるわけだな。」
「ええ、使いすぎると私の体はどんどん老人のような体になってしまい、最後には砂のように崩れていきます。・・・だからなるべくこの目は使わないようにはしているのですが・・・。」
「そうか、なら一つ聞きたい。魔法などについて詳しく書いてある本はあるか?」
「それならば・・・。」
ニーユウスは椅子から立ち上がり、何本か出してくれた。
「これは魔法の本、これはこの世界の本、食べ物や植物、そして魔物の本・・・あぁ、それとこの本だけは私がいる時のみ読むことを許可します。」
そう言って俺の前に出した本は黒く分厚い本だった。
「これは?」
「この世界で禁忌とされる魔法です。普通の魔術本には載ってない種類の魔法などが書かれています。」
「なぜ禁忌とされている?」
「まず耐性の無い者が使おうとすると、体が耐え切れず消滅してしますのが1つ。それともう1つは、あまりにも強大な魔法があるのでそれを恐る者達もいるって事です。」
そしてニーユウスが続けて話した。
「もしかしたらルカ様の魔法についても何か書いてあるかもしれませんから、参考までにと。」




