12話 ニーユウスの爆弾発言
「なるほど、そんな事が・・・。」
ニーユウスにシロの事、襲ってきた者が言っていた言葉をできる限り伝えた、
力についてはまだ不透明な部分もあり詳しい事は分からないが。
「シロ、という少女についてですがその方がルカ様に力を受け継がせたと。」
「ああ、俺にもあまり分からないがあの白い球体が出てきたときにあのチビの声が頭に響いた。」
「・・・そしてその力を邪魔に感じた黒の種族が襲ってきた。間違いありませんか?」
「あの鎌のやつはそう言っていたな。」
「そうですか・・・なら明日からリンと訓練を行って頂きます。」
「ええ!」
ここで今まで話を聞いていたリンが驚く。
驚いたのは流歌もだが。
「黒の種族はこの世界を滅ぼす事、とその少女は言っていたのですね?
「・・・そうだ。」
「ならその少女がルカ様に託した力は邪魔になる、そうですね?」
「理由は分からないがそうなんだろう。」
「それならばルカ様自身、その力に慣れてもらうのが一番いい方法かと思います。」
「それは俺も賛成だ。死ぬのなんてごめんだからな。
「・・・で、その訓練相手が私だと・・・。」
「よろしくね、リン。」
「・・・はぁ、ニーユウスに言われたら断れないわね・・。」
「お前・・・一応そいつはこの里の女神だぞ・・・。」
「うん、知ってる。それで私の姉さんよ。」
「・・・は?」
「名前言ったでしょ、リン・レイシスと。」
「そういう事だったのか・・・。」
驚きの事実だった。
確かによく見ると顔は似ている。
「ああ、それとだ。俺は力がついたらこの里を出て行く事にする。」
「・・・事情は分かりますが、危険では?」
「だから力がついてきたら、だ。」
「そうですか・・・。」
(俺は元の世界に帰る方法を探さないといけないんだ、しかし今のままでは魔物やさっきみたいに襲われたら死にそうだしな・・・。)
「え、ルカは行くところあるの?」
「ああ、色々とな。」
「そう、なんだ・・・。」
(あらあら、これはリンにもとうとう・・・。)
ニーユウスは気付かれないよう小さくッフと微笑んだ。
「さて、訓練については何かありませんか?」
「特にないが・・・一つ質問だがこの里には本はあるか?」
「一応ありますよ、場所は広場の近くにあります。ご自由に使ってよろしいですよ。」
「すまない、調べたい事が山ほどあるからな。」
「では訓練は落ち着くまでは午後からにしましょう。ああ、それと・・・リン。」
「なに?」
「あなたはルカ様の監視役・・・一緒に住んでもらいますからね。」
爆弾発言だった。
「「ええええええええ!!!?」」
流歌とリンの驚きの声がこの部屋に響いた。




