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10話 大広間での会議

「・・・様、ル・・・様!ルカ様!」


「ん・・・ニー・・ユウス。」


「おはようございます、二度目ですね。」


「ああ、また寝てしまったのか・・。」


「お疲れのご様子でしたから仕方ありません。もう大丈夫ですか?」


「寝たおかげで大分疲れはとれた、悪いな。」


「いえいえ。」


窓から差し込む光は、オレンジ色になっている。

もう夕日が出る時間だった。


「結構寝ていたな。」


「リンから大体のお話はお聞きしました。・・・黒の種族が襲ってきたのですね。」


「黒の種族、か・・。知っているのか?」


「さすがに女神と言われている私が知らなかったら少しあれでしょう。」


「まぁ、そうだな・・・。」


「さて、まずは確かめたい事や聞きたい事があると思いますが少し場所を変えましょう。お体の方は大丈夫でしょうか?」


「ああ、もう大丈夫だ。移動しよう。」


こうして、ニーユウスの住む場所まで移動した。


「着きましたね、こちらへどうぞ。」


そう言われ案内されたのは大広間だった。

大広間にはニーユウスのほかにもリンやエルフの男女数人が椅子に座り待っている状態だった。


「ルカ!」


「・・・すまなかった、ありがとうな。」


「うん、別に大丈夫。そっちは?」


「おかげさまで大きな怪我も無く生きてる。」


「そっか、良かった。」


「お二人共、お話したい気持ちはありますがまずはお席に方に。」

ニーユウスがその場を取りまとめる。


「まず、黒の者達が現れました。狙いはまだ分かりません。」


「・・・なんと・・・この里に現れおったか。」

「あやつらが・・・。」


周囲がざわつく。


(ニーユウス・・・多分俺が狙われた事は知っているだろうが、わざと隠してくれているのか。)


「周囲の警備の強化をまずはお願いします。狙いが分からない以上下手な捜索はしないほうが判断します。」


「ニーユウス様、警備に関しては我々にお任せ下さい。問題はそちらの人族です。」


「なにが問題なのでしょうか?」


「その者がこの里に来て一日、タイミングがどうも怪しい。黒の種族の者と繋がっているのでは?」


「知っての通り私は真実をみることができます。そしてこの者が黒の種族と繋がっている可能性は0です。」


「それは存じておりますが・・・しかしいくらなんでも怪しい。それはこの場にいる誰もが感じている疑問です。」


先程からニーユウスと話しているのはこの里の守り神と言われているサレ・トゥラー。

この里の指揮官である。


「・・・では、一時的に監視をさせていただきましょう。監視役はリン、あなたに任せます。」


「・・・はっ!」


こうしては俺はこのエルフの里で監視ありで生活をすることになった。



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