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1+1=・・・  作者: 嘉七


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第15話3

藤宮君のお話とりあえずラストです。

この先も登場はします。

沙也「では、みんなお疲れ〜、また明日」


藤宮「お疲れ様でした」


萌「藤宮君ちゃんとりっちゃん送ってね」


藤宮「えっ、冗談では無く?」


真綾「これは本当の話、りっちゃん昔変なのに付きまとわれた事が有ったから、申し訳ないけど本当に送ってあげて」


立夏「もえっち、まーちゃん、大丈夫だよ」


藤宮「まあ、僕で良ければ送るぐらいは・・・」


ちょっとした親切のつもりだった。

それが峯崎さんを送る事になってしまった。

まあ、以前本当にそう言った事が有ったのなら送った方が無難だろうと思い送っていく事に。


立夏「ごめんね藤宮君、無理矢理じゃ無かった?」


藤宮「大丈夫、帰っても特に何かあるわけでは無いし」


立夏「そっか・・・」


さっきまでのやり取りが出来ない。

二人の間に壁が出来てしまった。


立夏「藤宮君って確か西都市だよね?」


藤宮「そうだね、反対だね」


立夏「いや、何で言わないのよ」


藤宮「あの流れで送りませんは逆に無いと思うけど・・・」


立夏「まあ、あそこまで言われたらそうだよね・・・、ごめんね・・・」


藤宮「本当に謝らなくて良いから・・・、大丈夫だから・・・」


帰宅へのラッシュが終わり掛けている電車に座る峯崎さんその前につり革を持つ僕。

会話も無く峯崎さんの最寄り駅に着き改札を出る。


立夏「ここまででも良いよ?」


藤宮「いや・・・、ここまで来たなら直ぐそこまで送るよ」


僕と峯崎さんは歩き出す。

夏が通り過ぎて少し湿った空気が漂う秋の夜。

街灯が道路を照らして空には月が煌々と輝いている夜道を歩く。


立夏「ねえ、藤宮君」


峯崎さんがふと僕に投げかける。

僕と峯崎さんの目が合う。


立夏「藤宮君てはなちゃんの事・・・」


峯崎さんから出る次の言葉を遮る。


藤宮「うん、そうだよ、僕は森村さんの事好きだよ」


峯崎さんは気がついたのだろう、僕の森村さんへの気持ちが


藤宮「でも、森村さんの表情見たら、勝てないでしょ?」


峯崎さんは申し訳無さそうな顔をする。


立夏「私、知らなかったとはいえ藤宮君に凄い辛い思いさせたね・・・」


藤宮「ううん、それは仕方ないんだよ、だって僕が臆病で彼女に思いを伝えなかったからね」


立夏「そっかぁ、はなちゃんは銀狼君一筋だしなぁ」


藤宮「まあ、夏休み明けたらあの幸せそうな顔見たら何も言えないし・・・」


立夏「そうだよねぇ、あの顔されたら普通は割って入ろうとは思わないけどねぇ・・・」


藤宮「といことで僕の森村さんへの気持ちは何とか整理つけたんだけどねぇ・・・」


立夏「いや、知らなかったとはいえ本当にごめん」


両手を合わせて謝ってくる峯崎さん。


藤宮「いや、誰にも言ってないし大丈夫だよ」


立夏「本当?」


藤宮「本当」


僕はそこで初めて自分の気持ちに整理が着いた事に気が付いた。


立夏「実は私達ずっとあの二人をどうにかくっつけようとしてたんだよね」


藤宮「そうなんだ・・・、でも学校ではそんな事無かったよね?」


立夏「六月ぐらいからはなちゃんは一ノ瀬カフェで手伝いしてて、私達は二人の邪魔しないようにコソコソと裏で動いてたの」


藤宮「ますます、気持ち伝えなくて正解だったかも・・・」


立夏「まあ、あの二人はあのペースなんだろうね」


藤宮「もう一組がかなりのイチャイチャだからね」


立夏「もう一組はね・・・、これ以上は二人に聞いて」


藤宮「何と無く察しはつくよ、見てればね」


そんな会話をしていたら峯崎家の目の前に到着した。


立夏「ありがとう」


藤宮「いやいや、流されてだけどお役に立てて光栄です」


峯崎さんが何やら言いたそうな顔をしたのを見逃さなかった。


藤宮「何か言いたそうだけど」


立夏「ん〜、まあとりあえず『お友達』から始めましょう」


握手を求める峯崎さん、僕は余り考えもせずに握手をした。


立夏「あー、そうそうポコンのIDある?」


藤宮「あるけど・・・、まさか僕と交換するとか言い出さないよね?」


立夏「そのまさかだけど?」


藤宮「そんな事してクラスの男子に見つかったら、殺される・・・」


立夏「殺されはしないでしょ、精々半殺し?」


藤宮「半殺しにされぐらいの男子の人気あるは否定しないんだ」


立夏「最近、ちょっかい掛けてくる男子が少なくなった事は知らないんだ」


藤宮「そうなの?」


立夏「こうやって藤宮君が私達と絡んでくれるから、ある程度は男避けになってるみたい」


藤宮「蚊取り線香か何かかな?」


立夏「まあ、私も余り男子の仲の良いクラスメイト居ないからお近づきの印で交換しましょう」


僕はスマホに交換用コードを表示させて峯崎さんがそれを受け取り早速メッセージが飛んでくる。


立夏『仕方なくなんだからね!』


藤宮「ツンデレかよ!」


思わずツッコミを入れる。


藤宮「いや、テストとかでも良いじゃん、何でそのメッセージ?」


立夏「そう事で、今日は送ってくれてありがとう」


藤宮「暇だったし、気にしなくて良いよ」


立夏「じゃあ、また明日学校で」


藤宮「うん、また明日」


こうして僕は来た道を戻って駅へと向かう。

ポコンッ、スマホにメッセージが届く。


立夏『無事、家に着きました』

藤宮『いや、あそこから10秒の玄関』


思わずツッコミ返してしまう。


立夏『今日は本当にありがとう、これからは友達として気兼ねなく話してね』

藤宮『こちらこそありがとう、まだ慣れないけど出来るだけ頑張るよにするよ』


高校に入って好きな人が出来た。

夏休み過ぎたら失恋をした。

二学期早々に異性の友達が出来た。

僕の高校生活はひょっとしたら楽しい高校生活になるのかもしれない・・・。


◇


真綾『んで、りっちゃんは告白したの?』

立夏『してないから!』

沙也『え、りっちゃん結婚するの?』

立夏『しないって』

萌『あのやり取りしてて、まさか友達から始めましょうって事は無いよね?』

立夏『友達だよ?、恋愛感情無いよ?』

真綾『魔性の女や・・・』

立夏『藤宮君もまだそんな感情では無いんじゃ無いかな?』

花『みなさん今日はありがとうございました』

沙也『お楽しみでしたか?』

花『してません』

立夏『はなちゃんはまだしてないっと・・・』

花『りっちゃんも!』

真綾『りっちゃんは守りから攻めに転じたね』

花『ん?、りっちゃんもついにお付き合い開始ですか?』

立夏『だから、違うって』

真綾『珍しくはなちゃんが攻めだ』

立夏『さやっちだってまだ話聞いてないよ?』

沙也『忘れたと思ったのに』

萌『さやっち、詳しく聞こかその話』

真綾『みんな待って、さやっちの話は私聞いてるからちょっと待ってあげて』

立夏『ん?、まーちゃん聞いているんだ』

沙也『ごめん、ちょっとまーちゃんと彩香さんには話してるんだ、だからまた今度ちゃんと話すから待ってもらえない?』

萌『それなら仕方ない、待ちましょう』

沙也『ありがとう』

真綾『まあ、さやっちも色々とあったんだよ待ってあげて』

立夏『うん、わかった』

沙也『みんなにはちゃんと話すから待ってて』

花『わかりました』

真綾『取り敢えずさやっちは置いておいて・・・、りっちゃんは今度デートね』

立夏『デートって誰と?』

萌『勿論、藤宮君でしょ?』

立夏『だからまだそんな関係では無いんだって』

沙也『そいかなぁ』

立夏『そうだよ』

沙也『そっかぁ』

立夏『そうなのだよ』

真綾『まあ、明日からみんなで要観察対象として生暖かく見守ってあげるよ』

萌『そうしよう』

立夏『もうしなくて良いよ』

真綾『じゃ、おやすみ』

萌『おやすみ』

花『おやすみなさい』

沙也『おやすみー』

立夏『明日もこの話題で引っ張る気満々じゃない!』

真綾『ソウダヨ、オヤスミ』

立夏『違うのに・・・』


次回は球技大会です。

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