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1+1=・・・  作者: 嘉七


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第13話3

沙也の撮影後の事情聴取です。

撮影が終わり、真綾と沙也が蔵カフェで沙也の事情聴取?となっていた。


沙也「って事があったのでちょっと今、気持ち整理中なんですが・・・」


真綾「頑張ったね、さやっち・・・」


沙也をギュッとハグする真綾。


沙也「本当にまだ全部気持ちが整理できてないし、佐伯さんに迷惑かからない様に、接してるからまだ気持ちだけで応援してね」


真綾「うん、分かったよ、進展あったら教えてね」


沙也「うん」


彩香「これ私からの失恋祝い」


そっとパンケーキが出てくる。


沙也「あ、ありがとうございます」


真綾「初めて聴きました、失恋祝い」


彩香「私が勝手にやってるのよ、たまにねお客さんで失恋した人が来るのよ、で、気持ち切り替える為に食べたりするじゃない?」


沙也「ありますね」


彩香「だから、これ出して嫌な思いでも良い思い出もパンケーキに詰め込んで食べて消化して出してしまえって、

っmそうすれば全部とは言わないけど多少は切り替えが出来るでしょ?」


真綾「なるほどねぇ・・・」


沙也「次に進む為の失恋祝いなんですね」


彩香「そうね、悪い思い出は勿論だけど、中には良い思い出も思い出して進めない人も居るから、全部消化してしまえって」


真綾「葉月と出会う前に彩香さんと出会ってればあんなに悩まなくて済んだのかなぁ・・・」


彩香「あら、ダメよ真綾ちゃんが次に進んでたら葉月ちゃんと一緒になって無かったわよ?」


真綾「あ〜、そうかも・・・」


沙也「はなちゃんと銀狼君取り合ってたかも」


彩香「あら、それは初耳ね」


真綾「ちょ、それ違うから!」


沙也「そう?、彩香さんがはなちゃんに送った写真見てちょっと良いかもって言ってたじゃない」


真綾「あれは、あの時だけで・・・」


沙也「本当かなぁ?」


ニヤニヤしながら追求し始める沙也。


真綾「まあ、ちょっと良いかなって思ったけど、やっぱりはなちゃんがはっきり言ってたし、あの時は誰とも付き合うとか恋愛とかする気無かったらから・・・」


沙也「まあ、そう言う事にしておきましょう」


悪戯成功した子供の様な顔をする沙也。


真綾「本当に無いからね」


焦る真綾を見て笑う沙也。


彩香「本当に真綾ちゃんが葉月と思い合ってくれて感謝しか無いわ」


少し涙目になりながら思いに更ける彩香。


沙也「あ~、この前聞きましたけど、本当に良く明るく振る舞ってましたよね」


真綾「振りなだけだよ」


真綾の一言で少し空気が重くなる。


彩香「やっぱりそうなの?」


真綾「まだ、たまに夜中起きる事があったりしますね」


沙也「まーちゃん、一緒に寝てるんだっけ?」


真綾「だって、家の明かり全部つけて毛布に包まってうなさてるの見たら、どうにかしてあげたいでしょ?」


沙也「そんな状態なんだ・・・」


真綾「ロスに行った時も、葉月が一人で寝たんだけど夜中やっぱりダメで・・・、って別で嫌な事思い出した・・・」


真綾の顔が見る見る、怒りの表情に変わる。


沙也「何があったか聞かないでおこう・・・」


苦笑いに沙也。


彩香「でも、ウチで預かった時はもう凄かったわよ、一太としか話できない位酷かったわよ?」


真綾「それ考えると大分、改善はしてるみたいですね」


一太「ただいま〜」


花「ただいま戻りました」


そこへ一太と花が帰って来る。

その二人を見た真綾。


真綾「二人とも一緒に居るのが自然になって来たね」


花火大会から変わった二人の関係も夏休みの間ほぼ会っているので自然と二人並んで座ったり、側から見てもカップルに見える様になって来ていた。


一太「葉月と真綾ほどじゃ無い」


真綾「それ程でも〜」


照れながら後頭部を掻く真綾。


沙也「私かしたらどっちもどっちよ?」


花「そ、そんな事は・・・」


照れる花と一太。


彩香「まだまだ新婚は続きそうね」


一太「親はそれで良いのかよ」


彩香「あら、はなちゃんが来てるれるなら大歓迎よ♪」


沙也「所でさ、銀狼君」


一太「ん?、何?」


沙也「はなちゃんの左手の指輪だけどさ」


一太「うん」


沙也「女性の左手の薬指の指輪は結婚か婚約だよ?」


一太「え!?」


真綾「まさか知らなかった?」


一太「男避けって・・・」


沙也「いや、そりゃ一般的に婚約か結婚は左手薬指だから相手居るのに言い寄る男は普通は居ないよ」


真綾「私も交際すっ飛ばして婚約かぁって思ったもん」


彩香「まあ、冴子さんの所へ交際報告行って、結婚の了承得て帰って来てるから、もう婚約て言っても過言ではないけど」


一太「ちょっ、何でそこまで話が・・・」


真綾「なーんだ、もう話ついてんのかぁ・・・、じゃあその内、もっと良いのを買って貰えるねはなちゃん♪」


花「いや私は・・・、そんな・・・、この指輪でも・・・」


沙也「はなちゃん顔真っ赤」


真綾「でも、学校では左手は目立つから右を用意した方が良いよ?」


沙也「そうだね、左手は目立つね、男避けなら右手で充分だし、先生に呼ばれちゃうよ?」


真綾「あ〜、てか交際の噂だけでも生活指導の先生に呼ばれたわ」


沙也「そうなの?」


真綾「まあ、怒られたとかでは無く、いつでも相談してねって感じだったよ?」


一太「葉月から何も聞いて無いぞ・・・」


真綾「事情が事情だから、私だけだったかも」


沙也「まあ、まーちゃんは明日以降で呼ばれるかもね」


真綾「そうだね、ちょっと休みの間に色々あり過ぎたよ」


一太「そこはもう葉月と一緒に居たら諦めるしか無いな」


沙也「何気にペアのピアスしてるしね」


沙也の一言で真綾のピアスに一斉に注目が集まる。


彩香「そのピアスって本物だよね?」


彩香のツッコミに顔が引きつる真綾。


真綾「そうなんです・・・、これ本物なんです・・・、最初ガラスで良いよねって言ったんですよ?、したら店が無いからってハイブランドに連れて行かれて、葉月の一件のお詫びも兼ねてって渡されたんですよ・・・、その後帰りに普通にショップあって知ってて黙ったみたいで・・・、このピアスちょっと値段信じられないから着けたく無いんですけど・・・、撮影もあるし、葉月が言って来るんですよ着けてないと・・・」


諦めた表情で独り言の様に呟く真綾。


沙也「そんな高いの?」


真綾「帰って来て葉月に値段聞いたら、給料三ヶ月分とか言われるし・・・、あの感覚は未だに慣れないよ・・・」


沙也「マジか⁉︎、落としたら大変じゃん」


思い出して半べそで沙也に縋り付く真綾。


真綾「お願いだから、葉月を説得してよ〜、落としたらって言ったら「大丈夫、また買うから」って笑顔で言われて困ってんだよ〜」


沙也「私より銀狼君に説得してもらう方が良いんじゃ無い?」


一太「ん〜、まあそうだな・・・、後で説得してみるよ、流石に普通の高校生が身に着ける値段じゃ無いし」


真綾「ありがとう〜」


彩香「とりあえず私のイミテーションあげるから二人でそれ着けて行きなさい、私も葉月を説得してあげるから」


真綾「彩香さんもありがとうございます〜」


その後カフェに来た葉月に一太、沙也、綾香の3人で真綾に贈ったピアスに関しての説得が始まり。

当初渋っていた葉月だが学校につけて行くには目立ち過ぎるのと値段的に強盗されてもおかしく無い事を懇々と説明して何とか葉月が納得しそこ後直ぐに高校生がお小遣いで買える程度のピアスを二人で買いに行って精神的な重荷が一つ取れ、真綾が3人に感謝していたのは言うまでも無い。

一太達の周りが色々有った夏休みも終わり、9月の2学期に入って行く・・・。




次回、花の失態です

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