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1+1=・・・  作者: 嘉七


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第2話1


壁の時計が14:50の表示。


真綾「んーーー!、づがれだー」


背中を伸ばす真綾


花「ちょっと休憩しましょうか」


手を止めて椅子から立ち上がる花。


立夏「だねー」


花「じゃあ、私お茶入れますね、カフェオレで良いですか?」


沙也「ありがとー」


萌が袋を漁るとお菓子を出してくる。


萌「お茶うけにどうぞー」


と手際よく袋を広げテーブルの上に置く。


真綾「はなちゃん体調戻ってきてよかったよ」


沙也「ねー、聞いたときは本当に心配したよ」


キッチンでカフェオレの準備をする花。


花「本当にご心配おかけしました」


申し訳なさそうな顔の花。


立夏「でも、いい人が助けてくれて本当にラッキーだったよね」


テーブルのお菓子をつまみむ沙也。


沙也「ねー、あの雨の中で助けてくれたんでしょ」


違うお菓子を開ける立夏。


立夏「私が花ちゃんで助けてくれた人が男の人ならちょっと惚れるかも」


キッチンでカフェオレを入れてる花の手が止まる。


花「えっと、みなさんに言ってないことがあります・・・」


萌「ん、なに?」


茶菓子を口に居れている萌。


花「えっと・・・」


恥ずかしそうに話そうか迷う花。


真綾「苦しゅうない申してみよ」


何故か偉そうな真綾。


立夏「なんでえらそうなの?」


すかさず突っ込む立夏。


花「えっとですね、助けてくれた人なんですけど・・・」


沙也「うん、もしかして男の人でやっぱグっと来ちゃってる感じ?」


ぐいぐい来る沙也。


花「えっと・・・」


花の態度から立夏が何らや感じ取る。


立夏「もしかして、学校の人だったりする?」


花「うん」


真綾「へー、じゃあ休み明け出会うかも?」


花「うん・・・」


言いにくそうな態度の花を見て何か感じた萌。


萌「ん、ピンと来ました」


真綾「ほうほう」


合いの手をいてる真綾。


萌「クラスの男子だったり?」


正解を言われ赤くなったまま固まる花。


花「うん・・・」


立夏「おー、誰?」


花「えっと・・・、えっと・・・」


かなり照れくさそうに恥ずかしがりながら答える花。


花「銀狼君・・・」


意外な人物の名前が上がり、驚く4人。


真綾「えー!」


沙也「また意外な人物が」


萌「だねぇ」


立夏「なんか人と関わり合いしなさそうな人物が花ちゃんのヒーローとは」


花「ちょうど倒れた時に私の後ろ歩いていたんだって」


もじもじしながら話し出す花。


花「私、もうフラフラで突然足の力抜けて立っていられなくて、そのまま倒れちゃったんだけど・・・」


4人とも興味深々で話を聞く。


花「銀狼君、倒れて地面に頭ぶつかるのを何とか止めてくれたの」


立夏「ほうほう」


花「雨が酷くて銀狼君も濡れたみたいなんだけど、なんとか私背負って銀狼君のお家のカフェに連れて行ってくれた上に介抱してくれて・・・」


真綾いやー、私でもそんな事あったらちょっと惚れるかも」


萌「まーちゃん、普段イケメンだからそんなことされたら沼りそうだね」


真綾「かもしれぬ」


沙也「銀狼君かぁ」


花「で、ちょっとですね・・・、みなさん言っているように・・・」


立夏「ぐっと来ちゃった?」


コクンッと耳で真っ赤の顔を下げるハナ。


沙也「そっかー、まあ話した事無いから銀狼君どんな人なのか知らないんだよねぇ」


萌「私もー、ちょっと近寄りがたいよねオーラが」


立夏「あの頭見たとき、びっくりしたもん」


真綾「高校デビュー失敗とかそんなレベルじゃなかったよね」


立夏「そして誰ともつるまないからついたあだ名が【銀狼君】!」


真綾「ナイスネーミングだよ」


沙也「で、はなちゃんの王子さまの銀狼君の連絡先は聞いてるの?」


花「銀狼君のIDは聞けてないのだけど、銀狼君のお母さんのIDはお礼とかの為に聞いてる」


沙也「じゃあさぁ・・・」


考えこんでいた沙也が、何かひらめいたよう顔する。


沙也「はなちゃん、銀狼君のお母さんに連絡してみなよ」


花「えっ、でも・・・、迷惑にならないかな?」


もじもじと手を動かし照れる花。


真綾「大丈夫だよ、電話だと迷惑かもだけどメッセで送れば向こうの都合の良い時に返してくれるから」


背中を押す真綾。


花「そっかなぁ・・・」


立夏「あばよくば銀狼君のIDがゲットできちゃうかも」


立夏「はなちゃん!、私たちはなちゃんの気持ちを応援してあげたいのだけど、相手を知らなさ過ぎてアドバイスできないのね」


花の手を取り真剣な表情の立夏・


花「うん」


立夏「だから今はちょっとでもきっかけを作れるなら利用できるものは利用しないと進めないよ」


花「そうだね・・・、ありがとう」


決心する花。


立夏「ということで銀狼君母にメッセを送ろー!」


真綾、沙也、萌「「「おー」」」


4人に促されて彩香のIDにメッセージを送る花。


ポコンッ

送って直ぐに返信が来る。


立夏「どうだった?」


花「私の体調戻って良かったねという事と、時間があったらカフェに遊びに来てねって」


真綾「やったじゃん、お知り合いになるきっかけできてよかったね」


ポコンッ


追加で彩香から追伸が来る。

それを開いた瞬間、花の顔が真っ赤になり顔から湯気が出始めた。


立夏「ん、どうした?」


4人は突然花が茹で上がってしまったので不思議に思う。


花「こ、これ・・・」


と送られた画像をのぞき込む4人。

一太がカウンターで真剣に作業してる写真が送られてきていた。


真綾「うわ、これ・・・」


沙也「すごいギャップだね」


萌「この顔は学校では見れないし、着物がささる・・・」


立夏「いや、これ他の女子に見つかったらヤバない?」


真綾「確実に争奪戦になるだろうねぇ」


沙也「はなちゃん、私たち応援するからね」


花「う、うん・・・」


ポコンッ


そこへまた彩香からメッセが来る。

それを見た花は完全に撃沈する。


萌「はなちゃん!どうした!」


花「もうダメです・・・、私今日ダメです・・・」


送られた画像は一太が学校では絶対にしないであろう満面の笑みの画像だった。


真綾「くそう、銀狼君母!心得てる!確実にはなちゃんの心を打ちぬく事をしてくる!」


立夏「わかるわー、さっきの写真とこの写真でちょっといいなぁと思っちゃったもん」


花「んっ!、だ、だめ・・・」


立夏の発言に反応する花。


立夏「大丈夫、ちょっとだけだから」


花「本当に?」


立夏「本当に本当!」


沙也「まあ、はなちゃん助けてもらって好感度上がってる上でさらにこの2枚はもうお近づきになりたいとか友達とかじゃすまないよね」


萌「そうだねー、まあ友達の好きな人に横恋慕するよな事はないかなぁ」


真綾「気まずすぎる・・・」


立夏「これからもこうして5人で色んな話したり勉強したりしたいので気まずくなるのは嫌だなぁ」


沙也「はなちゃん、出来るだけ私たちも応援するからがんばろうね」


花「ありがとう」


こうして森村家で行われた女子会は盛り上がっていった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


カシャッ


一太「なんだよ」


彩香「なんでも?」


慌ててスマホを隠す彩香。


一太「なに企んでんだよ」


彩香「なんでもないよ?」


あからさまに何かある表情の彩香。


一太「なんで写真撮ったのさ」


彩香「なんとなく撮りたっかたのよ」


一太「んたく・・・、紗香おばさんに送らないでよ」


彩香「良いじゃない、かわいい甥っ子を格好良くしたいのよ」


一太「紗香おばさんのおかげでひそかに変なあだ名付けられたんだから」


彩香「銀狼君♪」


一太「やめろ!」


作業に戻る一太、撮られた写真が花の所へ行ってるとはこの時はまだ考えもしなかった。


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