第9話3
やっと二人に進展が見られます・・・
撮影はすべてスタジオ撮影の春夏秋冬の装いでそれぞれ一部、好みのチョイスを混ぜ、あくまで写真集ではありながらカタログとして販売予定との説明がされる。
花「撮影はいつ頃の予定でしょうか?」
紗香「ちょっと準備に時間が掛かりそうなので8月後半としかまだ言えないわ」
申し訳なさそうな顔をする紗香。
紗香「本当にこんなになるなって5人には本当にごめんなさい」
頭を下げる紗香。
立夏「頭をあげてください、大丈夫ですから」
花「そうですよ、多分一番大変なのはまーちゃんですし」
萌「まだ向こうは収まってないの?」
真綾「500万行ったらしい・・・」
沙也「しょえー、止まらないね」
真綾「まだドラマも控えてるんだよね・・・」
紗香「そうそう、真綾、ドラマのクレジットはRINKIでっクレジットされるから」
真綾「間に合ったんですね」
紗香「何とかね」
疲れた顔を見せる紗香と女性マネージャー。
紗香「本当にみんなには迷惑かけるわ、カットモデルだけの話だったのにこんな事になっちゃって、申し訳ないわ・・・」
沙也「私、この前の撮影楽しかったので、また楽しめればそれで良いですよ」
立夏「私は勉強になるから大丈夫です」
萌「どんな衣装があるのかな?」
花「私、今回着物着てみたいです」
沙也「はなちゃんが着るなら皆着たいんじゃ?」
立夏「そうだねー」
女性「それぞれの姫のテーマに合った着物用意しましょうね」
何かを思いだす真綾。
真綾「あ、いまさらながらお見上げを忘れてました!」
立夏「あー、アメ土産」
花「なんでしょうか?」
真綾は紙袋からゴソゴソと小箱を出す
真綾「はい、5人おそろ」
小箱の表にはハイブランドの名前
立夏「え、いや、ちょっとまってこれ一般の高校生がつけててやばない?」
真綾「あー、私のピアスはもっとやばいみたいだから大丈夫」
沙也「いや、大丈夫じゃやない⁉」
花「私、全然興味無いので価値が分からないのですが良いのですか?」
真綾「んー、最初もっとゆっくり選ぶ予定だったんだけど、予定が繰りまくってそそくさと帰国になってしまったので免税店でしか買い物出来なくて結局、アレキサンドラ家からのお土産としてもあるので受け取ってください」
紗香「私からもお願いするわ、今回の迷惑料も入ってるから大丈夫よ」
萌「まーちゃんがセレブに染まってる」
真綾「さ、みんな開けて」
沙也「逃げた」
4人が小箱を開けると花王冠の意匠の指輪が入っている。
真綾「5人一緒の指輪です、左の人差し指にはめるようにサイズ選んでるから」
それぞれ指に指輪をする5人
真綾「で、やりたいことがあります、左手で丸を作って」
5品が左手で丸を作る。
立夏「こう?」
真綾「そうそう、で丸をくっつけると・・・」
花びらの形をした5人の左手が出来上がる。
沙也「おー、いいねバズりそう」
女性「やめてください!」
女性マネージャーが反応する
沙也「ごめんなさい」
女性「あ、いえ、ごめんなさい・・・、ちょっとここの所徹夜作業がちょこちょこ続いてて過剰反応して今いました、ごめんなさい・・・」
真綾「マネさん寝ようよ・・・」
女性「社長、寝かせてください・・・、お願いします・・・」
紗香「大体大枠が決まったし、あとは各所調整だから一週間休日あげるからゆっくり休みなさい」
女性マネージャーが泣き出し5人が世話をし始める。
女性「ありがとうざいます・・・、ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・」
立夏「本当に限界だったみたいね・・・」
真綾「さっきの左手でやったやつもう一回やろ写真撮りたい」
5人集まり写真と撮ってもらう。
真綾「ありがとうございます」
立夏「うん、いい感じだね」
沙也「私にも頂戴ねー」
萌「私も欲しい」
真綾「送るねー」
ポコンッ
立夏「ありー」
沙也「りー」
真綾「さて、私は葉月の所へ戻る」
萌「愛しの旦那様の所へ・・・」
真綾「いや、課題が残ってるのだよ課題が・・・」
立夏「あー、思い出させないで・・・」
真綾「あと葉月が作業してるから見学したいし」
沙也「何を作ってるの?」
真綾「秘密」
沙也「けちー」
立夏「私も1階を抜けて来てるので戻るね」
萌「がんばってー」
花「頑張ってるねりっちゃん」
沙也「そうだね」
萌「私も帰るねー」
真綾「バイバイ、もえちゃん」
帰り際に紗香に話しかける花。
紗香と話をして頭を下げてビルをでる。
梅雨があけ夏の強い日差しが道路を照り付ける道を日傘をさして駅に向かう。
花「ただいま戻りました」
彩香「おかえりなさい、どうだった」
花「はい、私達5人でまた撮影したいとの事です」
彩香「そっかぁ、撮影日が分かったら教えてね」
なにかを思い出す彩香。
彩香「そうそう、今度の花火大会はお休みだからね」
花「わかりました」
彩香「毎年お客さん来ないのよね、みんな花火大会行っちゃうから」
そこへ一太が帰ってくる。
一太「ただいま」
花「おかえりなさい」
コップに氷の入った水を一太に差し出す。
一太「ありがとう」
コップの水を受け取り飲み干す一太。
一太「森村、外の打ち水今日は俺がするよ」
花「ありがとうございます」
彩香「一太、花火大会の日は休みにするからね」
一太「あー、もうそんな時期か」
彩香「私、雄一郎さんと出かけるから留守番よろしくね」
一太「わかった」
彩香「はなちゃんはみんなと花火大会行く予定なの?」
花「私は多分行かないです、人混みが・・・」
彩香「まだ、調子戻りきってない?」
花「いえ、もうほとんど影響はなくってるんですが、私が人混み苦手で人に酔ってしまうので・・・」
彩香「毎年すごい人だしね」
一太「なら3階から見られるよ、花火」
彩香「あ、そうね、設計の段階で見れるようにしてるし、一太の部屋からはばっちり見れるわね」
一太「見に来るか?」
少し照れながら花に聞く一太。
花「いいんですか?」
一太「大丈夫、どうせ毎年テラスから見てるし」
花「見たいです、見させてください」
一太からの思ってもいなかった提案にうれしくて即答する花。
花「何時にここへ来ればいいですか!」
食い気味になるハナに、少し後ずさりする一太。
一太「え、えっと・・・、18時だと思う・・・」
花「はい、18時ですね、絶対来ます、這ってでもきます!」
一太「いや、這ってくるぐらいならお見舞い行くから家でじっとしてなよ・・・」
彩香「わかってないわね・・・」
一太と花のやり取りを見ていた彩香がぼそっとつぶやく。
一太「その日、多分葉月が来ると思うんだよな・・・、毎年来てるし・・・」
その話を聞いた花が肩を落とす。
花「そうですか・・・、そうですよね・・・」
彩香「まったく・・・、わかってないわこの愚息・・・」
彩香に肩を殴られる一太。
一太「なんだよ、痛いなぁ」
ガッカリ度が酷い花に耳打ちする彩香。
彩香「多分、二人っきりよ、だって今年アレキサンドラで花火大会の協賛出してる関係で20席の特別協賛席取ってあるみたいで、私達そこに行くのよ。だから当然葉月ちゃんと真綾ちゃんもそっちに行くから。行かないなら私が引っ張っていくわよ」
花「彩香さん・・・」
彩香「ちょっと、鈍く感じるかもしれないけど、あの子しっかりあなたを意識してるみたいだから、大丈夫よ」
花「はい、私もちょっと勇み足でした」
彩香「ふふ、もうちょっとね・・・、はなちゃんは普段通りでいいのよ、だから心配ないわよ」
花「ありがとうございます」
女二人でコソコソ話してるのよ横目でみながら、洗い物を始める一太。
一太「あと10日か・・・、間に合わせるか・・・」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
立夏『みんなー、今度の花火大会行きたい人ー』
萌『はーい』
沙也『はーい』
真綾『葉月と二人で参加予定』
花『人酔いするのでご遠慮しますね』
立夏『まーちゃん、会社の協賛席でしょ?』
真綾『そう聞いてるよー』
立夏『なら5人かな』
真綾『そうだねー』
萌『たのしみー』
沙也『結構すごいんだっけ?』
立夏『一万五千発って言ってた』
真綾『今年もスターマイン見れるかな?』
立夏『まーちゃんはスターマインよりはーちゃんの方が良いんじゃないの?』
萌『花火そっちのけで二人の世界に入ってそう』
真矢『いや、そこまで二人の世界には・・・』
沙也『はたから見てると結構入ってるよ?』
真綾『そうなのかな・・・』
萌『帰ってきてからかなり世界に入ってるよ?』
真綾『気を付けます・・・』
立夏『向こうで何かあったの?』
真綾『ちょっとね葉月の従兄弟とやりあいました・・・』
沙也『めずらし、スルー態勢がついてるまーちゃんが怒るなんて』
花『そうですねぇ』
真綾『なんか従兄弟が葉月の事馬鹿にしたような悪意を感じて、そんな態度だったから思わず平手打ちを・・・』
立夏『えー、はーちゃんが手を出すなんて、よっぽどだったんだね』
真綾〖後から聞いたんだけどどうも一目惚れされたらしく、葉月を目の敵にしてただって』
萌〖なるほどね、まああの写真みてもはーちゃん綺麗になったしね』
沙也『で、惚れた相手からの平手打ちか・・・、どんなイケメンでも自分の恋人を馬鹿にしたら怒るよね・・・』
花〚ですね・・・』
立夏『でも、従兄弟だったら滞在中一緒の家に居たんでしょ?』
真綾『そりゃ無視ですよ無視、って話しかけられても言葉わかんないし、無視してた』
沙也『一番効くやつだ』
萌『でも、従兄弟の妹もいたんでしょ?』
真綾『その子とはめっちゃ遊んだよ、すげーかわいいの!』
花〚そんなに可愛かったんですか?』
ポコンッ
二人で遊んでるスナップショットを上げる真綾。
立夏『あー、天使いるじゃん』
真綾『でしょ、天使なんだよ兄貴はダメだけど』
花〚本当に可愛いですね』
沙也『いいなぁ、こんな天使と仲良くなれて』
真綾『いいでしょー、今、リサから英語ならってるんだよ、その代わり私は日本語教えてる』
花『リサさんっていうんですね、私も会ってみたいです』
真綾『機会があったらみんなに紹介するねー』
立夏『こっちに来たら絶対連絡して、天使リサに会いたいから絶対だよ』
萌『今から会うのが楽しみだね』
沙也『そうだね』
立夏『それじゃ、私、もえちゃん、さやちゃんの3人参加で社長に連絡しておくねー』
萌『お願いしまー』
沙也『お願いー』
真綾『私は葉月経由で話するねー』
立夏『り』
次回、一大決心です




