第8話4
真綾セレブ編です。
続きます・・・。
スティーブ「マーヤ、紹介するね」
スティーブに呼ばれるとマリーと男性、男の子と女の子が立っていた。
スティーブ「マリーの家族だよ」
ジョン「はじめまして、マリーの夫のジョンです」
握手をする真綾。
真綾「はじめまして、真綾です」
スティーブ「ジョン、マーヤは日本語しか出来ないんだ、もし話したいなら私達を読んで欲しい」
ジョン「わかったよ」
マリーの後ろに隠れている女の子に気が付く真綾
真綾は女の子と目線を合わせてニッコリとほほ笑んで話しかける。
真綾「初めまして、真綾よ」
真綾が手を出すと、女の子が真綾に抱き着く。
抱き着いてきた女の子を受け止め、ハグをする。
リサ「リサ、ミッシェル・リサって言います・・・」
真綾「リサちゃんね、ちょっとの間だけどよろしくね」
するとリサが真綾の裾を握る。
真綾「どうしたの?リサ」
リサ「マーヤと遊びたい・・・」
ちょっと困った顔をするマリー。
マリー「マーヤ、リサと遊んであげてくれるかな?」
真綾「いいですよ」
マリー「リサ、マーヤが遊んでくれるって」
リサ「やったー、ねえあっちであそぼー」
マリー「あぁ、リサ、マーヤは外国から来てて私たちとお話が分からないから葉月と一緒じゃないと駄目よ」
葉月「葉月ー」
葉月の元へ駆け寄り、葉月の手を引っ張ろうとして手を止めるリサ。
一瞬、リサを止めようとするジョン、それを止めるスティーブ。
差し出された手を取り真綾の所へ歩くリサと葉月。
リサに手を引かれ真綾と3人で遊びだす葉月。
ジョンが葉月の変化に気が付く。
ジョン「なあ、義兄さん、俺は何か見間違えたかな?」
スティーブ「ん、どうした?」
ジョン「葉月がリサに触れられても、拒否しなかったんだが」
スティーブ「マーヤのおかげでマリーとハグまで出来るようになったよ」
ジョンが泣き出す。
ジョン「よかった・・・、本当に良かった・・・」
リサと真綾が笑いながら遊んでいる横で通訳をしながら見守る葉月。
ジョンの元へ男の子がやってきてつぶやく。
アラン「ねえ、父さん、マーヤはどうしてここへ来たの?」
スティーブが男の子の表情に気が付く
スティーブ「ごめんな、アラン、彼女は葉月のフィアンセなんだ」
ショックを受けるアラン、うれしそうな顔をするジョン。
ジョン「そうなのか!、そりゃあ良かった」
スティーブ「日本は18歳にならないと結婚出来ないから、まだまだ先になるがあと3年、ここまま行けば二人は結婚するよ」
ますますショックを受け落ち込むアラン。
ジョン「一目惚れか?アラン」
アラン「うん・・・」
ジョン「そっか・・・」
スティーブ「巡りあわせが悪かったな」
何処か諦めきれない表情のアラン。
アラン「もっと早く出会ってれば・・・」
スティーブ「それだと出会わなかっただろうね」
みるみる険しい表情になって行くアラン。
スティーブ「だって葉月のフィアンセにならなければ彼女は此処には居ないし、葉月は多分日本に居たままだ」
アラン「でも・・・」
ジョン「諦めろアラン」
ジョンに諦めるように言われ、肩を落とすアラン。
アラン「何であいつばかり・・・」
遠目に真綾と遊ぶリサを羨ましく思うアランだった。
晩餐が終わり、くつろいで居ると何やら騒がしい声がする。
リサ「マーヤと一緒に寝たいー」
リサが真綾と一緒に寝ると駄々を捏ねる。
紗香ろとマリーが説得をしているがどうにも聞かない。
真綾「私は良いんですけど、葉月が・・・」
葉月「大丈夫だよリサと寝てあげて」
何を言ってるのか分からないリサ
リサ「葉月がマーヤと寝ても良いよって」
紗香が通訳し理解したら喜ぶリサ
真綾「本当に大丈夫?」
心配そうに尋ねる真綾
葉月「大丈夫だよ」
真綾「なら良いけど・・・」
リサは嬉しそうに真綾と寝室に入る、隣の部屋に葉月が入って行った。
時計の針は2:50の表示
真綾「寝付けない・・・」
色々とあって疲れているはずなのに寝付けない真綾。
隣では可愛い表情のリサが寝息を立ている。
そっとベッドから降りて窓の外を見ると隣の部屋の電気がついているのに気がつく。
葉月の事が心配のなり、隣の部屋に行こうと歩き出すと声が聞こえてきた。
その瞬間真綾は深夜にも関わらず部屋の扉を勢いよく開けて隣の部屋に入る。
そこには部屋の隅でシーツに包まり震える葉月が居る。
真綾は駆け寄り葉月を抱き締める。
真綾「大丈夫、大丈夫だよ葉月・・・」
優しく声を掛けるが震えが止まらない葉月。
出入りの音が家中に響いたらしく皆が起きて葉月の寝室に集まる
マリー「葉月・・・、あなた・・・」
葉月は真綾にしがみつき震えている。
リサが眠たい目を擦りながら隣の部屋から起きてきた
リサ「ママ、どうしたの?」
マリー「葉月が怖い夢を見たんだって」
リサ「マーヤは何で葉月といるの?」
マリー「葉月が怖い夢を忘れるために一緒に居るのよ」
真綾がシーツを被り怯えている葉月を抱きしめているのをみてマリーがリサに話しかける。
マリー「リサ、マーヤを葉月が寝られるまで一緒に居させてあげられる?」
リサ「うん・・・」
まだ眠い目を擦りながら答えるリサ
マリーはリサを自分達の部屋に連れて行く。
そこへアランが部屋を覗く、真綾が葉月の頭を撫でて言葉を掛けている。
アラン「フッ、部屋の隅で震えて眠れない何て弱い男だな」
アランが言った事は理解出来なかったが悪態をついたのは感じ、それが耳に入った真綾がアランに向かって詰め寄った瞬間。
バチーンッ!
豪邸中に響いた真綾のビンタ。
まともにむらいふらつくアランに豪邸中に響く真綾の怒声。
真綾「葉月は自分が寝られないのを分かっててリサの為に私と寝なかったんだ!」
目に涙を浮かべる真綾。
真綾「自分辛いのに、自分が嫌なのに、自分を押し殺して、我慢したんだよ!何で葉月を傷けるんだ!」
膝を突き茫然とするアラン。
真綾「お前に葉月の辛さが分かるのか!お前に葉月の何が分かるんだよ!葉月があんたになにしたんだよ!」
胸ぐらを掴まみアランを前後に揺さぶり怒声を浴びせる真綾。
真綾「私の気持ちを何時も分かってくれて、辛いのに我慢してる葉月の何が分かるんだよ!、これ以上葉月を傷つけるな!」
紗香に胸ぐらを掴ん手を添えられ、掴んでた手を離し葉月を抱き締める真綾。
真綾「何で言わないのよ馬鹿、辛いなら言ってよ・・・、言えないなら抱き締めるなり手を握るなりしないと私分からなよ・・・」
抱き締められた葉月は真綾の頭を撫でる
葉月「ごめんね、真綾、どうしても溜め込んじゃうんだよ、今までがそうだったから・・・」
真綾「私いるから・・・、ずっと一緒に居るから・・・、葉月は私の何して良いんだから、どんな形でもそれで嫌な思いが無くなるなら何だってするんだから・・・、少しづつ頼って・・・」
泣きながら訴える真綾
ジョン「アラン、今のはやられて当然だ、2人の間お前の入る隙間は無いんだよ、だから諦めろと言ったのに・・・、さっきの言葉でマーヤは何があってもお前の手を取らないぞ」
アラン「何で葉月ばかり・・・」
ジョン「それはなアラン、酷く辛くて寂しい事ばかりだった葉月に神様が巡り合わせたんだよ、だからマーヤは葉月の特別で葉月はマーヤの特別なんだよ」
アランの目から涙が落ちる。
ジョン「たとえお前の隣にマーヤが来ても葉月に向けたような顔を見せてはくれないよ」
涙が止まらないアラン、ジョンが付き添って部屋に移動する。
葉月と真綾は抱き合いながらシーツに包まっている。
ジョン「アランも一目惚れは分かるが不器用過ぎるし、惚れた相手は悪過ぎる」
紗香「そうね、真綾ちゃんも感が良いから、分からなくても葉月を馬鹿にしたのが分かっちゃのね・・・」
次に日葉月と真綾が起きてきたのは昼前だった。
8話としては次でラストなのですが真綾セレブ編が続きます・・・。




