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1+1=・・・  作者: 嘉七


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第8話2

真綾セレブ編です。


マリー「それにしてもビックリしたわ、葉月がハグまで出来るようになってしかもこんなかわいいフィアンセまで連れて来るなんて」


葉月「そうだね、僕もビックリしてるよ」


何か腑に落ちない顔をする真綾。


真綾「ねえ、葉月」


葉月「何?」


真綾「さっきからフィアンセって聞こえるんだけど・・・」


葉月「うん、真綾の事、私のフィアンセって紹介したよ?」


顔が赤くなる真綾。


真綾「そりゃ、将来はそうなりたいというか・・・」


葉月「ダメだった?」


真綾「ダメじゃない、ダメじゃなけど・・・」


葉月「ど?」


真綾「うれしいのと、はずかしいのでこそばゆいです・・・」


二人のやり取りを見て安心するマリー。


マリー「仲がよさそうでなりよね、紗香」


紗香「そうね、最初に会った時が衝撃だったから、今はほっとしてるわ」


マリー「そうなの?」


紗香「そうよ、朝、家に帰ったら二人ベッドで抱き合って寝てるんだもん、流石に頭真っ白だったわ」


マリー「それはまた、衝撃的な出会い方ね」


葉月が割り込む。


葉月「母さん、言いふらさないで!」


マリー「マーヤが居るから葉月がこんなに笑ってられるのね、本当によかったわ・・・」


葉月「そうだね、父さんも喜んでくれるといいなぁ・・・」


紗香「スティーブンもマーヤを見たら喜んでくれるわよ」



そうしてる内にハイヤーは大きな門をくぐる。

倉庫らしき建物がいくつも並び、やがてハイヤーが建物の前で止まる。


マリー「さ、降りるわよ」


4人はハイヤーを降り受付をフリーパスし中へ入っていく。

しばらく歩き、やがて分厚い扉がある建物に着きマリーが扉を開けた瞬間。

そこには日常では考えられない光景が広がっていた。

煌々と光るスポットライト。

道具を持ち走り回るスッタフ、スポットライトの先を真剣に見つめる人達、衣装を着て出番を待つ役者、打ち合わせをするスタッフ。


真綾「すごい・・・」


葉月「すごいよね・・・、何度見ても見てもすごいと思うよ」


真綾「こんな中で父さんは仕事してるんだね」


葉月「そうだね、私は出来なくなったけど、出来なくなった事よりもっとうれしいくて大切なものが手に入ったから、出来なくなっても悲しくないよ」


真綾「葉月・・・」


葉月の手を握る真綾。


葉月父「葉月!」


葉月「父さん!」


葉月父「大きくなって・・・、ないな・・・」


葉月「その変りに、すごい良いことがあったよ」


葉月父「そうなのか!」


出番が終わったらしく戻る途中で葉月たちを見つけ駆け寄って来た葉月父。


葉月父「おっと、そちらが葉月のガールフレンドかな?」


葉月「父さん、彼女じゃなくてフィアンセだよ、あと彼女日本語しか出来ないから」


改まって握手を求める葉月父。


スティーブン「はじめまして、葉月の父のスティーブンです」


真綾「あ、は、初めまして葉月君とお付き合いさせていただいてます鈴木真綾です、よろしくお願いします」


握手をする真綾。


スティーブ「やはり写真より美人でかわいいね」


葉月「口説かないでよ父さん」


緊張とオーラに押され固まる真綾。


スティーブ「聞いたよー、なれそめ、やるね!」


サムアップするスティーブ。


真綾「はずっ!、どこまで話してるんですか!紗香さん!」


紗香「全よ?」


スティーブ「はははっ、過ぎたことだよマーヤ、それに貴方が葉月を救ってくれたんだ、こんな嬉しい事はないよ」


そこへ女性が駆け寄ってくる。


美弥「社長!、お久しぶりです」


紗香「美弥ちゃん、お久しぶり」


美弥「いつ来たんですか?」


紗香「今日の朝方よ」


葉月「お久しぶりです美弥さん」


美弥「お久しぶり葉月ちゃん」


美弥にハグをする葉月。

スティーブも美弥も驚く。


美弥「葉月ちゃん、あなた・・・」


葉月「真綾のおかげで大分克服できたよ・・・」


スティーブ「葉月、大丈夫なのか?」


葉月「うん、夜もうなされる事が少なくなったし、真綾とならちゃんと寝られるようになったよ」


二人の頬に涙が落ちる。

真綾の手を取り頭を下げるスティーブ。


スティーブ「本当に、本当にありがとう・・・」


真綾「いや、私は葉月に寄り添っただけです、頑張ったのは葉月です」


美弥「はじめまして真綾さん、私は斎藤美弥です」


真綾「はじまして鈴木真綾です、真綾と呼んで下さい」


美弥「じゃあ、真綾、ありがとう・・・。」


二人に御礼をいわれ困る真綾。


スティーブ「マリーは葉月の事知ってたの?」


マリー「私もさっき知ったの」


スティーブ「うれしいサプライズだね」


紗香「そうそう、これ」


紗香が美弥に本を渡す。


紗香「出来立てよ」


美弥「これが新しいカタログですね」


紗香「出来が良すぎて写真集で季刊誌として店舗限定で発売予定よ」


パラパラと捲る美弥。


美弥「あ、真綾ちゃん凛々しいね、紗香さんこの5人の集合良いですね」


紗香「でしょ、でもその写真実は2番手なの」


とタブレットを出し写真を表示する。


美弥「なんでこの写真にしなかったんですか、絶対こっちが良いのに」


写真集の5人が写ってる写真と同じ構図だがタブレットの方はみんなが笑っている。

カメラマンがOKを出した瞬間に真綾の腹が周りにしか聞こえないぐらいの音量で鳴ってしまい。

それを聞いた4人が一斉に笑い出した所を逃さず撮っていた写真があった。


紗香「これ出しちゃうと注目集まり過ぎちゃうのと、最初ので十分だったからよ」


美弥「なるほど・・・、まあかなり注目集まりそうですもんね」


他のページをめくる美弥。


美弥「この子は2枚しかないけど存在感ありますね」


真綾「やっぱ見る人が見ると分かるんですね」


美弥「ん、真綾、どうしたの?」


紗香「本当は最初その子と、真綾を専属でやってもらうつもりだったの」


美弥「振られたんですね」


紗香「綺麗な世界より、好きな人の隣に居たいんだって」


美弥「あー、それは無理ですね」


紗香「まあ、とりあえずウチで契約はしてるから手が出せない様にはしたけどね」


美弥「5人それぞれ注目されそうですね、これ」


紗香「真綾ちゃんだけでもウチとしては十分だったんだけど、思わぬ収穫だったわ」


雑談をしている所へ真綾へスタッフが話かけてきた。


スタッフ「すみません」


真綾「え、私?」


葉月が気が付き通訳する。


スタッフ「監督がそこの女性に出演してほしいといってるので協力していただけませんか?」


真綾「いや、私が出るの?、見学なんですけど・・・、どうしましょう紗香さん」


紗香「ちょっと監督と話してくるわ」


紗香が監督の元へ行き何やらスタッフ、監督と急遽打ち合わせが行われている。


紗香「スティーーーブ、ちょっと来て監督が真綾に出て欲しいって」


スティーブ「今、行く」


二人で監督の元に行く。


美弥「これは見つけられたかも・・・」


真綾「私、英語全然出来ませんよ?、答えられないですよ?」


葉月「多分、今、母さんたちが説明してるよ」


真綾「いや、無理、無理ですって写真ならいいけど演技は無理」


美弥「まあ、まだ決まってないし大丈夫」


真綾の元に二人が戻ってくる。


紗香「真綾ちゃん、どうもね監督が撮ってる話のラストで親子の対面シーンで子供役で出欲しいんだって」


真綾「演技は無理・・・」


葉月「どんなシーンなの?」


紗香「最後、子供が椅子に座っててそこへ父親が走ってきて、子供が手話で父親に気持ち伝えて父親とハグして終わりってシーン」


スティーブ「セリフなしで、手話指導者居るからレクチャーはすぐ出来るって」


葉月が背中を押す。


葉月「やってみたら?、大丈夫だよ、真綾なら出来るよ」


真綾「え、待って」


スティーブも続く


スティーブ「私も協力するよ、やってみよ、どうせ失敗しても俳優じゃないんだし、ほんの2分ぐらいさ」


考え込む真綾。


真綾「これ紗香さん通しての依頼ですか?、それとも個人への依頼ですか?」


紗香が気が付き、監督の元へ行き話をする。

何やら監督の周りに人が集まる。

10分ぐらいして紗香が戻ってくる。


紗香「真綾ちゃん、仕事よ」


真綾の顔つきが変わる。


真綾「わかりました」


まだまだ真綾セレブ編続きます・・・。

真綾は観光ビザで入国しているのでギャラはノーギャラ、ボランティアです。

紗香は「仕事」と言いましたが実際はギャラ等出てません。

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