第6話1
花《まーちゃん、今日はいろいろとありがとう》
真綾《どういたしまて、で、どうだった?》
花《うん、すごく丁寧で優しく教えてくれたので何とか迷惑にならずに済みました》
立夏《今日から銀狼君のカフェでお手伝いだっけ?》
花《そうなんです、すごいいい条件でお話頂いたので働く事になりました》
萌《いい条件?》
花《はい、時間とか私の体調で欠勤していいとか》
真綾《あとは賄いでしょ?》
花《はい、あの賄はダメです、賄いではありません・・・》
沙也《む、何やら胃袋をつかまれてる?》
真綾《つかむどころじゃないよ?》
立夏《まーちゃんも食べたんだ、賄い》
真綾《別件で葉月と用事があって一緒に行ったんだけど、葉月が言い出してそれに続いて私と紗香さんが言い出してって大合唱になってしまって作ってもらった》
花《私、料理の自信なくしました・・・》
萌《そんなにおいしいの?》
真綾《限定ランチ15分完売》
立夏《お店で出してるの?》
花《はい、いつも即完売だそうです》
萌《食べなければ・・・》
沙也《食べたい・・・》
立夏《銀狼君って何気にハイスぺ男子?》
真綾《そうだね、勉強もでき料理もプロ並み、何気に鍛えてるし、条件としてはハイスぺになるね》
立夏《頭も良いの?》
真綾《昨日、葉月が聞き出してたよ》
花《なんでも中学の全国模試で5位とか6位とか・・・》
萌《ほえー、超頭いいじゃん》
立夏《この前の中間は?》
真綾《自己採点、全教科95点とか言ってたね》
沙也《本当に隠れハイスぺじゃん》
萌《はなちゃん、絶対落としなよ!》
花《えっ、いや、はい!》
立夏《お、宣言した》
沙也《まあ、でも早めに何かしら動いた方が良いかもね》
真綾《そうだね、この前の体育祭の後、私の所に何人か様子見に来た女子居たし》
立夏《そうなの?》
真綾《うん、適当な事言ってにごしておいたけど、今まで目立たなかった分狙い始めてる子は多いと思う》
花
沙也《気持ちわかるよはなちゃん》
立夏
花
立夏《はなちゃんは今、一ノ瀬君の恋人に一番近い場所にいるの、あたし達4人の中に置いても一番近いんだよ?》
花
立夏《それに運も味方してくれてる、何より一ノ瀬君に一番近い家族の彩香さんの協力もある》
真綾《そうだよ、一番近い家族が協力者になってくれてるから、あとはちょっとづつ一太君に意識してもらうだけだよ》
沙也《まーちゃんは一気に行ったけどね》
真綾《私はもう葉月がほっとけなかったし、そうしないとダメだと思ったから行ったの!、私の事は良いよもう》
立夏《今度じっくり聞き出すとしますか》
萌《そうだね、たっぷりと時間をかけて・・・》
真綾《話せる時が来たら話すからちゃんとそれまで待ってて》
立夏《分かってるよ》
萌《私たち、出来るだけはなちゃんの協力するから大丈夫だよ》
花
沙也《はなちゃん改造計画しようと思ったんだけど、何気に学校でやると変な虫(男)が寄ってきそうなんだよね》
立夏《そうだね、なんか男子の間であたし達の事陰でいろいろ言ってるみたいだし》
真綾《今日みたいに下校前にメイクして、一緒に移動で良いかもね》
萌《そうだね、その方が良いかも》
沙也《俺と移動するだけなのに化粧してくれるはなちゃん作戦》
真綾
花《作戦名はいらないです》
萌
花《うう・・・、今日は作戦ばかり立てられる》
立夏《まあ、はなちゃんと一太君が一緒になって欲しいと思ってるし協力するから》
花《よろしくお願いします》
真綾《よろしくお願いされました》
萌
沙也《協力するから、大丈夫、不安かもしれなけど、私たちがついてるよ》
花
真綾《さて、今日はこの辺にしときますか》
萌《愛しの彼氏との時間ですね》
立夏
真綾《いや、葉月と同じ部屋にいるし》
沙也《さらっとすごい事してる》
真綾《はなちゃんには教えてるけどね》
花《はい、いろいろと話は聞いてますが深くは聞いてないです》
立夏《ちなみにはーちゃんは何してるの?》
真綾《今は、エプロンを作ってる》
萌《裁縫男子?であってるのかな?》
真綾《わかんないけど、部屋にぬいぐるみとか服とか自分で作ったものが沢山あるよ》
沙也《またこっちの相方もハイスぺ臭がする・・・》
真綾《なんでも一太君が小6の時に夏休みの宿題でエプロンを作る宿題があって、自分の宿題じゃないのに一緒になって作ったら楽しくて、それ以来裁縫にはまってるんだって》
立夏《趣味が興じてってやるだね》
花《さて、みなさんそろそろ本当にこの辺でおやすみしましょう》
真綾
沙也《そうだね、おやすみー》
立夏《また明日ー》
萌
真綾
花《みなさん、おやすみなさい》
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
葉月「みんなー、こっちだよー」
葉月がビルの前で手招きする。
美容室アレキサンドラ、今最も話題の美容室である。
5階建てのビルすべてがアレキサンドラの関連施設となっており。
1~2階は美容室、3階は着付け、メイク室、4階は撮影スタジオ、5階はオフィスとなっている。
芸能人ですら予約が取りづらく、テレビやネットで取り上げらえる事も多い美容室である。
真綾「緊張してきた」
沙也「私も」
立夏「軽いノリで参加させてなんて言ったけどいざ来てみると緊張するね」
花「私、場違いじゃないでしょうか・・・?」
葉月「大丈夫だよ、今日は4階だし貸し切りだから」
真綾「いや、待って貸し切りって聞いてない」
葉月「ここで話もなんだから入って」
葉月に案内されビルに入る4人。
入った瞬間、圧倒される内装と雰囲気。
葉月「みんなはじめてだよね?」
沙也「いや、ここを利用出来るような階級じゃないよ」
葉月「そうかな?、値段は一般の美容室と同じだよ?」
立夏「そうかもしれないけど、予約取れないし・・・」
葉月「じゃあ、これからは私に連絡してくれれば、お友達特典で利用できるよ」
萌「何気にここにも別の意味でハイスぺ男子が・・・」
葉月なんの話?」
萌「いや、こっちの話」
葉月「1階がメンズ部門で2階がレディス部門、担当スタッフがそれぞれ違うので分けてるんだ」
立夏「すごいね、やっぱり日本で一番予約が取れないって言われるだけあるね」
葉月「ありがとう、っていっても私の店じゃないし、私はたまたま運よく関わりがあるだけで、出来るだけ迷惑にならないようにしてるんだけどね」
花「まーちゃんはこれからここでヘアをやってもらうのですね?」
葉月「あー、真綾は多分母さんがやると思うよ、やりたがってたし」
立夏「まーちゃん、すごい彼氏捕まえたね」
真綾「私、捕まえた後で知ったんだけど・・・」
葉月「真綾はこれからもっとすごい所連れてくから覚悟して慣れて♪」
真綾「ここよりすごい所って・・・」
真綾「いや、葉月まさかお義父の所へ私を連れてく行く気?」
葉月「その話は後でね」
真綾「まじか・・・」
3人は何の話をしているのかさっぱりわからなかった。
エレベーターにより撮影スタジオのある4階で降りる。
そこは1階、2階とはまた別の圧倒される雰囲気が漂っていた。




