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1+1=・・・  作者: 嘉七


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第5話2

花「私やってみたい、このお店に入った時から来る度に将来カフェで働いて見たいと思ったの、ちゃんと勉強もするからお願いします」


冴子「娘の意思も決まったみたいなので、宜しくお願いします」


彩香「こちらこそよろしくお願いします」


花「頑張りますのでお願いします」


頭を下げる花。


彩香「という事で一太、明日から作業と勉強教えてあげてね」


一太「分かった」


彩香「無愛想な息子ですみません」


冴子「良いんですよ、うちに娘も同じ様なものですから」


食後のコーヒーをゆったり飲んでいた紗香が花に話しかける


紗香「はなさん、ちょっと良いかしら」


花「何でしょう?」


と花のお団子ヘヤーをマジマジと観察する。


綾香「彩香、ちょっと2階借りて良い?」


彩香「良いわよ、ついでに真綾ちゃんもやってあげたら?」


紗香「良いわねそれ!」


わけがわかぬまま2階に連れて行かれる花、それについていく真綾


花「え、ちょっと、何・・・」


彩香「変身しておいでー」


冴子「あの・・・、あの方は・・・」


彩香「ああ、ごめんなさい、私の姉のアレキサンドラ・紗香って言います」


冴子「お姉様でしたか」


彩香「美容室を経営してましてちょっと仕事であっちこっち飛び回ってて一昨日、こっちに帰って来たので顔を出しに来たんです」


冴子「お忙しい方なんですね」


彩香「二駅向こうの【アレキサンドラ】って美容室をやってるんですよ」


冴子「確か有名なお店ですよね?」


彩香「みたいですね、それに姉はアメリカに旦那さんの仕事でも手伝っているので中々こっちにいないんですよね」


コーヒーを一口つける彩香


彩香「アレキサンドラ・スティブーンって知ってます?」


冴子「この前、助演男優賞受賞してましたよね」


彩香「旦那さんなんです」


冴子「え、本当なんですか?」


彩香「ええ、本当なんです」


来日してお店で撮った集合写真を見せる彩香


冴子「本当にすごい人なんですね」


彩香「旦那さんの仕事を見学つでに旦那さんのセットとか手伝ったらそのまま向こうで仕事になちゃったみたいで、今じゃ一年の半分は日本に居ないんですよ」


2階からハナたちが降りてくる

さっきまでお団子だったヘアースタイルがツインのお下げの三つ編みで薄く化粧までされていた


紗香「もう、思った通り!、はなちゃん今週末予定空いてる?」


花「カフェのお手伝いの前でしたら・・・」


紗香「じゃあ土曜日の午前中に私のお店に来てもらえる?」


花「良いのですが・・・」


紗香「カットモデルして欲しいの」


花「カットモデルですか?」


紗香「はなちゃんは磨けば磨くほど光る宝石の原石なのよ、お礼も出すし、是非してほしいの」


花「でも、私そんな自慢できる容姿では・・・」


紗香「いつもね女性はプロのモデルさんに頼むのだけど、やっぱお客さんはプロじゃないでしょ、で、モデルとの違いが出ちゃうから悩むお客さん多いのよ、そこではなちゃんがしてくれるとプロでは出せない雰囲気が出せるからお願いしたいの」


ふと一太の方を向くと何や注視されている、目が合うとお互い恥ずかしくなり目を逸らす。


花「どうですか、一ノ瀬君」


一太「あ、うん、大丈夫、似合ってるから大丈夫、うん」


花「そ、そうかな・・・、一度だけならやってみうようかな・・・」


紗香「カットモデルっていっても毛先揃える程度で後はブローとかメイクして写真撮るだけだから、いつも行ってる美容室と同じ感覚でいてくれれば良いわよ」


冴子「やっぱトッププロはちがうわねぇ」


娘の変身ぶりに感心する冴子。


紗香「ありがとうございます、娘さん勝手にモデルにしちゃってすみません」


冴子「良いですよ、綺麗になった娘を見れるんですから大丈夫ですよ」


紗香「そういっていただけると助かります」


真綾「良いなぁ、はなちゃん紗香さんにやって貰えて羨ましい」


紗香「真綾ちゃんも一緒においで、ショートカットも写真欲しかったし」


真綾「本当ですか?、やったー」


紗香「美少女と美青年どっちのタイプが好み?」


真綾「それはもう、美青年で」


一太「ブレないな」


紗香「じゃあ、考えとわね」


真綾「ありがとうございます」


その後プチ撮影会となっていたもちろんモデルは花。


カシャッ


真綾「ねぇねぇ、葉月ツーショット撮ってー」


葉月「良いよー、いくよー」


カシャッ


葉月「じゃ次いっくんと」


花と並ばされてれる一太


カシャッ


真綾「はなちゃんに写真送るね」


花「お、お願いします、あと一ノ瀬君のID教えて欲しいです、お手伝いの連絡とかしたいので」


一太「うん・・・、わかった・・・」


簡単とは言えしっかりとヘアメイクされた花を目の当たりにし心非ずの様子を見せる一太。

IDを交換したら嬉しそうにしている花。


彩香「さあ、みんなそろそろ夜も遅くなって来たので解散としましょう」


ここで解散となり、それぞれ帰路に着いた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


私は心の狭い女だ。

友達に彼氏が出来た。

友達の彼氏は私が好きになり始めてる彼の従兄弟。

友達が交際宣言し、その事で友達と3人で話をしたみたい。

帰ってきたら名前で呼び合ってた、私にはそれがすごく嫌だった。

嫉妬した。

私が好意を寄せているのに私が出来ない事をしていた。

私は彼女に嫉妬した。

でも彼女は彼に好意は無い。

それは分かってる、でも仲良くしてるのが嫌だった。

彼を好きになることが無かったらこんな感情知らずに済んだのに・・・。

こんなに苦しくなることなかったのに・・・。

そんな自分が嫌いだ・・・。


花「どうしたらいいんだろう・・・・」


明日から彼女とどうやって接していけばいいのだろう・・・。

翌朝、登校するとハナの表情をみた立夏が声を掛ける。


立夏「はなちゃん、調子悪いの?、大丈夫?」


花「体調は大丈夫だよ、ちょっと考え事があって・・・」


立夏「はなちゃん、もし私でよければ話聞くよ?」


花「りっちゃん・・・。」


立夏「移動しようか」


二人は空き教室に移動する。

梅雨がはじまるのか外の空は薄墨色になっている。


立夏「はなちゃん、誰も来ない教室だからゆっくり話せるよ」


花「ありがとう」


立夏「どう?お話できそう?」


花「うん」


促されるように花が話始める。


花「昨日、まーちゃんとはーちゃん、一ノ瀬君がお昼に話しに行ったの知ってる?」


立夏「あー、知ってる」


花「帰ってきて、教室で話してる3人を見てたらね」


立夏「うん」


花「すごく仲良くなってるの、3人」


立夏「なんだかすごく仲良くなってたね」


花「うん、はーちゃんが仲良いのは分かるんだけど・・・」


顔を下に向け、今にも泣きそうな顔をする。


花「まーちゃんが仲良くしてて名前呼びしてるの見た瞬間・・・」


頬を伝う涙。


花「すごく嫉妬したの、私が先に好きになったのに、私が好きな人が私より仲良くなってるの見てどうしようもなく自分が嫌になったの」


涙が止まらなくなる花。


花「どうしたらいいんだろう・・・、まーちゃん悪くないの分かってるから余計に自分が嫌になってきちゃって・・・」


立夏「そうだよね・・・」


花「わかってるの、わかってるんだけど嫉妬してる自分がすごく嫌で・・・」


立夏「自分より仲良くなってるの見ちゃったら、私もそう感じるかもね・・・」


花「どうしよう・・・」


立夏「はなちゃん、まーちゃんに話してみよう」


花「え、でも、きわられちゃう、嫌われたら一ノ瀬君とこれから一緒にいづらくなっちゃう・・・」


立夏「んー、多分大丈夫だと思う」


花「そうかな・・・?」


立夏「それにまーちゃんならわかってくれるよ」


花「うん、話してみる」


立夏が真綾を呼んでくる。

泣いているハナを見て心配になる真綾


真綾「はなちゃん、どうしたの?」


花「まーちゃん・・・」


真綾「うん」


花「私ね、まーちゃん嫌いになりそうになったの・・・」


真綾「え、どうして・・・、私、はなちゃんに嫌われる事してた・・・?」


突然の告白に戸惑う真綾。


花「ううん、違うの昨日ねまーちゃんが一ノ瀬君と仲良くしてるの見てものすごく嫉妬したの、嫌だったの・・・」


真綾「あっ・・・」


花「まーちゃんが悪くないの分かってるの・・・、でもどうしても・・・、気持ちに整理つかなくて・・・」


真綾「ごめん、はなちゃん」


花を抱きしめる真綾


真綾「ごめん、私はなちゃんの気持ち知ってるのに自分の事しか考えてなかった・・・」


花「ううん、まーちゃん幸せなのに私が勝手に・・・」


真綾「でも、私、自分の事だけで・・・。そうだよね、嫌だったよねごめんね」


花「まーちゃん悪くないよ、私が勝手に嫉妬したんだから、悪くないよ・・・」


真綾「本当に気が付かなくてごめんね・・・」


何だかんだで二人抱き合って泣いていた。


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