痕跡
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時は少し遡る
教官達は事件が起きた箇所を一つ一つ検証していた
今回の襲撃犯である「ジェネシス」
がどこから侵入してきたか?
特定する必要があったためだ
奴の通ってきたルートを足跡や襲撃があった地点などから情報をかき集め、整理する
情報を整理することはとても大切なことだ
同じ轍を踏まないよう次回の襲撃に備える必要がある
検証でわかったこと
校舎の西側に設置されている看守棟から侵入されたことが確認された
「堂々と看守棟から侵入してくるとは、、、
大した奴だな」
「この時間、看守の奴らは何をしていたんだ?」
「調べによると同時間帯に発火騒ぎがあったようで、そっちの対処にあたっていたようです。
そのため警備にあたる要員が少なくなり、その隙を突かれたのだと思われます」
「発火騒ぎを通報、又は起こした奴の特定を急げ」椎名
「はい!」
職員は駆け足で特定に向かう
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「椎名教官、これを見てください」
俺は部下の西条と共にジェネシスが撃破されたと思われる現場の検証を行なっていた
周りに生えている木々には複数、俊足で移動したと思われる痕跡を見つける
辺り一面に残っている痕跡はジェネシスの足のサイズから奴のものであると断定されている
しかし、一つだけ妙な痕跡
「これは、、、、」
「凄いですよねこれ」
ジェネシスが残したと思われる痕跡でもかなりの手練であることが推測できたが、それを上回るこの足跡
地面が抉り取られるほどの痕跡
この軍学で上位に入ると言われている生徒でも
これほどまでの力は保持していないかもしれない
「これは早急に誰のものか特定しないと大変なことになるかもしれませんね」
「まだ仲間が潜んでいる可能性もある」
そして近くに落ちていたある物を見つける
軍学の生徒に貸与されている軍服のボタン
『まさか学生が、、、、考えすぎだろうか』
『だが今のところ、それ以外に証拠となるものは出てきていない
試してみる価値はあるはずだ』
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