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第四十一話 化石のカケラを集めていると……!?


続いて、さらに森の奥に進んでいく。


すると、目の前に大木が現れた。


果実が実っていそうな気配がある。


「ウルフ、この辺の木を調べてみよう。ミッドナイトベリーがあるかもしれない」


木をガサガサ、と大きく揺らす。


すると、いくつかの果実が落ちてきた。


さらに、見上げながら手を伸ばし、黒く光る小さな実を摘み取る。


ミッドナイトベリー:夜光る皮が特徴の果実。甘酸っぱくジャムにすると美味。


ドラゴンアップル:大きくて赤い果実。ジューシーでデザートにも使える。


サンダーピーチ:電気を帯びた毛を持つ果実。噛むと爽快な味わいが広がる。


「おお、ドラゴンアップルもあるじゃないか! これは大当たりだな」


ゴロリと大きな果実を抱え込んで嬉しくなる。


ウルフも「ガウガウ!」と尻尾を振って喜んでいる。


果実を収穫した後は、木材の収集も欠かせない。


周囲を見渡すと、ちょうど倒れた木がある。


「よし、あの倒木を持って帰ろう。生きてる木を切るより罪悪感が少ないしな」


ダークオーク:硬くて丈夫な木材。建築に最適。


バンブースティック:軽くてしなやか。家具や道具の素材になる。


レッドウッド:赤みを帯びた美しい木材。細工物に人気が高い。


「これで家具も作れるし、ベースキャンプの改修にも使えそうだ」


その後は虫取り網を手に昆虫採集。


葉っぱの裏や苔むした倒木の下などを覗き込むと、キラキラと光る蛾を発見した。


グリッターモス:夜に輝く蛾。ランタンの材料に最適。


シルクスパイダー:糸が取れる蜘蛛。布や罠に使える。


シャイニービートル:甲殻が宝石のように光る虫。装飾品として利用可能。


「結構捕れたな。今度、ランタンを持ってきて夜間探索もしてみるか」


こういう細かい収集をして、エリシアちゃんのマーケットプレイスで売却して、ちょっとずつお金をためていくのだ。


森での採集を終え、集めた素材をベースキャンプに運んで一旦整理する。


ウルフと一緒に荷下ろしを済ませた後、釣り道具を手に近くの小川へ向かった。


川辺は静かで、澄んだ水がゆったり流れている。


絶好の釣りチャンスだ。


「さあ、今日はどんな魚が釣れるかな」


ウルフが「ガウ!」と尻尾を振りながら見守る中、釣り糸を垂れる。


しばらく待っていると、ピクピクと浮きが揺れ、グイッと引き込まれた。


釣れた魚は、


グリッタースケール ×2:体が虹色に輝く魚。調理すると脂がのっていて美味。


シャドウフィッシュ ×3:暗い色合いが特徴の魚。燻製にすると独特の香りが立つ。


レッドフィンパーチ ×4:赤いヒレを持つ小型魚。フライにすると抜群に旨い。


ストームトラウト ×1:電気を帯びた珍しい魚。高価な食材で市場でも人気。


「お、今日は大漁だな」


小川のせせらぎと涼しい風が心地よく、思わずウトウトしそうになる。


だけど釣り上げた魚を使って、ここでさっそく昼食を作ろうと思いつく。


焚き火を起こし、グリッタースケールを串に刺して焼き始める。


ウルフも期待でキラキラした目を向けてくる。


「いただきます」


脂がほどよく落ちて香ばしい香りが広がる。


ウルフも嬉しそうに焼き魚を頬張り、尻尾をブンブン振っている。


腹ごしらえが終わると、体力も気力も回復してきた。


「よし、腹も満たしたし……午後はいよいよ、化石発掘といくか!」


食後の片付けをさっと済ませ、再び森の奥へ向かう。


ウルフの「ここほれワンワン」を頼りにスコップを手に掘り進めるたび、土のにおいと冒険の興奮が入り混じり、胸が高まる。


掘り起こしたものは、


鉱石:アイアンオア、コバルトナゲット(武器・防具の素材に使えそうだ)


魔石:エンチャントシャード(魔法道具の強化に便利)


そして、待望の化石もいくつか発見できた。


ギガントサウルスの歯:古代の巨大肉食恐竜の鋭い牙。


エルダースネークの頭骨:巨大な蛇とされる古代生物の頭部。


シェルドラゴンの甲羅の破片:防御力が高かったドラゴンの甲羅。


「おお、いいじゃん!! あとで博物館に展示しにいくか! 早く完成形を見たいな!」


「ガウガウ!」


ウルフが嬉しそうに吠え、さらに次の掘る場所を案内してくれる。


化石が見つかるたびに“古代のロマン”を感じ、俺のテンションも上がっていく。


さらに掘り進めていると、土の中から不思議な光を放つ物体が現れた。


「ん? これは……」


小さな金属製の円筒で、表面には見慣れない文字が刻まれている。


まるで機械部品の一部みたいにも見えるが、こんな森の地下に埋まっているなんて奇妙だ。


「魔導バッテリー……?」


ウィンドウに表示された名前を見て首を傾げる。


「なんだこれ、バッテリーって……この世界にそんな概念があるのか?」


俺はスコップで取り出したそれをまじまじと眺め、試しに触れてみる。


ほのかに魔力が感じられるような気がするのは気のせいじゃないだろう。


ウルフも鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅いでいるが、よくわからない様子だ。


「とりあえずは、収納しておくか……」


このバッテリーが、あとあと大きな役割を果たすとは、このときは夢にも思わない俺なのだった。



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