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パンクジャズ  作者: 林広正
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 映像作品っていう点では、俺はエイガ以前から関わってはいるんだよな。まぁ、そのアイディアを考えたってだけで、それを形にしたのは俺じゃないんだよ。だからというかなんというか、俺はそんな映像作品を作ったことはない。考えることはしたんだが、それを始めて形にしたそいつの作品があまりにも素晴らしくてさ、俺は手を引いたってわけだ。その後そいつの作品を真似たものが蔓延したよ。いまだにそうだよな。音楽をやっている奴だけでなく、誰もがそんな作品を作り発表している。

 俺はそれを、コマーシャルと名付けたんだ。俺の爺さんが、そんな言葉を使っていた。お前はコマーシャルな人間だよと、子供の頃からよく言われていたんだ。どんな意味かは定かではない。辞書にはない言葉だからな。爺さんが言うにはだが、愛想がよくて商人向けの人間なんだとさ。スティーブさえ知らない言葉で、当然俺の家族以外でその言葉を使う奴はいない。きっと爺さんの造語なんだろうなって思うよ。俺はその言葉を拝借したんだ。

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