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パンクジャズ  作者: 林広正
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 連結型スニークの中、サリの友達が途中で降り、一人きりになった。俺はすかさず話しかけたよ。一目惚れってやつは確かに存在するんだ。人は見た目じゃないなんて訳の分からないことは言うなよな。人だけじゃない。生き物だけでもない。全ては見た目が大事なんだよ。この意味を勘違いされると困るんだけどな。心は見た目に表れる。どう感じるかは人によってかなり違う。この二つは大切な要素だよな。見た目ってのは確かに、慣れてしまえばどうでもよくなることもある。しかし、第一印象は大事なんだよ。単純に顔がいいとか、スタイルがどうとか、服装のセンスとかは問題ではない。その雰囲気に惚れてしまうんだよ。花を見て綺麗だって感じるのと同じだよ。屋台で見かける食べ物に興味を抱くのにも似ているな。

 綺麗な瞳だ・・・・ つまらない言葉だよな。俺ってセンスがない。本気でそう感じているよ。ちょっと前の話だけどさ、なんだかよく分からない世界的な賞の発表があったろ? 本来は大学やら政府やら国の仕事をしている御偉いさん方が頂いていたんだけどな。どういう訳か今回は俺たちのお仲間が頂くことになったんだよ。って言ってもまぁ、俺とは違って文学的な男なんだけどな。

 俺が誰のことを言っているのかは明らかだろ? あいつも大ファンのボブだよ。俺たちより後から出てきたくせに、今じゃあ俺たちよりも有名なんだよな。音楽を始めたのは俺たちだが、俺たちはグループで音楽を始めた。ボブはちょっと違っていた。本人は仲間が見つからなかったからだと言うが、それは違うと思う。ボブはやっぱり、一人が似合うんだ。

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