表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パンクジャズ  作者: 林広正
23/102

6


 俺は思うんだよ。そいつは否定しているが、日本に暮らす奴らは文字が読めるんじゃないかってね。結構な量の形のある本を目にしたよ。あれだけあれば、解読する奴が現れても不思議じゃない。そいつが読み方を解読しているのもきっと、そういつだけじゃなくみんなが知っているんじゃないかと思う。さらにはその意味まで解読済みかも知れない。そいつは否定しながらも、いくつかの言葉の意味を説明していたからな。

 そいつは音楽の形のある本を手に入れる前に、すでに楽器を目にしていたそうだ。日本では、密かにではあるが、音を楽しむって文化が残っていたという。そいつは子供の頃からよく、そんな場所に通っていたそうだ。ギターやベース以外にも、三味線やら二胡やらバンジョーやら、シロフォンにマリンバ、ドラムやカホン、ありとあらゆる楽器が眠っていたそうだよ。俺が知らない楽器もまだまだ眠っているんだろうなって思うと、なんだかワクワクするよ。音楽はまだまだ進化する。もっともっと毎日が楽しくなるってことだ。

 そいつが言うにはだが、楽器はあっても、演奏をする者はいなかったそうだ。飾りとして、闇の店に置いてあったそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ