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みいつけた  作者: 紙とペン


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14/16

十四

 床下の扉は、もう開かなかった。

 力が両手で取っ手を引いても、真壁が鍵束の中から合いそうな鍵を探しても、柳田が古いへらを差し込んでも、びくともしない。

 ただ、扉の向こうから音だけが聞こえていた。

 

 ばらばらばら。

 

 無数のビー玉が転がる音。

 床下の暗闇いっぱいに、赤いガラス玉が降り続けているような音だった。

 その音の奥に、悠真の声がした。


「おかあさん」


 泣きそうな声だった。


「おかあさん、どこ」


 すると廊下の奥から、女性の声が答えた。


「悠真、こっちへ来てはいけません」


 透はその声を聞いた瞬間、体の奥が冷えた。

「美沙さん…」

 柳田が言った。

 顔は青ざめている。

「間違いありません」 

それは優しい声だった。

 だが、そこにある優しさは人を安心させるものではなかった。夫に傷つけられ、息子に慰められ、夫の死後、後を追うように命を絶った女性の刃物を布で包んだような優しさだった。近づけば傷つく。けれど、遠ざかることもできないような声だった。

 その声を聞いたとき、透は初めて思った。

 この人もまた、悠真を置いていったのだ。

 傷つき、苦しみ、追い詰められていたのは間違いないだろう。

 しかし、悠真から見れば、母もまた、悠真の前からいなくなった人だった。

 七歳の子どもが、その事実をどう受け止めたのか、透には想像することさえ苦しかった。

「どこから聞こえたんですか」

 笑が訊いた。

 柳田は廊下の奥を見た。

「奥の間です」

「奥の間?」

「美沙さんが、亡くなる前に使っていた部屋です」

 真壁が顔を上げた。

「柳田、あの部屋は」

「分かっています」

 柳田は言った。

「でも、行かんと終わらへんで」

 悟が覚悟を促すように言った。

悟はまだ意識が朦朧としており、力が肩を貸している。

先ほどまで消えていた力が、今度は悟を支えている。その姿を見て、透は少しだけ胸が熱くなった。

 戻ってきた。

 二人とも、ここにいる。

 だからこそ、ここで終わらせなければならない。

「早く母親も見つけてあげよや。あいつの安心した顔、見たいわ」

「悟、歩けるか」

 力が訊いた。

 悟は目を細めた。

「力、おまえの方こそ大丈夫なんか?さっきまで床下の出口のところでふらふらやったみたいやんけ」

 その言葉に、力の顔がくしゃっと歪んだ。

「おまえ、戻ってきて最初に俺に言うことがそれか。ほんま、こんなときに」

「他に何て言えばええねん」

 いつもの悟だった。

 完全に戻ったのかは分からない。

 でも、その皮肉っぽさに、透は救われた。

 笑は泣きながら少し笑った。

「よかった。みんなまた一緒になれて」

「そうや。だから、今度は悠真くんの家族もみんな一緒にしてあげな」

 悟は小さく言った。

 そして床下の扉を見た。

「あの子、まだ泣いてるはずや」

 床下の奥から、悠真の声が続いていた。


「おかあさん」

「おかあさん」

「おかあさん」


 何度も。

 返事を求めるように。

 母親が、いつか必ず振り向いてくれると信じているように。

 しかし、廊下の奥の女性の声は、ただ同じ言葉を繰り返すだけだった。


「来てはいけません」

「悠真、こちらへ来てはいけません」

「お母さんのところへ来てはいけません」


 その声を聞くたび、透の胸が苦しくなった。

 拒絶に聞こえる。

 でも、本当に拒絶なのか。

 美沙は悠真を嫌っていたわけではないはずだ。

 むしろ、愛していた。

 だからこそ、来るなと言っているのかもしれない。

 自分の絶望へ。

 自分の死へ。

 自分の罪悪感へ。

 息子を引き込みたくないから。

「行こう」

 透が言った。

  

 透たちは物置を出た。

 離れの廊下は、さらに暗くなっていた。

 電球はついているはずなのに、明かりが床まで届いていない。壁の上の方や天井の隅が、黒く沈んでいる。その黒が少しずつ動いているように見えた。

 廊下の奥に、小さな障子戸があった。

 その前に、赤いビー玉はなかった。

 代わりに、白い紙片が一枚落ちていた。

 透が拾う。

 古い和紙だった。

 そこには、細い筆文字でこう書かれていた。

 

 ――悠真を、こちらへ来させないでください。


「美沙さんの字ですか」

 透が訊くと、柳田が紙を見て頷いた。

「はい」

「これはいつのものですか」

「分かりません。ですが、おそらく亡くなる前でしょう」

「どうして、こんなことを」

 柳田は答えなかった。

 答える代わりに、障子戸に手をかけた。

「この部屋に入れば、分かるかもしれません」

 真壁が鈴を握った。


 ちりん。


 柳田が障子を開けた。

 部屋の中は、白かった。

 離れの他の部屋とは違った。

 壁も、布団も、障子も、すべてが白く見えた。月明かりが差し込んでいるわけではない。電気がついているわけでもない。それなのに、部屋全体が薄い白い光に包まれていた。

 畳の上には、古い布団が敷かれている。

 そのそばに、鏡台があった。

 鏡は布で覆われている。

 窓際には、小さな机。

 机の上には、折り紙で作られた赤い金魚が置かれていた。

 そして部屋の中央に、一人の女性が立っていた。

 白い着物姿に細い体、長い黒髪。

 顔は俯いている。

 美沙だった。

 透は息を止めた。

 幽霊だと思うより先に、悠真の母親だ、と思った。

 美沙は顔を上げた。

 とても美しい人だった。

 だが、その美しさは生きている人間のものではなかった。透き通るように白く、目の奥にこれまでの葛藤を蓄えた深い悲しみがある。唇にはかすかな微笑みが浮かんでいるが、それは今にも壊れそうだった。


「柳田さん」


 美沙が言った。

 声は穏やかだった。


「まだ、ここにいてくださったのですね」


 柳田は膝をついた。

「美沙さん」


「ありがとう」


「私は、何もできませんでした」


「いいえ」


 美沙は首を横に振った。


「あなたは、鍵を守ってくれました」


 柳田は泣き出した。

 声を殺して泣いていた。

 真壁は一歩前に出た。

「美沙さん」

 美沙は真壁を見た。


「真壁さん。あなたも、ずっと苦しんでいらしたのですね」


「私が悠真くんを見つけられませんでした」


「いいえ、真壁さん、それは、私の罪でもあります」

 美沙は静かに言った。


「私があの子を置いていったから」


 床下の方から、悠真の声が響いた。


「おかあさん」


 美沙の顔が歪んだ。

 それでも、彼女は振り返らなかった。


「来てはいけません」


「なんで?」


 悠真の声は、遠くから聞こえている。


「おかあさん、なんで?」

「おかあさん、ぼくのこと、きらいなの?」


 美沙の表情が崩れた。

 その一言で、彼女は立っていられなくなったようだった。

 白い着物の膝が、畳に落ちる。


「違います、私はあなたのことを心から愛しています。」


 美沙は言った。


「でもおかあさんも、ぼくをおいていった。きらいになったのかとおもった」

「そんなことは決してありません」

「ぼく、おかあさんをたすけたかった」

「知っています」


 美沙は両手で顔を覆った。


「知っていました。あなたが小さな手で私の背中を撫でてくれたこと。『僕がいるから大丈夫』と言ってくれたこと。あなたがどれほど優しい子だったか、私は知っていました」

「じゃあ、なんで」


 悠真の声は泣いていた。


「なんで、いなくなったの」


 その問いに、誰も答えられなかった。

 母親である美沙だけが、答えなければならなかった。


「弱かったからです」


 美沙は言った。


「私は、弱かった。あなたを守らなければならなかったのに、あなたに支えられてしまった。宗一郎さんが亡くなった後も、あなたのために生きなければならなかった。でも私は、自分の悲しみに負けてしまった」

「ぼくより、かなしかった?」


 悠真の声がした。

 美沙は首を横に振った。


「いいえ」


 その答えは早かった。


「あなたの悲しみの方が、ずっと深かったはずです。私は大人でした。あなたは子どもでした。私があなたを支えるべきでした」


 美沙は顔を上げた。

 その目から、涙が流れていた。

 幽霊も泣くのか、と透は思った。

 いや、涙ではないのかもしれない。

 後悔が形になったものかもしれない。


「私は、あなたを置いていきました」


 美沙は言った。


「それは、私の罪です」


 部屋の空気が震えた。

 笑が泣いていた。

 力も目を伏せていた。

 悟は唇を噛んでいる。

 透は美沙を見ていた。

 この人は被害者だった。しかし、同時に母親でもあった。

 傷ついた人が、別の誰かを傷つけてしまうことがある。

 それは責めるだけでは終わらない。

 でも、なかったことにもできない。

 美沙はそれを分かっている。

 だから、悠真を自分のところへ来させまいとしていた。

 自分の死へ、絶望へ、連れて行きたくなかったのだ。

「悠真くん」

 透は廊下の方を見た。

「聞こえてる?」

 真壁が透を止めようとしたが、美沙が首を振った。


「今は、呼んであげてください」


 透は頷いた。

「悠真くん。お母さんは、君を嫌いになったから置いていったんじゃない」


「でも、いなくなったよ」


 声は近くなっていた。


「うん。いなくなった。それはほんまや」


「おかあさん、ぼくをみてなかった」


「そうやな」

 透はごまかさなかった。

「でも、見てなかったことを、今すごく後悔してる」

 美沙が泣いている。

 悠真の声は、障子の向こうまで来ていた。


「こうかい?」


「うん。お父さんも、お母さんも、真壁さんも、柳田さんも、みんな間に合わなかった。だから、謝ってる」


「あやまったら」


 悠真の声が震えた。


「ぼく、ひとりじゃなくなるの?」


 謝罪では、過去は変わらない。

 悠真が寒い床下でずっとひとりだった事実は消えない。

 見つけてもらえなかった時間も、戻らない。

「残念やけど、ひとりやったことは、消えへんわ」

 透の声は涙で濡れていた。

「でも、今はもう、ひとりちゃうで」

 悠真の声が止まった。

「僕ら、悠真くんのことちゃんと見つけた。力も、悟も、笑も、真壁さんも、柳田さんも。お父さんも、お母さんも、全員悠真くんの側におるで」

 透は泣きながら笑った。

「遅すぎたかもしれん。でも、今はもう、ひとりちゃう」

 障子の向こうから、小さな手が見えた。

 白い手。

 障子の縁に、そっと添えられている。


「おかあさん」


 悠真が言った。


「はい」


 美沙は答えた。


「ぼく、そっちいっていい?」


 美沙は震えた。

 その問いに、すぐには答えられなかった。

 来てはいけない。

 ずっとそう言っていた。

 自分の絶望に息子を引き込みたくなかったから。

 けれど今、悠真はもう絶望へ向かっているのではない。

 母に会いに来ようとしている。

 帰ろうとしている。

 美沙は両手を広げた。


「おいで」


 その瞬間、障子が静かに開いた。

 悠真が立っていた。

 白い寝巻きに裸足で、小さな手には、赤いビー玉が握られている。

 までの暗さは薄れていた。

 写真の中の少年に、少し近づいている。

 悠真は一歩、部屋に入った。

 美沙へ向かって歩く。

 一歩、また一歩と近づくたびに、部屋の白い光が揺れた。

 美沙は泣きながら、悠真を待っていた。

 悠真は母の前で止まった。


「おかあさん」

「悠真」

「ぼく、おかあさんをたすけられなかった」

 美沙は首を振った。

「あなたが助ける必要はなかったのです」

「でも、たすけたかった」


 悠真の目にはいっぱいの涙がためられていた。


「ありがとう。その気持ちだけで、お母さん、とっても嬉しかったです」


 美沙は悠真を抱きしめた。

 母と子が、ようやく触れ合えた瞬間だった。

 美沙の腕の中で、悠真は声を上げて泣いた。

 七歳の子どもが泣くように。

 ずっと我慢していた子が、ようやく泣けたように。

 すると、部屋の奥から低い声がした。


「悠真」


 宗一郎の声だった。

 美沙の表情が固まった。

 悠真が母の腕の中で振り返る。

 部屋の隅に、男の影が立っていた。

 宗一郎。床下で見たときよりも、はっきりしている。

 背の高く、厳しい顔つきの男だった。

 けれど、その目には怒りではなく、深い後悔があった。

 悠真は美沙の袖を握った。


「おとうさん」


 宗一郎は一歩近づいた。

 その動きは不器用だった。

 親が子どもへ近づく動きにしては、あまりにもぎこちない。

 どう声をかければいいのか。

 どう手を伸ばせばいいのか。

 今も分からない。

 そんな男の動きだった。


「悠真」


 宗一郎は言った。


「すまなかった」


 悠真は黙っていた。


「美沙」


 宗一郎は妻を見た。


「すまなかった」


 美沙も、すぐには答えなかった。

 謝罪は、魔法ではない。

 すまなかったと言えば、傷が消えるわけではない。

 暴力も、孤独も、置き去りにされた時間も、すべて残っている。

 宗一郎は膝をついた。畳に手をつき、深く頭を下げた。


「私は、今まで夫でも父でもなかった。旅館を守るふりをして、自分の弱さから逃げた。美沙を傷つけ、悠真を待たせた。謝って許されるとは思っていない」


 悠真と美沙は黙ったまま父の姿を見ていた。


「それでも」

 

 宗一郎の声が震えた。


「それでも、次に会えたなら、悠真、おまえのことを見つけると遺書に書いた。今度会えたなら、もうおまえのことを待たせたりはしない」

 

 悠真が、小さく頷いた。


「ほんとうに、あそんでくれる?」


 宗一郎は顔を上げた。

 そして、初めて少しだけ笑った。

 写真の中でも見せなかった表情だった。


「今度こそ」


 宗一郎は両手を広げた。


「みいつけた」


 悠真の顔が歪んだ。

 泣いているのか、笑っているのか分からない顔だった。


「おとうさん」


 悠真は一歩踏み出した。

 だが、その瞬間、部屋の外から黒い風が吹き込んだ。

 白い光が揺れる。

 廊下の奥から、黒瀬の声が響いた。

「終わらせるな」

 部屋の空気が一気に濁った。

 真壁が鈴を鳴らした。


 ちりん。


 しかし、黒い影は廊下の奥から這うように近づいてくる。

 床下で崩れたはずの黒瀬の怨念がまだ残っていた。

 黒瀬の罪の証拠は見つかったが、黒瀬自身はまだ認めていなかったのだろう。

 悠真が震えた。


「くろせのおじさん」


 黒い影が笑う。


「おまえが黙っていればよかった」


 その瞬間、悟が前に出た。

 ふらつく体で、それでも悠真の前に立った。

「黙るのは、おまえや」

 声はかすれていたが、怒りが込められていた。

「子どものせいにすんな」

 力も悟の横に並んだ。

「ほんまそれな。ええ年こいた大人が子どもに責任押しつけんな」

 笑も前に出る。

「あんたの書類も、メモも、鞄も見つけた。悠真くんの骨も、あんたの骨も見つけた。もう隠されへんで」

 透は黒い影に向かって言った。

 黒い影が膨らんだ。


「子どもが!」


 透は怯まなかった。

「そうやで。子どもや」

 透は言った。

「でも、子どもやから見つけられたんや。大人たちが見つけられへんかったもんを」

 黒い影が叫び、部屋の白い光が揺れる。

 そのとき、柳田が黒瀬の書類を掲げた。

「この証拠は、明日、警察に届けます」

 真壁も言った。

「久遠館の記録も、すべて公表します。あなたのしたことを、もう隠しません」

 黒瀬の影が初めて揺らいだ。


「やめろ」


「やめません」

 真壁の声は静かだった。

「私たちは、もう見て見ぬふりをしません」

 その言葉が、久遠館全体に響いた気がした。

 見て見ぬふりをしない。

 それは、この館に残っていたすべての罪への答えだった。

 真壁が鈴を鳴らす。


 ちりん。


 黒い影が崩れ始め、黒瀬の声が遠ざかる。


「私は……悪く……」


 最後まで言い切る前に、影は床へ沈んだ。

 赤いビー玉が一つ、廊下から転がってきて、その黒いシミの上で止まった。


 ころん。


 それきり、黒瀬の声は聞こえなくなった。

 部屋に白い光が戻った。

 悠真は、父と母を見上げた。

 宗一郎は悠真に向かって再び両手を広げた。

 美沙は悠真の背中に手を添えた。


「行きましょう」


 美沙が言った。


「怖い」


 悠真が言った。

 宗一郎は頷いた。


「私も怖い」


 悠真は驚いた顔をした。


「おとうさんも?」

「ああ」


 宗一郎は不器用に笑った。


「父親らしいことを、何もしてこなかったからな」


 悠真は少しだけ笑った。

 そして、ゆっくり父の方へ歩いていき、父の腕の中に収まった。

 宗一郎のその抱きしめ方は、やはりぎこちなかった。

 けれど、温かく、優しさが溢れていた。

 美沙も二人を抱きしめた。

 三人の姿が、白い光の中で重なる。

 透はそれを見ていた。

 これで救われたと言っていいのかは分からない。

 過去は変わらない。

 傷は消えない。

 でも、ずっと言えなかった言葉が、ようやく届いた。

 それだけは確かだった。

 悠真が、父と母の腕の中からこちらを見た。


「とおる」


 透は頷いた。


「えみ」


 笑が涙を拭きながら笑った。


「ちから」


 力が鼻をすすった。


「さとる」


 悟は目を逸らした。


「さとる、ないてる?」


「ちゃうわ、おまえら家族の姿がまぶしすぎてそっち見られへんだけや」

 悠真は初めて、声を出して笑った。

 怖さや寂しさを微塵も感じさせない、ただ、夏休みに遊んでいる子どもらしい笑い声だった。


「みつけてくれて、ありがとう」


 悠真は言った。

 そして、父と母の方を向いた。 


「おとうさん」

「うん」

「おかあさん」

「はあい」


 悠真は、小さく息を吸った。

 そして、ずっと言いたかった言葉を言った。


「ただいま」


 白い光が、部屋いっぱいに広がった。

 透は思わず目を閉じた。

 次に目を開けたとき、そこに三人の姿はなかった。

 畳の上に、赤いビー玉が一つだけ残っていた。

 その中の白い筋は、もう指にも、手にも見えなかった。

 ただ、光を受けて静かに輝く、きれいなガラス玉だった。

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