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僕の性日記  作者: 水野 流
再会
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思いがけない訪問者


それから6年がたち、僕は大学生になった。


おばさんが引っ越しをしたときは、絶対に大学はおばさんが引っ越した岡山の大学に行こうと思っていたが、悲しいかな、時間がたつと、そのようなおばさんへの純な思いも薄らぎ、結局親に勧められるまま地元の大学に進んでいた。



それは、おばさんが僕の前からいなくなってから10年たった、大学4回生の12月の初めだった。


下宿に帰ると、下宿の1階に住む大家のおばさんが下から僕を呼んだ。

何事かと思い、僕が大家さんのところに行くと、僕を訪ねて女の人が来たという。


「たしか、小川さんて言うたかな・・・?」


「小川・・・?」



僕は『小川という女性』と聞いて、すぐにリョウちゃんのお母さんのことが頭に浮かんだが、まさか今さらという思いで、最近出会った小川という女性を一生懸命思い出そうとした。


「ここに、その人が書いた名前と連絡先があるわ・・・」

そう言って大家さんは小さなメモ用紙を持ってきて僕に渡した。


「きれいな女性ひとだったよ・・・何でも、昔ヒカルさんが住んでいた近くに住んでたと言うてはったわ」


それを聞いて、僕はすぐに、リョウちゃんのお母さんだと分かった。


大家さんに渡された紙を見ると、そこには「小川和子」と、きれいな文字で書かれていた。


その下に、ホテルの名前と電話番号、部屋番号が書かれていた。



「そこに書いてあるホテルに泊まってるから、帰ってきたら、そこに連絡して欲しいって言われてたよ」


僕は「ありがとうございます」とお辞儀をすると、急いで自分の部屋に戻り、着替えをして下宿を飛び出した。


突然の思いもかけない女性ひとの出現に、心臓が張り裂けるほどうれしかった。


おばさんが泊っているホテルは港の近くで、僕の下宿からは市内電車を使えば、そう遠くはなかった。


ここからは、僕が大学4回生の時に、リョウちゃんのお母さんと再会して以降の話になります。


どうか、最後までお付き合いください m(_ _)m

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