白石のおっちゃん逝く
それから、僕は小学校を卒業し、中学生となった。
それまでにも、月に1回か2回、リョウちゃんのいないときは、おばさんとのセックスを楽しんだ。
おばさんも、あの時以降、特に、僕の「セックスしたい」という我がままを拒絶することなく、素直に応じてくれた。
僕にとっては、夢のように幸せな時が流れた。
事件が起こったのは、そんな幸せ気分が永遠に続くのかと僕が浮かれていた時であった。
もうそろそろ、中学生になって初めての夏休みに入ろうかという時、白石のおっちゃんが亡くなったということを母から聞いた。
その年の正月に酒を飲んでいて倒れ、ずっと自宅で寝込んでいたが、急に容体が悪化して、病院に担ぎ込まれた時には、時すでに遅く、帰らぬ人となったそうであった。
病名は『心不全』
その話を聞いて、僕は、リョウちゃんのお母さんにしたことへの天罰だと感じた。
別に可哀そうだとは思わなかった。
そう思いつつ、「自分も同じようなことをしているのに、それはいいのか・・・・?」
そんな疑問をふと感じた。
でも、それは「僕がリョウちゃんのお母さんを愛しているからいいんだ」と、勝手な言い訳を考えて、妙に納得した。
それだけ、リョウちゃんのお母さんとのセックスは、当時の僕にとって、やめることのできない、麻薬のようなものだった。
白石のおっちゃんが亡くなったことで、これからはリョウちゃんのお母さんにも平穏な日々が訪れるだろうと思った矢先、思ってもいなかった事件が起こったのだ。
それは、白石のおっちゃんのお葬式が終わって、二、三週間ほど経った時だった。




