EP.1-11 守る理由
こんにちは、Time Bombです。
投稿時間が少し遅れてしまい、申し訳ございません。
ですが、面白さは保証します笑
そして今回のエピソードでは、瑞葵が亜美を守るために懸命に動きます。
さらに、河村亜美の過去も明かされます。
亜美の現状、そして彼女がなぜ西横キッズとして生きていくことを選んだのか――。
ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!
EP.1-11
瑞葵「はぁ、はぁ、はぁ……」
瑞葵は駆け足で、二十二時に待ち合わせるはずだったゲームセンターへ向かった。
現在の時刻は二十二時十分。少し遅れてしまった。
しかし、あの二十二時の待ち合わせは組織が用意したダミーだ。だからきっと、まだ待ち合わせ場所の近くにいるはず――そう思っていたが、付近に河村亜美の姿はなかった……。
瑞葵(どこに行っちゃった?)
まだ近くにいるはずだ。
瑞葵は手当たり次第に走り回った。
さっき亜美が案内してくれた溜まり場、宿泊施設、その周辺の路地まで。
幸い、今日の寝床はすでに確保してある。
無理に仕事を探す必要はないと思う。
だが、万が一ここで援交相手が見つかってしまってはまずい。
とにかく今は、河村亜美を見つけ出すことに集中しなければならない。
「よお! 姉ちゃん、待ち合わせか?」
亜美「待ち合わせ……っていうか……うん……そんな感じ……」
「一万で生は?」
亜美「生はやってないです……。怖いんで……」
「それじゃあ倍出すよ。それなら?」
亜美「あ……まあ……うん……」
瑞葵「いた!」
まだ間に合う!
瑞葵は急いで河村亜美に近づいた。
「それじゃあ交渉成立ってことで!」
瑞葵「待って!」
亜美「あんた、なんできたのよ」
瑞葵「行こう! こんなことダメだよ」
瑞葵は亜美の腕を掴み、その場から離れようとした。
だが、交渉していた不良の男はそれを許さない。
「おい!」
男は瑞葵の肩を乱暴に掴み、逃がさなかった。
瑞葵「くっ……!」
力強い握力に、瑞葵は顔を歪ませる。
「この女は俺が買ったんだよ。
お前が先に相手するなら、四万用意しろよ」
瑞葵「四万?」
「ああ。こいつと生なら三万って約束したからな」
瑞葵は思わず亜美の方を向いた。
けれど、亜美は俯いたまま、瑞葵の方を見ようとしない。
瑞葵「三万ならあります。それで許してもらえませんか?」
「三万ね。……おら!」
次の瞬間、不良の男は瑞葵を勢いよく突き飛ばした。
瑞葵「うっ!」
瑞葵は後ろにあったゴミ置き箱にぶつかり、周囲に空のペットボトルが散乱する。
そのまま男は、よろけている瑞葵に何度も強烈な蹴りを叩き込んだ。
「おい、何西横の分際で交渉してんだよ。
立場がわかんねえようだから教えてやるけど、お前ごときが何口答えしてんだよ!」
瑞葵「くっ……!」
瑞葵は必死に歯を食いしばった。
怖い。
逃げ出したい。
でも――
亜美「ちょっと、もうこれ以上は……」
「うっせえんだよ。ドブスが……。
顔がいいから高く見積もってやったけどな、お前みたいなドブネズミは調子のんな」
男は止めに入った亜美を乱暴に突き飛ばした。
瑞葵「危ない!」
瑞葵はなんとか立ち上がり、亜美の背後に回る。
その瞬間、背中から思い切り緑の金網フェンスに叩きつけられた。
瑞葵「いってぇぇ……!」
亜美「ちょっと、なんで!」
「ドブネズミ同士、お似合いだな……」
瑞葵「うるさい!」
「あ?」
瑞葵「彼女はドブネズミなんかじゃない!
必死に生きてるんだ!」
さっき蹴られた場所がズキズキ痛む。
それでも痛みに耐え、なんとか立ち上がる。
「はいはい、そう言わないとな!
傷ついちゃうもんな」
瑞葵「はぁ……はぁ……」
怖くて足が震える。
だけど――翼が助けてくれて……柚木は背中を押してくれた。
瑞葵(ここからは僕が頑張らないと!)
河村亜美の前に立ち、これ以上彼女に指一本触れさせないような体勢を取った。
「はいはい。分かったよ。引けばいいんだろ!」
そう言って男は瑞葵に殴りかかった。
瑞葵「ヒッ!」
瑞葵は反射的に後ろへ一歩下がってしまい、拳は左肩に当たった。
またもフェンスに背中を強打する。
だが相手は手を抜かない。続けてまた殴りかかってくる。
瑞葵「うわああああ!」
瑞葵は叫びながら、男の腹に向かって突進した。
しかし男はそれを鼻で笑い、瑞葵の腹へ強烈な膝蹴りを叩き込む。
瑞葵「ウッ!」
あっけなく地面に膝をついてしまう。
それでも吐き気をこらえながら、なんとか男の足にしがみついた。
瑞葵「逃げろ!」
亜美「え?」
瑞葵「早く!」
亜美「え……、あ……うん」
河村亜美に向かって叫ぶ。
自分の力では勝てない。
なら、せめて彼女の安全だけでも守らないと。
必死に男の足にしがみつく。
亜美は近くの曲がり角を右へ曲がり、視界から外れた。
「あっ! クソ!」
瑞葵「ああああああ!」
瑞葵はなんとか立ち上がり、男の体勢を崩す。
そして、不意打ち気味に男の腕へ思い切り噛みついた。
「うっ!」
予想外だったのか、男はよろけ、背中から体勢を崩す。
「てめえ、調子のんなよ!」
男は瑞葵の顔面を殴りつけ、口を離させた瞬間、そのまま首を絞め上げた。
瑞葵「ガッ、アッ!」
そのままフェンスへ体を押しつけられる。
なんとか反撃しようと蹴りを入れるが、体格差がありすぎてまるで効かない。
瑞葵(苦しい……)
意識が朦朧としていく。
――ふと、あの時の夜を思い出す。
泣きながら悔しさをにじませていた、真壁龍斗の表情を。
あの時、なぜあんな表情をしていたのか、瑞葵には分からなかった。
結局、施設へ戻っても同じ運命なのかもしれない……。
もしかしたら、ここにいるのが正解なのか……。
分からない……。
もう……。
「グハッ!」
急に呼吸が戻った。
いきなり大量の酸素が体に流れ込み、瑞葵は激しくむせた。
――咳が止まらない。
目の前で、男が口からよだれを垂らしながら伸びていた。
瑞葵(え?)
男の隣には、翼が立っていた。
瑞葵「つ、つば……アッ、ゴホッ、ゲホッ!」
翼 「ゆっくり深呼吸しよ!」
瑞葵は翼の合図に従い、息を吸って、吐いて、何度か深呼吸を繰り返した。
翼 「大丈夫か?」
瑞葵「うん……」
翼が来てくれて、一気に張り詰めていたものがほどけたのか、体が軽く感じる。
それと同時に、自分の無力さも痛感した。
瑞葵「……ごめん」
翼 「身を挺してターゲットを守ったんだ。謝ることはないよ」
瑞葵「全然ダメだったよ……」
翼 「そうか?」
瑞葵「僕さ……彼女には家に戻ってほしいと思って連れ戻したのにさ……それって……僕からしたら、施設に戻れって言われてるのと同じじゃん」
翼 「……」
瑞葵「柚木さんにはさ、自分が正しいと思う方に進めって言われたけどさ……施設にいた頃を思い出して……。
施設に戻ったところで結果は同じならさ……」
翼は瑞葵の隣に座り、優しく背中をさすった。
翼 「なあ、瑞葵。
施設に戻れってさ、西横に居続けろって意味と同じなんじゃないか?」
瑞葵「え?」
翼 「どっちもそうだろ。
居場所がないから、しがみつくしかないっていうのは」
翼 「それが間違いだとは思わないよ。
それしか生きる道がない人もいるし」
瑞葵「……」
翼 「西横にいる亜美も、施設で過ごしてきた瑞葵も、どちらも自分を傷つけながらしがみついてるんだろ」
翼 「でも、今の瑞葵は違う」
瑞葵「……」
翼 「今を変えようとしてる」
翼 「逃げずに考えて動いて!
彼女のことだって守ろうと頑張ってただろ!」
瑞葵「うん……」
翼 「だったら大丈夫だよ!」
翼は瑞葵の肩に優しく触れ、立ち上がった。
翼 「任務はまだ終わってない。瑞葵の言葉で彼女に伝えろ。
きっと彼女も、瑞葵の言葉なら分かってくれるはずだから」
瑞葵「うん……わかった!」
翼 「ここからは一人でやってみろ!
柚木さんから情報が来てて、彼女はホテルに戻ってる。今すぐ行け!」
瑞葵「ありがとう!翼」
瑞葵は再び走り出した。
殴られたところが痛む。
だが今は、それどころではない。
このまま彼女を見過ごしたら、河村亜美は今以上に自分を傷つけることになる――そんな気がしていた。
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亜美は自分のスマホを見つめながら、通話ボタンを押すか押さないかで迷っていた。
画面に表示されているのは――「110」。
亜美(ここで……今……通報すれば……全部終わる……)
だが、今ここで助けを呼べば、自宅へ連れ戻されるかもしれない。
その考えが、指を止めていた。
――コンコン
無音の部屋に、小さなノック音が響く。
亜美は思わずビクッと肩を震わせた。
亜美「……」
――コンコン
今度は少し大きい。
亜美はすぐに110番へ通報できるようスマホを構えたまま、慎重に扉へ近づく。
亜美「……誰?」
瑞葵「あ……僕です……」
亜美「!」
110番を押しかけていた指が止まる。
亜美「なんで……なんで戻ってきたの?」
瑞葵「話……したくて……」
亜美「なに? 説教?」
瑞葵「ちがうよ……」
亜美「私はね……自分が一番なの……。
だからあんたを置いて逃げたの」
瑞葵「逃げじゃないよ……。自分を守ったんだよ。
君が……自分自身を……」
亜美「……」
瑞葵「それに、あの時……僕は逃げろって言った……。だから君は悪くない……」
亜美「……何よ……」
瑞葵「ねえ、一回、君とちゃんと話してみたい……。
僕もさ……君と同じ、帰る場所がない人間だから……」
亜美「え……?」
瑞葵「僕はね……今は……その、何でも屋みたいな会社の人間なんだ。
帰る場所がないから、ここにいるしかなくて……」
亜美「……」
瑞葵「だから……今回はお父さんから……頼まれたんだ……。
君を連れて帰ってきてほしいって」
――ガチャ
ゆっくりと扉が開いた。
亜美「入って……話は聞くから」
中に入ると、亜美は何も言わずベッドに横たわった。
けれど、さっきと違って半分、瑞葵のためのスペースが空けられている。
亜美は瑞葵に背を向けるように寝転がり、瑞葵もまた、彼女に背を向けるように座った。
亜美「ねえ……さっきの話の続き聞かせてよ」
瑞葵「帰る場所がない話?」
亜美「うん……」
瑞葵は、自分がこの組織にいる理由、施設での暮らし、家族の話を包み隠さず話した。
父親を事故で亡くし、母は事故の怪我が原因で大怪我を負い、未だに面会すらできないこと。
そして、施設で壮絶ないじめに遭い、死にかけたことを――。
亜美「……」
亜美は瑞葵の話を聞き終えても、しばらく何も言えなかった。
自分よりも遥かに辛い過去を背負い、それでもなお苦しみながら生きている瑞葵に、かける言葉が見つからなかったのだ。
瑞葵「ごめん……。僕の話なんか聞いてもらって……」
亜美「ううん……。……君って強いんだね……」
瑞葵「僕は弱いよ……。だからチームのみんなに迷惑をかけて……」
亜美「そんなことないよ……」
瑞葵「君だってさ……何か大きな傷ができて、ここに来たんでしょ?」
亜美「ううん……。私のなんか、君に比べたら小さいものだよ」
瑞葵「そんなことないよ……。悩みは人と比べるものじゃない。
辛いのは、それだけ君がその悩みに向き合ってきたからなんだよ」
亜美「ありがとう……」
亜美は「ねえ……」と言いながら、ゆっくり瑞葵の方を向いた。
西横で初めて会った時の強気な表情とは違い、その目には雫が浮かんでいる。
亜美「私の話もさ……聞いてほしい……」
瑞葵は初めて見る彼女の表情に驚きながらも、真っ直ぐ彼女を見て「もちろん」と答えた。
亜美は枕を抱きしめながら、自分の状況を語り始めた。
亜美の父親は政治家。母も元教師という教育熱心な家庭だった。
だがそれは、もはや虐待と言っていいほど彼女を追い詰めていた。
小学六年生から中学受験を強いられ、休日は十六時間の勉強。
友達と遊ぶことも許されず、三学期からは学校にも行かせてもらえず、家で毎日勉強だけを続けさせられた。
次第に亜美は、一日に何度も過呼吸を起こすようになった。
机の前に座ることすらできなくなるほどに。
しかし母親は、「甘えてるんじゃない」と突き放した。
結局、亜美は病院に連れて行かれ、入院することになった。
けれどそこでも父と母は勉強を強いた。
病院の先生からも止めるよう言われたが、亜美は両親に洗脳されていたのか、それでも勉強を止めることができなかった。
亜美「あの人たちにとってね……私はマウントを取るための道具なんだと思う……」
瑞葵「マウント……」
亜美「うん……。あまりにも私が勉強をやめなかったから、先生が注意してくれたの。
私の命と受験、どっちが大切なんですかって……。そしたらね……」
亜美は抱きしめていた枕に、ぐっと力を込めた。
目からは涙がこぼれている。
亜美「受験ですって……言ったの……。考える間もなく……」
瑞葵「ひどい……」
亜美「結局ね……中学受験は受けることができなかったの。こんな状態だったから。
それでね……高校受験がラストチャンスだ、って言われて……。
もしそれでもダメなら……社会に出て働けって……。
それで私に費やした学費、全部返せって言われたの……」
亜美も必死だった。
両親に申し訳ないと思い、必死に勉強を続けていた。
だけど、心が限界を迎えてしまった。
その時のことは、ほとんど覚えていないらしい。
気づいたらホテルのベッドに裸で横たわっていて、隣には中年の男性がいた。
その男性が言うには、泣きながら靴も履かずに逃げていた亜美を見つけ、声をかけたのだという。
亜美は両親のことを話し、「いいところに連れていってあげる」と言われて連れてこられた先が、西横だった。
そこから亜美は、西横で暮らすようになった。
友達もできて、お金も自分で稼げるようになった。
今までの呪縛から解放されたような気分だった。
そして、自分を救ってくれたその男性も、定期的に会っては仕事を与えてくれた。
亜美「その男性がね……今日会うはずだった……男の人だったの……」
亜美「でも……来なかったの……。こんなこと、今までなかったのに……。
来れない日もあったけど、その時は必ず連絡くれたのに……」
友達にもいたらしい。常連客と突然連絡がつかなくなる子たちが。
そういう時は大抵、新しい女を見つけたか、飽きたか――。
亜美「確かにね……最近は少し遅れる、とか、別の日にしてくれって言われることがあったの……。
まあ、分かってたの。私以外にもお気に入りがいるって……」
亜美「前にね、別の女の人とホテルに入るところ見たことあったから……。
でも……私はその人しかいなかった……。
私ね……その人に捨てられたら、どうすればいいの……」
亜美は枕に顔を押しつけ、静かに泣いた。
これは組織が仕組んだことだ。
彼女をここまで追い詰めてしまったのは、僕らにも責任がある――そう瑞葵は感じた。
かける言葉がない。
ただ、彼女の背中を撫でることしかできなかった……。
亜美「ねえ……。私さ……どうすればいいと思う……」
瑞葵「……」
亜美「ここにもさ……居場所なくなっちゃった気がして……。
友達だってさ……たぶん、あれは友達って呼べないと思う……」
瑞葵「え……?」
亜美「お金がなかったり、今日の寝床がない時とかに声かけられるだけでさ……。
私はタバコもお酒も飲めないから……付き合い悪いって……なかなかさ……」
瑞葵「辛かったね……」
亜美「うん……ごめん……ちょっといい……」
瑞葵「え?」
亜美はゆっくりと、瑞葵を抱きしめた。
亜美「少し……こうさせてほしい」
瑞葵「分かった……」
瑞葵は戸惑いながらも、彼女を受け止めた。
ただ背中をさすりながら、少しでも彼女の傷が癒えるようにと願いながら……。
亜美「落ち着く……」
瑞葵「良かったよ……」
明かりもついていない暗い部屋。
それなのに、窓から差し込む月の光だけが異様に眩しく、幻想的な夜だった……。
亜美「私はさ……どうすればいい?」
瑞葵「……」
亜美「ここに残るか……帰るべきか……」
瑞葵「ごめん……僕には分からない……。
どっちが君にとって幸せなのか……」
亜美「そうだよね……」
瑞葵「でも……自分を傷つける行為はしてほしくない……。
さっき、不良の人と話してる君はとても……辛そうだったから」
亜美「君もさ……ここにいるのは良くないと思う……」
瑞葵「…………うん………」
亜美「そっか……やっぱり……私には、あの勉強漬けの日々しか生きる道ないんだね……」
瑞葵「そんなことないよ……」
亜美「!」
瑞葵「君はしっかり自分を守れたじゃん。
ここにいちゃダメだって思って、西横に逃げて、自分を守った」
亜美「それは私が弱かっただけ……」
瑞葵「弱さじゃないよ。ちゃんと自分から動けた。これは強いからだよ。
僕は……施設暮らしの時は何もできずにさ……ただ我慢するしかなかったんだ」
亜美「………」
瑞葵「だから……大丈夫……。守り方を間違えただけ。
今度はお母さん、お父さんにさ……君の意見をぶつけることが、君を守る方法なんじゃないかな……」
亜美「私に……できるのかな……」
瑞葵「一人でやる必要はないよ……。僕も手伝うよ……。
そし……同じ会社の先輩にも協力してもらうよ。だからさ……」
亜美「………」
瑞葵「君が傷つくの、見てるの……正直つらい」
亜美「………」
亜美は何も言わず、瑞葵を強く抱きしめた。
あの時もそうだった。
お母さん、お父さんから逃げて、初めて会った男性。
その時も、亜美は両親の話をした後に抱きしめられた記憶がある。
けれど、瑞葵のそれは違うと感じた。
商品や道具としてではなく、ひとりの人間として大切にしてくれる温かさが、ちゃんと伝わってくる……。
その温もりは、亜美の中で凍りついていた何かを、確かに少しずつ溶かし始めていた。
次回予告
西横の夜が明ける。
久々に安らかな眠りについた亜美。
傷だらけのまま眠る瑞葵を見つめながら、彼女はある決断を下す。
「帰る」と決めた亜美。
けれど、その先に待つのは本当に“救い”なのか――。
そして、任務を終えたはずの瑞葵にも、まだ静かな余韻が残っていた。
優しさは、人を救えるのか。
選んだ道は、正しかったのか。
次回、夜の終わりに二人が見つける答えとは――。
そして、いよいよEP.1 ラスト!ぜひ見届けていただけると嬉しいです。




