#59 腹を割って話そう
あの予選から数日が経ち、他のブロックも着々と進行されている
気配斬りの修行の休憩時間にシルバーはスマホを見ながら優作と話していた。
<シ>「まさか、影山と進介が予選敗退か…それも二人共この【じんろう】って人にか、この人ってどんな人物なんだ?」
<優>「影山が言うには、「過去から来た侍」だってよ」
<シ>「へー「過去から来た」か…」(なんで?)
そんな雑談をしながら休憩を終え、シルバーは目隠しをして修行に戻った。
そしてその修行に協力している元轟心共鳴会の興芝が優作に話しかけてきた。
<興>「スゲー成長スピードだな、彼は…もう鈴無しで気配斬りをできるようになりあがった」
<優>「あいつは元から感覚派の人間なんでね、これぐらい直ぐ会得しちゃうんですよ」
興芝が言う通り、シルバーはこの数週間で鈴を付けない状態での気配斬りをある程度できるようになっていたのだ。
<興>(これぐらいって言ってるけど…気配斬りって簡単なことじゃないよな)
と内心疑問に思っていた興芝だった。
視点は変わり影山、進介へ
時は少し戻り予選の日の夜、2人は進介のご両親が経営する焼肉屋の個室で打ち上げみたいなことを行っていた。そして網にあるカルビやホルモンが焼ける音がする中、2人は話していた。
<進>「まったく、この会の立案者なのに何が遅れるだ」
<影>「まぁまぁあいつならすぐ来るだろ」
どうやら2人は誰か待っているようだった。
そんな中、個室の扉が開く
<?>「すまん!遅れた!」
<進>「なんだ、3分か…これぐらいなら、待てたな」
<影>「ほら、速かっただろ」
遅れてきた男は軽く謝りながら進介の左側の席に着く
<?>「お!このホルモンは俺のか?いやーあざます、あざます」
その男はそう言っていただきますをした後、ホルモンを取ろうと箸を伸ばした。
だがその腕を進介が掴んで止めた。
<進>「わざわざ個室を用意してやったんだ、全部話てくれるってことでいいんだよな、優作」
そう言われた優作は箸を置いた。
そして優作こそがこの会の立案者であった。
<優>「そうだな…ホルモンの食べ頃までもう少しかかるし…先に本題に入ろうか」
そう言うと優作は深く息を吐く
<優>「今日のことは他言無用で頼む」
<進>「分かった」<影>「OK」
<優>「じゃー全員…腹を割って話そう」
そうして3人による、秘密の会合が始まったのだった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。
作者の一言
タイトル、腹を割って話そうなのに、皆さんには明かさないっていうね…これちょっとした詐欺ですね




