#54 影山VSじんろう ~解放の一言~
シルバーが修行開始から1ヶ月弱が経ち、大会本番まで約1ヶ月となったなか、数日後に大会の予選が始まろうとしていた。
予選は複数の各ブロックから選ばれた1人、計4人が本選に出場できるシステムになっている。
シルバーは今、千代の製作所で椅子に座りながら、スマホでブロック表を確認していた。
影山と進介が同じブロックで、影山が最初に戦うのが【じんろう】その次で進介とぶつかるのか…まぁ仕方ないことだが…残念だ。
スマホを観ていたシルバーに千代が声を掛ける
<千>「待たせたな、これが依頼させていたものだ」
<シ>「これで幅広く戦える…ありがとうございます」
シルバーは出来上がった物を受け取った。
<千>「君はまだ不完全だ、無理は禁物だぞ」
<シ>「肝に銘じて頑張ります」
シルバーは次の修行へと向かうのだった。
数日が経過し、遂に大会の予選が始まった。
予選は先に5点取った方が勝ちの一本制、胴打ちで即決着が着く
そして予選会場に第一試合へ挑むべく、精神統一している影山の姿があった。
<影>「あぁ分かってる…本当によ、初戦から嫌な相手だぜ…保証はできねぇ」
<司会>「それでは影山選手、じんろう選手、準備をお願いします」
司会に呼ばれた影山とじんろうは舞台に立った。
<影>(にしても、なんちゅう見た目だ、黒い袴に菅笠、武器は刀の一刀流って…昔の浪人かなんかか、歳は40以上いや30代にも見えるが、正直見た目なんて関係ないんだろうけど)
<審判>「それで両者構え…」
そう言うと影山はさげた両手に逆手持ちで小太刀を装備し、じんろうは刀の鍔に親指を掛けた。
審判は両者を目視し、合図を出した。
<審判>「試合開始!!」
次の瞬間、じんろうは影山に斬りかかった。それは胴体を真っ二つにするかのような軌道だった。
そして影山は二刀の小太刀でなんとか受け止めた。
<影>(はやい!!重い!!)
受け止めている影山にじんろうが小声で話しかけた。
<じ>「殺す気でこい、~~~~~~~」<影>「!!」
じんろうは影山に何かを伝えると後ろに下がった。
それを聞いた影山は首を鳴らす
<影>「なるほど…はなから俺の素性はバレてるって訳ね」
そう言うと逆手だった左手を順手に持ち替え、順手持ちの左手を胸付近へ、逆手持ちの右手を右太もも付近へ、動かした。
<影>「お望み通り殺す気でいってやるから…簡単に終わるんじゃねぇぞ」
その姿はシルバー達が知る影山とは、程遠いものだった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。
作者の一言
4月10日公開の映画、無事に席確保できました。後は上映時間に間に合うかどうかって話…




