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トップになるのはラクじゃない  作者: ぎんろろ
47/65

#46 レッツゴー!!

VRトレーニングが行われた次の日、シルバーはとある人物の元を訪れていた。


<シ>「お久しぶりです、お元気でしたか?千代さん」


<千>「おお、銀ちゃん、元気だよ、どうしたの?」


シルバーが会いに来たのは、シルバー達が持っている武器を製作した人物、千代だった。


<シ>「実は作って欲しい物がありまして…」


<千>「ほう?聞こうじゃないか」


シルバーは豪剣戦の秘策のため、千代に依頼をしたのだった。

依頼を終えたシルバーは鍛錬の為に、優作の家に向かっていた。



あの後、豪剣の攻略情報を聞けるチャンスだったが、そんな卑怯じみた真似は出来なかった。腐ってもゲーマーだからな、にしても大会までに倒すべき敵ができたのはありがたい。優作はここまで読んでいたのか?俺のゲーマー魂に火をつければ鍛錬にも身が入るって訳で…まぁそんなことはどうでもいい、ただ言えることは俄然やる気が出たのは事実!!やっぱり強敵との戦いは心躍るな!!



優作の家に着いたので、インターフォンを押そうとすると、玄関が開いてリュックサックを背負った優作が出てきた。


<シ>「おお、ジャストタイミングだな」


<優>「言った通りスーツとか諸々持ってきたか?」


<シ>「もちろんだ!スーツは下に着込んであるぜ、んで今日は何をするんだ?」


<優>「俺の修行は【心・技・体】を鍛えることだ。今日は走るぞ、着いて来い」


そう言いながらシルバーの前に立ってスマホを弄りだした。そしてシルバーも右耳にイヤホンを装着する。


<優>「あ、言い忘れてたわ、スーツを使って俺との距離を測るわ、それで10m離れたらスーツに搭載されてる心肺蘇生の機能を使って軽めの電気流すから頑張って着いてこいよ」


<シ>「……はあぁぁ!!なんじゃそりゃ!!」

優作のとんでもない発言にシルバーは声を荒らげたのだった。

そして2人は走り出した。


並走しながらの2人の会話

<優>「そう言えばスーツの名前、決めたんだな」


<シ>「説明時からずっと考えてたんだが、【(くれない)】にしたぜ」


<優>「フッいいじゃねぇか、それじゃースピード上げるぞ」


<シ>「まじかよ!まだ速くなるのかよ!」

会話が終わると優作は走るギアを一段階あげた。それにシルバーも喰らいつこうと努力するが段々距離が離されていく


<紅>「対象との距離8m、注意してください」


<シ>「注意とかの話じゃねぇよ!!」

怒りを糧にシルバーもギアを上げていく



数分後

<紅>「5キロを走破…引き続き頑張ってください」


なんとか電撃を喰らわずにここまでこれた…てか、なんでなんでそんなに余裕なんでしょうね、優作さん?スマホ触る余裕すらあるんですかね…それを見たらなんだか、体が重くなった気がするんですが…一段階重くなった体に鞭を入れながらシルバーは優作の後を走った。



数分後

<紅>「10キロを走破…引き続き頑張ってください」

なんとか…ここまで食らいつけたけど…もう厳しい…そんな限界が来ていたシルバーを見かねてか優作はスピードを落として近くの公園に立ち寄った。


<優>「休憩にするか」


<シ>「あり…がとう…」


まだまだ余裕そうにスマホを弄る優作に対して、へとへとなシルバーは近くのベンチに腰掛けた。そこに優作がペットボトルを渡しに近づいてきたので、シルバーはそれを受け取り水をがぶ飲みする。


<シ>「あぁ生き返る…いつもよりきつい…なんでだ…いや、前についていく対象がいる影響で自分のペースで走れないのが理由か…」


<優>「その通りだ、自分のペースを崩されると、いつも以上に疲弊する、これは戦闘でも同様だ、心掛けることだな、さぁ行くぞ」


<シ>「早いって…ちょっと休んだせいなのか、余計に体が重くなった気がするんですが…」


重くなった体を奮い立たせながらシルバーは優作の後を追ったのだった。


至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。


作者の一言

今後スーツのAIが話す場合は<紅>と書かせて頂きます

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