#44 VRトレーニング4戦目 ~絶望の壁~
豪剣との戦いが始まったが、シルバーは豪剣が放つオーラによって動くことができていなかった。
土煙が無くなり、豪剣の姿が露になった。
(なんだ、西洋の騎士みたいじゃないか、名前からして和風のモンスターだと思ってたぜ)
そんなことを考えながらも、依然としてシルバーはその場から動けなかった。
そんな中、豪剣はゆっくりと土手にある階段を降り始めた。
<豪>「どうした、動かないのか?」
<シ>(なに!話せるのか、まぁ特別なモンスターみたいだしおかしくないか)
<シ>「はは、動けないんだよ」
<豪>「なに?動けないだと?おかしいな…この世界は貴様が住む、地球をベースにしているはずなのだが…魔力が多すぎるのが原因か?」
豪剣はシルバーがシステムの影響で動けないのかと勘違いしてしまった。
<シ>「何言っているかわからねぇけどよ、要するにお前の圧に押されてるんだよ、解説させんな馬鹿野郎」
<豪>「これはこれは、すまないことをした」そう言いながら階段を降りきった。
<豪>「では改めて、行くぞ」そしてそれと同時にシルバーに向けて走り出した。
<シ>「来い!!豪剣!!」
豪剣の薙ぎ払いをシルバーは後ろに飛んで躱す
(そこまで剣速は速くない、大丈夫だ)豪剣はそのまま二撃目の薙ぎ払いに転じた。
(連続攻撃か、だがここはしっかりカウンターを決める)
(え……?なんだ今の…)
次の瞬間シルバーの胴体は真っ二つになっていたのだった。
挑戦回数13→12
やられたシルバーは一旦、準備フィールドに転送された。
「なんだ今の…明らかに途中で剣速が速くなった…攻撃に緩急をつけてくるのか…てかやっぱり一撃か、気を引き締めていかないとな」
改めて気合を入れたシルバーはウインドウにある再挑戦ボタンを押した。
そしてそれから
12…11…10…9…8…7…6…5…4…3…2…1
あっという間に、残り挑戦回数が1回になってしまったのだった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




