#43 VRトレーニング4戦目 ~重圧~
シルバーが3体目を倒した後の話
<シ>「さー倒してやったぜ、優作」
シルバーはシステム室で観ている優作に語りかけた。
<シ>「お前の手の内は分かってるぜ、いるだろう?もう1体、そいつに挑ませてくれよ!」
シルバーのお願いに、ここまで無言で戦いを観ていた優作が口を開いた。
<優>「やるのか?キラーラビットに苦戦していたお前が」
正論をぶつけられたがシルバーはそれでもめげなかった。
<シ>「馬鹿言え、やるに決まってるだろ、それに俺は逃げたくないんだよ」
<優>「…いいだろう、少し待っていろ」
そう言うと優作はシルバーとの通信を切った。
<シ>(一体どんな奴がくる…俺に絶望を与えてくるんだろ?優作、じゃないとこんな手の込んだ修行はさせないよな)
そんなことを思っていると、アナウンスがなった。
<AI>「ステージを変更します。変更完了アナウンスまで動かずにお待ちください。」
アナウンスが終わると周りが分解され始め、次第に次のステージが出来上がっていく
その光景を観ていたシルバーは驚きを隠せなかった。
<シ>「おいおい、なんでここなんだよ…」
シルバーが驚愕するのも必然だった。なぜなら出来上がっていくステージはいつも練習で使っている河川敷と瓜二つだったからだった。
<優>「修行するにはもってこいな場所だろ?」
<シ>「にしても…すげぇーな、ゲームでここに来るとは夢にも思ってなかったよ」
そして優作はルールの説明をし始める。
<優>「今からお前にはマドリの13闘神の1体【豪剣】を挑戦回数13回で倒してもらう」
<シ>「おいおい13回は多いんじゃないか?」
その瞬間、土手の上に雷が落ちて砂煙が舞い上がった。
それと同時にシルバーは戦闘態勢をとった。
<シ>(なんだ、このステージ全体を押し潰すようなオーラは…)
<優>「そいつの体力は引き継ぐ設定にしてやった。感謝しろよ、じゃ、健闘を祈る」
そう言って優作は通信を切った。
<シ>(それほどの高待遇をつけても大丈夫って判断したわけか…頭にくるが正解だ、今の俺とあいつには圧倒的な差がある…)
それを理解しながらもシルバーは自分自身に喝を入れるため、抜刀し、声を荒らげる
<シ>「やってやるよ!豪剣!!下剋上させてもらうぜ!!」
それに応えるかのように、土煙の中から豪剣の瞳が光り、頭の上にウインドウが出る【豪剣】と
豪剣
マドリに登場する13闘神の1体
見た目は西洋の甲冑を装着している人型のモンスター
使っている武器も何の特徴もないように見える、ただの両面刃の西洋刀
なので遠目で見ると、モブモンスターとご認識してもおかしくない
プレイヤーが使ったスキル、アイテムに応じて、豪剣のスキルも解放され、使えるようになる 特殊なギミックを搭載
※今回の戦いでシルバーはスキルを使えないため、関係無い
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




