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トップになるのはラクじゃない  作者: ぎんろろ
31/65

#30 神VS獣 ~呼応する輝き~

話している人物を分かりやすくしてみました。

シルバー→<シ>

優作→<優>

↑みたいに<>の中に最初の文字を入れてみました。

<シ>(昔から、刀は武士の魂って言われてた理由がなんとなく分かった気がするぜ…さーやろう、共に)

それに呼応するかのように【紅玉(こうぎょく)】が一瞬、輝きを放ち、それと同時にシルバーの目つきが変わった。



それを壇上で見ていた近藤は驚いていた。

<近>(まさか!もう一度見ることができるとは!やはり長生きはするもんだな)


優作も刀が輝いたことに気づいたが、まったく動揺していなかった。

<優>(なるほど…さーどう…!)


優作がそう考えていた矢先、シルバーは攻撃を仕掛けてきた。

その攻撃を優作は片方の【雷霆らいてい】で弾き、もう片方で反撃しようとした。しかしシルバーはそれを感知し、後ろに飛んだ。


<優>「考える時間は与えないって訳か、いいぜ、来いよ」


後ろに下がったシルバーは、次の一手を打つため、優作へ向かって行く。

シルバーは優作の間合いに入った瞬間、進行方向を変え、側面へ移動し、攻撃を仕掛けた。


<優>「どうした?この程度か?」

その攻撃をも、優作は軽々しく防いでみせた。


シルバーは攻撃を防がれると、次は背面へ、それでもダメなら側面へ、移動しては攻撃を繰り返した。それに伴い、スピードも徐々に上がっていった。

それはまるで全方位からの同時攻撃と言っても差し支えない程だった。


そんな中優作は、全ての攻撃を捌きながら、反撃の機会をうかがっていた。

<優>(……ここ)

シルバーが左側面へ移動時にできた隙を、右手に持っていた【雷霆】を左手側に合体させ、長棒に変形させると、左手で軽く握りながら、右手で思いっきり押し出した。

それはシルバーから見ると、懐から突然飛び出してくる死角の技だった。


その攻撃をシルバーは刀を使って受け止めたが、威力が強く、壁際まで押し飛ばされてしまった。

地面に左手をつけて低姿勢になったシルバーに対して、追撃をするために優作は走り出す。シルバーはその追撃を躱すため、バービージャンプみたいにその場で飛び上がり、2階の柵を掴むと、そのまま乗り越えて、キャットウォークへ移動した。


<優>(考えたな、そこだと長棒が機能しないに等しい…まぁ関係ないが)

優作は即座に逆手持ちの二刀の型に切り替えながら走り飛び、キャットウォークの柵に乗った。


それを見ていた近藤

<近>(おー凄い跳躍力だ、でもそんな狭い場所で戦って欲しくないな…嫌な予感が当たらなければいいが…)なお、近藤の嫌な予感は、数十秒後に的中してしまうのであった。



視点は戻りシルバー達へ

<優>「ここなら勝てると思ったか?」


<シ>「……」

その問いにシルバーは何も答えなかった。


<優>「てかよ、てめぇは…」


シルバーは優作の話を遮り、攻撃を仕掛けてきた。


<優>「そうかい、おしゃべりは嫌いって訳か」そう言いながらしっかり攻撃を防ぐ


<優>「まったく、面倒な相手だ!」

シルバーの二撃目を、優作は左手の【雷霆】で弾き、右手の【雷霆】で反撃した。


その攻撃をシルバーは体を後ろに反らして躱した。

バリン!!

そしてその攻撃は窓ガラスに直撃し、割れてしまった。



<近>「あぁぁ…いわんこっちゃない…」

近藤が危惧していた最悪の事態になってしまったのであった。


窓ガラスが割れようと、2人の戦いはとまらない、優作の攻撃を避けたシルバーは薙ぎ払いを繰り出した。その反撃を優作は屈んで避けた。結果…

バリン!!

刀が窓ガラスに直撃し、割れたのであった。


<近>「あぁぁ…2枚目も…」


2枚目が割れようと、まだまだ2人の戦いはとまらない

キャットウォークで激戦を繰り広げていた2人だったが、突然シルバーは何を思ったか、柵を乗り越え、アリーナに降り、刀を納めて優作の方を見ると、背を向けて歩き出した。


<優>「なるほど、いいぜ、乗ってやるよ」

そう言うと、長棒の型に変形させて、キャットウォークから飛び降りた。

それと同時に、シルバーは振り向き左手で鞘を抑え、右手で柄を握りながら優作の方へ走ってきた。



<優>「やはり抜刀術での着地狩りか、受けて立とう」

そう言うと【雷霆】の両端を持ち、空中で正面からシルバーの攻撃を受け止めた。

しかし、優作は反動で壁にぶっ飛ばされた。



この状況で胃を痛めている人物がいた。そう、近藤である。

シルバーが飛び降りたぐらいの事

<近>「おいおいおい…まてまてまて…なんでそこなんだ、そこの壁には鏡があんだぞ…あ、嫌な予感が…」

優作が丁度、鏡が内蔵されている壁にぶつかった時

<近>「あぁぁ…頼む、壊れるなら、せめて可動式扉だけにしてくれ…」

すると優作が立ち上がった。それと同時に可動式扉が衝撃で動き始めた。そして中の鏡が現れた。

<近>「よかったー鏡は大丈夫そうだ」と安堵する近藤であった。



視点はシルバー達へ


シルバーはすぐさま後ろに下がり距離をとる。

一方優作は、壁にぶっ飛ばされたが、平然と立ち上がった。


<優>「あー失敗したな、受けなきゃよかった」

そう言いながら肩を回したり、首をグルグルする優作をシルバーは見つめていた。


<優>「どうした?まさか、あの程度で、俺を倒せると思っていたのか?」


そんな中、シルバーは静かに構えて次の攻撃へ準備した


<優>「あーそうだった、おしゃべりは嫌いなんだっけ、しゃーない」

優作は指を曲げて挑発した。


<優>「来いや」


シルバーは凄まじい速度で優作へ向けて走り出す。

優作は少ししてから、壁に沿って走り出した。

シルバーはそれを追おうとしたが、止まる前に壁にぶつかってしまう可能性があったため、壁を蹴って進行方向を変える選択を取った。


<近>「おい、うそだろ、まてまてまて!」

近藤の思い虚しく、シルバーは壁(鏡)を強く蹴り、見事に進行方向を変えて優作を追ったのだった。

しかし、強く蹴った結果、鏡はバキバキに壊れてしまった。


<近>「あぁぁ…やっぱりか…」

そんな近藤のよそに、シルバー達の戦いは激化する。


壁を蹴って追ってくるシルバーを、優作は走りながら目視で確認した。

<優>(壁を蹴ってさらに加速したか、ならこれでいくか)


優作は急停止しながら振り返り、【雷霆】を槍のように扱い迎撃した。

その迎撃をシルバーは全て捌きながら、優作の懐に入り込んだ。


<近>(お!あれなら!)

見ていた近藤は、シルバーの攻撃が当たると思っていたが、だが優作は違った。

優作は即座に【雷霆】を切り離し、根元の方を持っていた、右手側で攻撃を防いだのだ。


<優>「残念~こいつ《雷霆》じゃなければ、当たってたかもな」


<シ>「……」

そしてその場でまた、激しい攻防戦に発展した。


またしても近藤に嫌な予感が走る

<近>(まってくれ、そこに肋木(ろくぼく)があるんだが…まさかな…)

その予感はまたまた的中してしまう。


攻防の末、優作が壁(肋木)に背をつける。

<優>「あ、やべぇ…」

そこへシルバーが刀を振り下ろした。

<優>「な~んてな」

そう言うと、右横へ飛んで難なく避けてみせた。

しかし避けたことによって、シルバーの攻撃は後ろの肋木に当たった。そして肋木は瓦割りみたいに、上から下まで綺麗に壊れたのだった。


<近>(あぁぁ…もうだめだ…おしまいだ…肋木もいかれた…)

近藤は片手で両目を覆いながら、天を見上げたのだった。



そんな戦いも終わりが近づいていた。

シルバーから離れた優作がそれを告げる。


<優>「な~その熱気、も~体の方が限界なんとちゃいます?」


<シ>「……」


優作が指摘したようにシルバーの体温は非常に高くなっており、動けていることが不思議なぐらいだった。


<優>「次の一撃で終わらせてやるよ」

そう言うと優作の目つきが鋭くなった。

【雷霆】を一刀の型に変形させると、背中で刀身を隠した上段の構えを取った。

それに合わせシルバーも正眼の構えを取った。


<優>「いくぞ!!」


<シ>「……」


優作が選んだ最後の一撃は、振り下ろしだった。

<優>「おぉぉぉ!!」


しかしそんな単純なものではない、【雷霆】の特徴を活かした一撃、そう、伸びる一撃であった。


<シ>「!!」



次の瞬間、【雷霆】は地面に落ち、優作は宙を舞っていた。


カウンターを決めたシルバーは、目つきが戻った。


<シ>「かっ…た…」


至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで2026年も読んでいただければ幸いです。

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