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トップになるのはラクじゃない  作者: ぎんろろ
29/65

#28 神VS獣 ~奥の手~

観戦していた近藤は、後にこの戦いをこう言った。


「松永君は常に冷静で、逆に亀瀧君は感情任せだったな、あの戦いを一言で言うなら【神VS獣】かな」と



2人の準備ができたのを確認した近藤は試合の合図を出すために、右手を挙げた。


<シルバー視点>

(いろんな感情が込み上げてくる…一番は怒りか…さぁー勝つぞ)


<優作視点>

(あれが何か分からない以上、迂闊に手を出せないな)


「いいかい2人共、これは殺し合いではないのだ、無理は禁物で頼むよ、では…試合…始めぇぇ!!」

その言葉と共に右手は振り下ろされた。



最初に動いたのはシルバーだった。即座に接近して無数の連撃を繰り出した。それはまさに近藤が言った【獣】のような荒々しいさだった。

対する優作は、シルバーの猛攻を全て冷静に捌き続けていた。


<シルバー視点>

(なんだろう、今日はやけに体が楽に感じるな、動きやすい)


<優作視点>

(まずいな、予想以上だ、攻撃に転じる隙がない)


2人の武器がぶつかり合う音は、広い体育館に響き渡った。

押されていた優作は、シルバーの攻撃を押し返し、後ろに飛んで距離を取って、【雷霆】を長棒の型へ変形させる。


<シルバー視点>

(おっと武器を変えたか、ここからがあいつの本気というわけか)



<優作視点>

(これは…あの手を使わざるを得ないな…最悪だ…)


今度は優作がシルバーに詰め寄って行った。【雷霆】を槍の様に扱い、シルバーの攻撃が届かない距離を保ちながら、攻撃を仕掛け続けた。先ほどとは打って変わって、シルバーが防戦一方となった。


(まずいなこれは、攻撃するのが厳しい…後ろに下がりながら攻撃を躱すしか…いや、ワンチャンにかけるか)

そう考えたシルバーは左からきた薙ぎ払いの攻撃を少し前に出て喰らった。

(ぐゔっ…だが!)

シルバーは即座に、左脇腹にぶつかった【雷霆】を掴んで刀を振るった。

(いける!一撃入れれる!)


それに対して優作は軽く舌打ちをした。

そして一言

「わりぃな」


優作に刀があたるその瞬間、シルバーに電撃が走った。

「ぐぅはぁ!」


シルバーは掴んでいた【雷霆】を放して膝をついた。


「電撃が出せるなんて…聞いてねぇよ…」


「敵が馬鹿正直に手の内を教えてくれると思うなよ」


膝をつくシルバーに優作は冷たく言い放った。

そしてシルバーの頭に【雷霆】を向けた。


「体が痺れ動けないだろ、お前の負けだ」


言い終わると近藤の方へ振り返って歩き始めた。

「近藤さん決着です、終わらせてください」


そういわれた近藤は試合を終わらせようとした。

「亀瀧君戦闘不能!よってこの戦い…まさか!」


その声で優作もシルバーの方を振り返った。

「フッだりぃな」

そう言った優作だったが、表情はどこか嬉しみを含んでいるようだった。



<シルバー視点>

(ちくしょう…立て…立つんだ…じゃないと…あいつと…一生モンの…わだ…かまりが…できちまうだろうが!)

少し目線を上げると、刀身に苦しんでいる自分の顔が映った。

(だめだよな…お前(紅玉)もそう思うだろう…)


(だよな…こんな(あるじ)はだせぇよな…)


そしてシルバーはゆっくりながらも立ち上がった。


「まだ…だ、まだ…終わりじゃーねぇぞ」


至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。

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